【使ってみた!祖父母宅編....】誰でもできるわが家の耐震診断,一般財団法人 日本建築防災協会(国土交通大臣指定 耐震改修支援センター)
はじめに(前回のつづき)
さて,前回の記事にて,日本建築防災協会のサービス「誰でもできるわが家の耐震診断」を使って,自宅の耐震性をチェックしました.10点満点中9点と比較的安全そうなので,安心しました.防災士になったからには,自分の次は親族の安全を考えたいと思います.そこで,一番危険そうな親族宅が祖父母宅です.今回は,祖父母宅の耐震性を「誰でもできるわが家の耐震診断」で調べてみたいと思います.
ここに前回記事を載せる!
祖父母宅の特徴
まず、祖父母宅は,南海トラフ沖地震で震度7が想定される地域にあります.築70年以上なのは確かな木造2階建です。
日本の防災対策向上のきっかけの一つになった伊勢湾台風(1959)を経験した住宅ですね!この時、結構雨漏りしたとか。歴史ある家ですが、古くて耐震性は低そうです。
実際に診断してみました....
前回と同様に,以下の10個の質問に答えました.
建てたのはいつ頃ですか?
いままでに大きな災害に見舞われたことがありますか?
増築について
傷み具合や補修・改修について
建物の平面はどのような形ですか?
大きな吹き抜けがありますか?
1階と2階の壁面が一致しますか?
壁の配置はバランスが取れていますか?(1階の外壁に着目します.)
屋根藁材と壁の多さは?
どのような基礎ですか?
祖父母宅の診断結果は….3/10点.「心配ですので,早めに専門家に診てもらいましょう」とアドバイスがありました.実は,すでに専門家に診てもらっており,耐震性が低いことは分かっていました.補強工事には500-600万円程度要すると見積りされています.行政からの補助は100万円程度.なんとも悩ましいところです.
今回はこれで終わりです.皆さんのご自宅はいかがですか?
以下,具体的な結果です.