#13 マキ - Mr.ストイック
ショコラティエとして日々研鑽に励んでいるマキさん
高校卒業後は鉄工所、パチンコ屋で働いていたとのこと
そこから何がきっかけで職人の世界に導かれ
コンクールで受賞するまでになったのでしょうか
物事への取り組み方やマインドをたっぷりと語ってもらいました
前菜
ケンケン 00:15
さて、本日もやっていきましょうかね。
えっと、本日のゲストはですね、初めてリアルでの知り合いのゲスト。
ちょっといつもと感じが違うのかな。
若干緊張もしていますけど。
マキ 02:07
こんばんは、聞こえます?
ケンケン 02:10
お久しぶりですます。
ご無沙汰してます。
てな感じで、この前いつ、6月末とか?
マキ 03:09
6月っすね末ぐらい20何日かな。
ケンケン 03:15
そうで、気が付いたら色々話し込んでくるじゃないですか。
マキ 03:19
ああ、そうですね、そうですね、ありがとうございました。
ケンケン 03:21
とんでもないです。
それで、この企画が成立したわけですけど。
マキ 03:28
あ、そうですね、そうですね、そうですね。
ケンケン 03:29
まなので、え、あなたの人生を語りませんか。
というとこです。まあなんでしょうもう結構ね、 10回ぐらいこの企画はね、ありがたいことに成り立ってきて。
マキ 03:46
事前に聞きました。
ケンケン 03:50
そうです。いろんな方がこうままにいらっしゃって。
ここのstand.fmって、日本全国の こう色んなとこ住んでる人を引っ張り上げて、こう話してもらってるんですけど。
リアルで知り合いを呼んでやるっていうのは、今日初めて。
ショコラティエとして普段やっていること - コンクール・商品開発 -
ケンケン 08:21
住んでるところとか言えます?
マキ 08:24
もちろんもちろん。湯布院ですね。
えっと、ショコラテやってるっていう感じですね。
商品開発とか、普段のオペレーションを組んだりとか。
あとは、自分の個人のチャレンジとしては、コンクールとかですよね。あの、コンクールが九州とか、え、全国とかで あるんですけど、でそれに出るっていう感じですよね。
作ったのでも、今ね、ちょっとね、あのコンクールの準備中なんで、 コンクールに出すやつは、ちょっと載せれないんすよね。
あの、ネタバレしちゃうから、なるほど、だから、今ちょっと載せてない。あの、チョコレートは個人的に作って載せてないけど、ま、ずっと休みの日も普通にやってます。今もね、あの絵描いたりとかしてます。
って感じですね。
ケンケン 09:22
あ、でも確かにインスタになんか絵の具みたいなこう乗っけて?
マキ 09:29
色の練習をしてます。それは、なんか、絵がもともとそんなに得意じゃないんで、まいっかなと思って。
1回出た時はね、あの部門が色々あるんですよ。すごいおっきいチョコレ、僕、チョコレート専門なんで。
そのチョコレートのオブジェのオブジェだけとか、で、おっきいオブジェとおっきいってどのぐらいかな。えっと、おっきいって言ったら、1m。めっちゃでかい。
それは、えっと、1メーター半ぐらいの部門で、僕が出したのはすごいちっちゃいオブジェと、えっと、味審査。
ケンケン 10:09
なるほど、ちゃんと味も見るんですね
マキ 10:11
僕味が取りたかったんですよ、だから、それに出て、その時2年目は2位だったのかな。九州でって感じですね。
いや、でも辛かったですね、やっぱ辛いのは辛いですよ。
ケンケン 10:26
あれは当然、その普段の仕事とは別な時間で別ですよね?
マキ 10:34
基本的にはその会社の、えっと、例えば商品開発であるとかそういうものは、基本的には会社の意思に沿ったものをする。
で、そのクリエイティブなことを当然したいですよね。職人さんとか、クリエイターの人たちって、 なんで、そういうことをしたければ、コンクールっていう場所に舞台に立てばいいからっていう感じですね。もう、そこは完全に分かれてるっていう感じです。
まあ、でもうちの会社結構あのありがたいことに、そういうチャレンジとか応援してくれる方なんでありがたいですよね。ほんとね、なかなかそういうの 今厳しいから、あの時間外労働とかになっちゃったりすると、結構言われる会社も多いんで、そういう面ではもう場所お借りしてって感じです。
場所をそう用意してもらって、で、もちろんその電気代とかもただじゃないので、で。それもやっぱり 会社にその場所を借りしてやらしてもらってるって感じですね。やっぱりねあ、ありがたいですよね、ほんと。
マキ 12:23
コンクールとかって、全然仕事に関係ないことなんで。でも、そこで、その成果がある程度出た時って、やっぱり1人で評価されたいって思っちゃうから、でも、そことあんま関係ないじゃないですか。
実は それで売り上げにつながることってなくはないんですけど。そこは自分がしたかったことっていう、 ジャンルに持ってくまでは結構ね。そう、しっかり自分で理解しとかないという感じですよ。なんか、勘違いしちゃいますよね。
ケンケン 13:03
ま。それが売り上げにどれぐらいかかるかはちょっと全然わかんないです。
マキ 13:10
まあ、でもそのほら例えばですけど、会社でそういう人がいるんだよねってネタに使ってもらえるだけでもいいですよね。
あの逆にね。自分がやってきたことがそうやって人にある意味届くっていうのは、ありがたいかなって思ったりするけどね。
ショコラティエの道に至るまで
ケンケン 13:31
あの由布院に僕も何度か行ったことあるんですけど、すごくあのいいとこだなと思うんですけど、あそこにずっといるんですかね? 育った感じですか?あそこで。
マキ 13:43
あ、いや、全然僕はえっと、大分県の大分市内です。
マキ 13:48
仕事が由布院だったんで、由布院に住んでるって感じですけど、ああ、でも基本的には、えっと、チョコレートは1回やめて、違う仕事もしたことがあるんですよ。で、結局出戻りみたいなチョコレートに出戻ったって感じですね。
ずっとじゃないっすよ。
高校卒業後は鉄工所・パチンコ屋へ
最初とか僕あれですもんね。高校工業系で、 あの1番最初に就職したのは、鉄工所でしたもんね。
そうそうそうで、溶接習ってて、 で、そっからなぜかって感じですよね。
ま、色々したんですけど、ま、でもたまたま人との巡り合いがよくて、優しい人に会って、友達が勧めてくれたんですよね。
職人になった方がいいって言って。
あ で僕何も考えてなかったけど、まあ、人なんかその人なんか自分の中で信憑性があったんでしょうね。その人に対して、この人が言ってることって、きっと正しいよねってなんか直感的に思ってたと思うんですよ。
ケンケン 14:59
なんか、その人を信用してたみたいな感じですか。
マキ 15:03
そうですね、すごいなんか面倒を見てくれてたんで、あの、普段のプライベートのことで一緒に遊んでもらったりとか で、僕全然あのインテリアとかも知らなかったり、建物とかもそんな知らなかったですけど、その人がすごい教えてくれて
いろんなとこ連れてってくれたりと、僕よりだいぶ年上だったんで、詳しいから色々教えてもらってて
そうなんですよね。でも、その人も元々は僕、その時その人と知り合った時はあれだったんですよね。あの、パチンコ屋さんで働いてて、パチンコ屋のお客様だったんですよ。
で、あの、その当時はそこのパチンコでめちゃくちゃ人気があって、普通の日でも、何十人か150人とか並んでたんですよ。え、 朝の開店前にめっちゃ並んでるでしょ、びっくりしますよね。
そうそうそうで、その中の1人の人に、 なんかたまたま話しかけられたのは、でも、きっかけはね。多分時計だったと思うんですよ。僕時計好きで。
そのお前その時計が欲しいんだけど、ある時計欲しくなっちゃってっていう話を常連さんしててね、僕よくしゃ喋るの好きだった常連さんと で、それで、じゃあ、うちの家に時計の勉強こいとか言って、で、その時僕全然人の言うこと聞かなかったんすよ。
なんだけど、その時素直にあ、わかりましたとか速攻行って、なんかそういうのあるんでしょうね、人ってね、ああ、この人この人やみたいな、なんか直感的なもんってやっぱたまにあるじゃないですか。そんなもんやったろうなって思うんですけど
で、それで、普通になんか
ケンケン 16:36
ごめんなさい。その時って高校卒業して、鉄工所やめて?
マキ 16:47
ええ、てんでやめてね。えっと、次はね、あの、なんて言うんですか。
よくある工場の流れ作業やってたんすよね。でそれやめてで、何しよっかな。みたいな感じで、とりあえずパチンコ屋で働くかみたいな 感じでしたね。ほんと何も考えずに、とりあえず金欲しいみたいな。
そのぐらいだったんで、ちょ。とりあえず給料いいとこ行こうみたいな感じで、パチンコ屋さん選んでって感じ。
ケンケン 17:11
ここにその人がいたわけですね。
マキ 17:13
そう、たまたまあったんですよ。お客さんで、それでからで、結局その時計欲しいっていう話して、色々教えてくれて、 で、それから時計ほしいから2個バイトし始めたんですよ。
そのパチンコ屋と別に、1個かなだから、パチンコ屋で合計2個でお金貯めて、 その人に電話して、買いに連れてってくださいって言って、それから、その熊本に買いに行ったんですよ。その時計をね。
ケンケン 17:37
あ、熊本ってたんですね。
職人へのいざない
マキ 17:39
そうそう、熊本にあの、中古と新品を両方置いてる店があって、有名なお店があって、そこでいろんな話してくれても、職人になった方がいいって言ってくれたのかな。
で、じゃあ何しようかなって言って、で、その人元々料理人だったから、あ、料理したいっすね料理とかいいっすねとか言って、料理はやめた方がいいって言って
ケンケン 18:00
やめた方がいい?
マキ 18:01
そうそうそう、ハードル高いっていう話じゃ、何するってなったら多分ね、その当時ね、 あれなんだったっけな、なんか、その人が僕あまその時見なかったんですけど、その人がたまたまドラマ見たんだったっけ。滝沢くんっていう人あの、今ほら
ケンケン 18:17
ジャニーズ
マキ 18:19
滝沢さんが出てる多分ね。ストロベリーオンザショートケーキとかいう
あったんですよ。僕見てないんですけど、でそれ見てたらケーキ職にいいんじゃないかって話になって、 で、ケーキ職人を目指すことにしたんですが、 1番最初にその話聞いて、じゃあケーキになろうってなるじゃないですか。
もう何も考えてないんで、それケーキ食になろうと思って、ケーキ屋さんバイトからするって言って入ったんすけど
その募集見つけて入ったんだけど、最初の経験1か月やめたのか、 速攻やめちゃって。まあ、1ヶ月で辞めちゃったら、次探さないといけないでしょ。
で、だから、その次を探して、次のケーキ屋さんにまた就職じゃないけど、バイトから入るって言って入ったんですよ。したら、それがそれではなくて、3日で辞めたのかなあ。
ほんとそんな感じでしたわで、全然続かなくてで、しばらくしようかなって感じで。で、それで、その次はチョコレートに行ったんですかね。
結局 は、そう、その次があ、もうって思って、それもチョコレートもなんかチョコレートがめちゃくちゃ好きで、やりたいとかではなかったんすよ。
なんかたまたまテレビで。、今でもすごい有名なベルギーのショコラティエの人がいてで、その人がテレビに出てたんですよ。その時、ちょっとチョコレートが入り始めたぐらいで、 で、その人が作ってる姿。
あ、これかっこいいなみたいな感じで、じゃあ、ちょっとチョコレート探すかみたいな。ハローワーク行ったら、ちょうどあったんで。チョコレートやろみたいな、ほんとそんな感じですよね。
ほんとそうなんです。だから、きっかけとか、そんな、なんか皆さんほど立派なことじゃない。
ショコラティエのキッカケはテレビから
マキ 20:16
あの、あれですね、あの、なんて言ったらいいですかね、1回やめて、 あれだったかな。もう1回戻ってきてからの方が結構フルスロットルでやってますね。色々、今の方がどちらかといえば っていう感じ。
ケンケン 20:34
そのベルギーのショコラティーの人がテレビに出てて、これだってなって、ショコラティエ になったショコラティなるって、いきなりなれるもんじゃないです?
マキ 20:46
いや、意外とね、その見習いだから普通に入れますよ。だから、なんかその例えなんですけど、今日でも次のなんかいろんな あのほら、たまたまきいラジオ。
このラジオを聞かれる方もいるかもしれないじゃないですか。お菓子職人さんになりたいとか人が。
でも、その人たちがそのどうしても入りたいお店があって、ここに入りたい で、ここに入るためには、絶対学校行かないとっていうハードルがあるなら、行った方がいいけど、基本行かなくても行けますね。
あの、その募集してるとこに行けば大体入れてくれるんでええ。
だから、その結構いろんな分野でいらっしゃいませんか。その奨学金を払うために働いてるみたいな人。
あ、それすごいネックなんですよ。後輩にもいて、やっぱすごいみ辛いみたいで、それがだからそれだったら僕みたいに僕全然あの専門学校行ったことないので
それから努力すれば全然いけると思いますが、ほんとその方がいいと思う。
ケンケン 21:43
そうなんですね。
僕もなんかそういうちょっと学校経由しないと、ないルートかなと思って。
マキ 21:50
あ、全然ですよ。でも、しかも学校で習ったとえ、多分 その、免許証取るのがメインじゃないですか。多分そうなんですよ、僕行ったことないんでわかんないですけど、で、優秀な先生がいるとかも。もちろんいるし、勉強にはなるんだけど。基本的にはもう 仕事になったら、その
自分の分とか。例えば学校のグループみたいなの作って、実習する時に、そのグループで4人ですよね。多分ね、おそらくね。生徒の数からして、 その4人分作るのと、お客様の分作るのと、全然量が違うから、でも、それなら1発で お店入った方が早いですよ。
多分、全然全然違う、本当に参考にならないことが多すぎるという感じですかね。
だから、絶対そのまんま就職した方がいいかなと思すけど、目指す人は。
あの自分の行きたいお店がそういうハードルがない限り、はね。
やっぱあるとこあるんで、絶対その何つーすか。中途しか雇わないとことかもあるんで、経験が何年以上ある人とか。
じゃない限りは、やっぱりもう自分で行こうと思うんだったら、もうそのまま飛び込んだ方がいいっすよ。
僕がそのコンクールに出た時に、九州で2位だった時に優勝した人 にすぐ声かけに行ったんですよ。
で、その時にいろんな話を聞かしてもらって、その人は高校生の頃から、バイトし始めて、そのまま就職したって言ってましたもんねえ。
そうそう、そういう人で。で、その別に専門学校行ってないけど、全然僕負けましたし。
やっぱすごいうまいっすからね。そのその分でも普通に考えたら、当たり前って当たり前なんですね。そんだけ費やした時間が違うから、 勉強じゃなくても実践してますからね。高校卒業して、やっぱ全然経験値変わってきますよね。
ほんとそっちの方がいいかなっていう気はします。おすすめかな。
2年やって辞めて…
ケンケン 24:12
見習いになりました。 そこで、何年ぐらいだったんですか?
マキ 24:25
え、でもそれも2年ぐらいだったかなあ、でも、2年ぐらい。
ケンケン 24:28
今までのあれに比べたら結構続いたんですね。
マキ 24:30
結構長い、結構長い. でも、なんかその時に直感的に思ったのはあれですね。もうだから、 えっと、えっと、全く一緒のとこに戻ってきたんすけど、 2年ぐらいやったら、案外もう学ぶことなくなったなって感じでしたね。
それから発展させようっていう考えはなかったです。まだ若かったんで、その22とか3とかぐらいだったと思いますね。 って感じだったから、一旦やめたって感じですよね。
なんか案外向いてたんでしょうね、今思えばそうやって思うってことは、 だからやめたって感じなんすけどね、ほんとにもうすごい。なんか単純な話ですけど、ほんとになるほどですね。
ケンケン 25:19
それで、別な職業にまた?
マキ 25:25
辞めて、だからやったことある仕事とかやってたんすよ。
やったか、そうだね、 いろいろやってました。パチンコ屋さんも働いたし、パチンコ屋さんも僕慣れてたんで、結構長いことやってましたね。
パチンコ屋さんの直で雇ってもらったり、あと派遣で行ったりとか、派遣の時はなんか 僕なんか仕事あんまサボんなかったんですよ。
なんでなんかあれだったんですよ、結構気に入ってもらえて、あの時給めっちゃ高かったんすよ。
だから、結構普通に食えてたから、それやってましたね、ほんとね、 ていう感じで色々やって 何してたから、あとは、半年ぐらいかな。あの、うちばあちゃんがなくなっちゃったんすけど。
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