紙好き文具好き。

紙が好きだし文房具が好きだ。布も紐も糸も大好きで、布博や紙博、クラフトフェアなどで素材を販売しているところに行くとウウウウッ…となって『持病』の紙だの布だの紐だの糸だのが発病してしまう。

だから玉屋えゐちを始めた時に嬉しかったのは「ラッピング素材」や「製作素材」としてこうした品々を手に入れる口実ができたことだったりする。

「素材」はやっぱり使ってこそなので使わずにとっておきたいとか眺めてまた仕舞ってということはなくてガンガン使ってしまいたい派だ。

だから作業として手が掛かって時間がとられることとされがちな梱包作業も大好き。これほど思う存分集めた気に入ったものを使いまくれる機会が他にあろうか。通販アクセサリー屋をやって良かった！とココロから思えるこの瞬間。

そしてお求めいただいた玉屋物と初めて対面するその瞬間のお客様のことを想像してラッピングする。「封を開けるときはここからかな、じゃあこっち向きのこんな感じのが『わぁ！』ってなってくださるかな」とか「『やっぱり実物のが断然いい！』って思っていただけるといいな」などと思いながらラッピングする。

玉屋のラッピングはいたってシンプルで特別な装飾は一切ないし、玉屋物を固定する台紙に至っては玉屋物に合わせた汎用性のあるサイズで、自分でロゴを印刷した少し厚めの紙というだけ。

それでもお届けしたお客様から「ラッピングがステキでまだもったいなくて台紙から外せないでいます。」などといっていただけたりする。

お代をいただいて発送しているといえばそれまでだけれど、いつも玉屋えゐちからの『贈り物』と思って時間や手間が掛かっても一つ一つ、これも玉屋物を創る大事な延長線上の製作と思って。

いつも楽しみにお待ちいただいて、本当にありがとうございます。