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【世界のひきこもり①】フィリピンの引きこもりCJの物語「NHKにようこそ!を見た。日本の引きこもりは恵まれてる!」

みなさん、こんにちは、元10年ニートです。
名前の通り、僕は10年間ニートでした。

今回は『世界の引きこもり事情』について話そうと思います。

みなさん、外国の引きこもりって一体どんな人なのか?興味ありませんか?言語も文化も違う彼らの引きこもり方って、日本人とは違うんでしょうか?
それとも逆に、驚くほど似ているのか。今回はそれを明らかにしたいと思います。

はい、と、その前に、みなさんは、こんなことを思いませんでしたか?
そもそも海外に「引きこもりがいるのか??」と。
あちらでは普通に、ニートとか無職と呼ぶのであって、『引きこもり』とは呼ばないだろうと。
いや全然呼ばれてます。
ご存知の方もいると思いますが、引きこもりという日本語は、今や英語になってます。Hikikomoriです。こんなに発音しにくい言葉を、英語に採用するぐらいですから、他に言いようがない概念を表しているということです。

つまり何が言いたいかというと、引きこもりは、今やワールドスタンダードな現象ということです。
実際、ヨーロッパやアフリカ、そしてイスラム圏にもいます。
これまで彼らは、ニートや無職などの言葉で、曖昧に認識されていたんですが、その実態は『ザ・引きこもり』でした。日本語によって彼らが浮かび上がったんですね。

実際、そんな彼らは、揃いも揃って、こんなことを言います。
「僕のように自宅にこもってる、ダメな人間は世界に1人しかいないと思っていた。でも他にもたくさんいたんだね。引きこもりという言葉に救われたよ」と。

はい、というわけで、僕がなんでこんなことを色々知っているかというと、それはこの本を読んだからです。

その本の名前は、ズバリ『世界のひきこもり』です。
今動画シリーズでは、はい、全3回の動画シリーズにする予定なんですが、
この本を参考に、世界各国の引きこもり事情について話していきます。
はい、で今日は、その第一回目、フィリピンの引きこもりCJのケースを紹介します。
で、次回はフランスの引きこもりテルリエンヌ、その次はアルゼンチンのマルコを紹介予定です。
厳選して3人ですね。本書には他にもカメルーンの引きこもりや北朝鮮の引きこもりも、出てくるんですが、この3名が、僕には最も印象的でした。

はい、で、この動画シリーズの概略を先に言っておきます。
この、「世界のひきこもり」シリーズを見れば、
言語も文化も、貧富も違う彼らを通して、『引きこもりとは何か?』が見えてくると思います。
そして何より、外国の彼らを通して、『日本の引きこもり』が逆反射的に見えてきます。
彼らの目が映し出す、日本の引きこもり像とは如何に?ってことです。

ではここで、まずこの本の著者を簡単に紹介しておきます。
著者は「ぼそっと池井多さん」。正直僕は、このペンネームを見た時、期待値が大きく下がって、キワモノ本だろうと思いましたね。しかし実際に読み始めてみると、僕がこれまでに読んだ引きこもり本の中では1、2位の面白さでした。
おそらく、この本動画シリーズをみたら、紹介されていない引きこもりのことも知りたいと思う人が出てくるはずです。はい、それくらいこの本は面白いです。
で、この著者、現在引きこもりです。断続的に35年引きこもってます。
ガチすぎますね。僕の10年というニート経歴が、可愛く見えるという。
10年は、社会で、ドン引きされる年数なんですけどね。


では早速、今回のサムネにある通り、「日本の引きこもりは恵まれてる!」と叫んだ、フィリピンのCJの話に入っていきます。

はい、今『え、フィリピンに引きこもりがいるの??』って、思った方いませんか?いると思います。
なんといっても、世間の認識では、引きこもりというのは先進国、つまり豊かな国に、特有の現象と見られてます。
テレビとかの、文化人によると、引きこもりというのは、『行き過ぎた資本主義のあだ花』とか言われてますからね。
はい、しかし実態は、冒頭言ったように、どこの国にもいます。豊かだろうが、貧しかろうが関係ありません。

しかし、当然ここで、こんな反論が出てくるでしょう。実は僕もそう思ったんですが、
『うん、確かにフィリピンは、いわゆる先進国ではないですよね、しかし、富裕層はいくらでもいるでしょ?と。
その家庭にCJは生まれたんだろ?と。

はい、違います。意外にも、CJはどちらかというと貧困層の人間です。フィリピンの都市部、ではなく片田舎に住んでます。
はい、ではまずここで、CJの簡単なプロフィールを言っておきます。
彼は引きこもって10年になるアラサー男性です。
学生時代にいじめを経験し、大学は出たけど、就活につまづいてしまい、
引きこもりになりました。はい、なんとも身近なエピソードというか、これ、日本人の引きこもりそのままではないでしょうか?

はい、ではここで今回の目次です。
フィリピンの引きこもりCJの物語。
①外交的な人が多いフィリピンで引きこもるのは大変
②『N.H.Kにようこそ!』を見たとき思った。日本の引きこもりはなんて恵まれているんだ!
③C J の電撃的な社会復帰。思ってたのと全然違う世界、そして人々

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