新潟に来て1ヶ月が経ちました
本日で新潟県の長岡市に引っ越してきて4週間が経過しました。
3月から新潟アルビレックスBC(以下:アルビ)に所属し、新生活が始まりました。
過去2年間の四国アイランドリーグでの生活も踏まえた上で、この4週間の感想を書いていきたいと思います。
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まず個人的なお話から。
12〜2月のオフシーズンは、地元の札幌と、アルバイトで行った石垣島がトレーニング拠点でした。
この冬は、課題としていたフォームの見直しに重点を置き取り組んできました。
ウエイトトレーニングでは、重さを求めることや身体を大きくするという考えからは脱却し、動作の爆発力や正確さを高めるための種目を積極的に導入しました。
こうして作った下地のおかげで、現在身体の状態は良く、「だるい・体が重い・調子が悪い」といった日はほぼ0の状況で過ごせています。
フォームに関しては、まだまだ試行錯誤が続いています。
しかしオフシーズンにいただいた様々な人たちのアドバイスに加え、アルビのチームメイトや監督さんからの声も合わせることができているので、少しずつ「ガチッとハマる」感覚で投げられる割合も増えてきました。
具体的なアプローチとしては、
軸足の使い方、右腕の使い方、リリースのアームアングル
の3点が現状探っている部分です。
キャッチボールでこうした部分を確かめつつ、試合では段階を踏みながら次第に打者との勝負に集中できるようになってきました。
過去の経験だと試合で結果が出ない時は大抵、試合中にも関わらず自分のフォームにフォーカスしてしまい、打者や走者のことを全力で考えられなくなってしまっています。
フォームを固めることは永遠の課題となりそうですが、
それは練習で考えることであり、試合では意識を自分の中ではなく外に向けることを心がけていきます。
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次にアルビのチームメイトについて。
フォームの部分で少し触れましたが、チームメイトや監督さんが積極的にアドバイスをしてくれる素晴らしい環境です。
主に投手陣の話になりますが、みんなトレーニングやピッチングに対する意識が非常に高く、投げているボールも惚れ惚れする選手ばかりです。
一人一人に武器や魅力があり、毎日とても勉強になっています。
年齢や経歴にとらわれず、気づいたことを言い合える環境にいられるのはとても幸せなことだと思っています。
清水章夫監督は現役時代、左・変則・リリーフという点で自分が学ぶべき部分がたくさんあるので、これからもっともっと考えを伝え、吸収できるものは全て取り入れていきたいと思います。
自分の真面目な話も、しょうもない話も、上手く会話のキャッチボールしてくれる優しいチームメイトのおかげで充実した毎日を送れているので、本当に感謝しています。
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最後にチームについてです。
まずは「アルビレックス」という名前が持つブランド力にすごく驚いています。
市役所や銀行の手続き等で勤務先を書くと、ものすごく応援してくれますし、
もちろんサッカーの「アルビレックス新潟」やバスケの「新潟アルビレックスBB」の持つ影響も大きいですが、地域にとてもアルビレックスという名前が根づいている印象を受けました。
新潟日報さんをはじめとしたメディアの方々も自分たちのことを大きく取り上げてくれることは非常に嬉しく思います。
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四国アイランドリーグとの比較を書くことで、不快な思いをしてしまう方もいるかもしれませんが、最も差を感じた部分があるので書かせてください。
それは地域の方々と過ごす時間です。
四国アイランドリーグ・BCリーグともに、独立リーグの存在意義の一つとして地域密着があります。
そのために、リーグやチームは地域貢献のイベントを企画してくださり、選手と地域の方々を結びつけてくれます。
四国では、この時期は毎週のように野球教室や地域のイベントへ出向いて啓蒙活動を行なっていました。
そこでは地域の子どもたちと触れ合うことができ、自分たちのことを知らなかった人たちにも、チームや個人を知ってもらう一つのきっかけとなっていたと思います。
それが直接的な観客の増加に繋がっていたかは正直分かりません。
ですが、選手である自分たちにも「地域に支えられている」、「もっとチームを知ってもらいたい」という気持ちを持つことができましたし、
「地域の皆様のおかげで野球ができている」という自覚を持つ時間にもなりました。
BCリーグ、とりわけアルビは良くも悪くも県内の知名度は高い方だと思います。
極端な言い方をすれば、選手は野球だけやっていてもチームのことを知ってもらえていますし、お客さんもある程度来てくれるかもしれません。
ですがこのことが、選手個人個人の地域貢献に対する意識を希薄にさせてしまう可能性はあります。
現状なかなか地域の方々と直接触れ合う機会がないため、少しもどかしい思いはあります。
現在は球団スタッフの方が中心となり、野球塾として地域の子どもたちと関わってくださっていますが、そうした機会をもっと選手にも提供いただければと、私個人としては思っているところです。
まだ機会は多くありませんが、今後こうした地域との関わりを持つ場面というものは多かれ少なかれあると思います。
その際には、四国の時に抱いたような気持ちで皆様と関わっていきたいと考えています。特に子どもは大好きなので。
また、選手と地域の方々を結びつける一つのツールがSNSだと思っています。
直接関われることがベストですが、現実的に難しいです。そのためにも今のご時世、やはりスポーツ選手がSNSを使わない手はないと自分は考えているので、これからも発信を続けつつ、色んな人を巻き込んでいきたいと思っています。
全力で自分たちが野球をするために毎日支えてくれる方々がいるのは本当にありがたいことです。
球団スタッフ、スポンサーの方々、サポーターの方々への感謝の気持ちは常に持ち続けたいです。
独立リーグ日本一という形で恩返しできればと思います。皆さんで優勝を分かち合えるように日々努力していきます。
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1週間後の 4/6 シーズン開幕です。
新潟市のエコスタで、13時プレイボール。
福島レッドホープスとの対戦です。
森本稀哲さんがゲストで来るらしいです。
ぜひ球場へ足を運んでください!
2019.3.30
#新潟アルビレックスBC
#14 三木田龍元
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