リフォーム。
玉屋えゐちにはリピーターのお客様が多い。玉屋通のお客様の最大の特徴は『新作が気に入ったら即ゲット』。本当に新作のご案内には瞬時に反応してくださる。
そしてもう1つの特徴は『長いご愛用』。長くご愛用いただく中で、コードが切れたり石が外れたりするとサイトの問い合わせフォームから「直していただけますか?」とご依頼くださる。
実は玉屋えゐちでは過去作の『修理』をお受けしていない。それは私の技術やデザインが日々変化していて、常に『今が最高』になるように製作しているので、過去に製作した時よりも今の技術や素材を使用した方がより良くなる場合の方が多い為に、「お求めいただいた当時と全く同じ条件では創り直せない」から。
だから玉屋ではこうしてご愛用いただいて年月を経た過去作については『リフォーム』としてお受けして『今の技術と素材で、これまでご愛用頂いていた玉屋物を新たに創る』というご提案をしている。
今回もそんな1つを手掛けさせていただいた。
レインボーフローライトとシルバーフラッシュクリスタルのブレスレット。
1年〜2年に1度リフォームさせて頂いて、もう最初にお求めいただいた時よりも費用をかけてご愛用頂いているブレスレット。ハードな毎日にご愛用を続けてくださっていることが想像できるこのブレスレットのリフォームは、経年による状態を拝見できる有難い機会でもあり。メインのフローライトはモース硬度4ということもあり表面の傷によって特徴的な縞目がもう見られない。
今回はこのフローライトを同じクオリティのフローライトに交換することをご提案しご了承いただいた。
今回はメインをこの石に置き換えてリフォーム。全て編み直すのでこの機会にパーツを全てお手入れ。
SILVER925のビーズボールは磨いて。
デザインとワックスコードは、今の玉屋物に準じて。
曇ってしまったフローライトはそれでも長く長くご愛用頂いたからこそ。
最近フローライトを手磨きする技術を得ていたのでどこまで復活できるかダメ元でチャレンジ。
少しずつ削れたフローライトは真円ではないけれど輝きはかなり復活。長年のご愛用への感謝と共に。
革のパーツと合わせてバッグチャームにもなるキーリングに、ホワイトオパール・ケープアメジストと連ねて。相棒のフローライトを違う形で。
どうかこれからも末永く。
サポートいただけましたら玉屋物の素材の購入など作家活動に使わせていただきます。 玉屋えゐち http://ewichi.ocnk.net/