逗子海岸から津波避難場所へ!①
神奈川県逗子市は,海水浴やヨット,サーフィンなど水辺がにぎわっています.さらに東日本大震災(3.11)を契機に津波防災も精力的に進められています.今回は,逗子海岸から避難場所まで散策してきました.
目次
①想定される地震と津波
②逗子市の標高データと避難場所
③いざ!逗子海岸から津波避難ビルへ(逗子開成学園):次回以降
④いざ!逗子海岸から津波避難場所へ(披露山公園):次回以降
引用(一部加工)
・逗子市HP(2021/1/9)
https://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/bousai/tsunami.html
・国土地理院HP,基盤地図情報データ(2021/1/9)
https://www.gsi.go.jp/
想定される地震と津波
相模トラフ沿いの細田クラスの地震など5つの地震による浸水域と深水深が最大となるようにハザードマップは作成されています.
逗子地区では地震発生から約10分で最大波高10m程度の津波が到達する可能性があり,揺れがおさまったら直ちに避難しないといけません.
↑逗子地区の津波ハザードマップ.逗子海岸では10m前後,市街地でも4m前後の浸水深と想定している.
↑深水深と人や家屋の関係.数十cmの浸水深でも人は動きづらくなるといわれている.
駅からのアクセスも良く,マリンスポーツショップも複数ある海岸西側(図の左側)方面に多くの人が集まります.最も近い津波避難ビルは,3階建ての逗子開成学園ですが,平日は1000人以上もの学生と職員に加えて,近隣の住民もあるマルト予想されます.海岸にいる人は,より高い披露山公園(図の左端)に駆け上がることが望ましいでしょう.
↑逗子海岸方面から見た逗子開成学園.
逗子市の標高データと主要施設
下の図は,国土地理院から引用した逗子地区の標高データに主要施設を重ねたものです.逗子海岸西側の津波避難場所(披露山公園)に到達するためには,急こう配の坂を駆け上がらないといけません.
次回以降
それでは,各ルートで津波避難場所まで走って...歩いていきましょう.
今後の掲載予定記事
ルート①~⑤を体験しましょう.