変態or職業病

首都圏は猛暑が続いていますね。先日、ついカフェで涼みながらアイスコーヒーを飲みました。仕事で河川の流れを分析する私は、つい、ミルクとコーヒーが混ざる様子を見て、ミルクがどう流れるか妄想してしまいます。これはもう変態ですね。職業病と言って誤魔化せるでしょうか?

仕事で河川の流れや土砂移動を扱っている私にとっては、これは絶妙な妄想材料です。重いミルクの液滴が、軽いコーヒーの中を沈んでいきます。ミルク液滴はネバネバなので、沈んでいく際に、周囲のコーヒーを巻き込みます。これによって綺麗な渦巻🌀が見えることも!

このように複数の物質が存在する流れを混相流と言います。今回は、コーヒーとミルクの二つとも液体(液相)なので、液液二相流の枠組みになります。河川においては、川から流れてくる洪水と海から運ばれる塩水が混ざる河口部の状況が有名でしょうか。また大量の土砂を巻き込んだ土砂流が普通の河川水に流入する場も液液二相流とみなす考え方もあります。

この他にも、川底の土砂(比較的大きい)と洪水流の組み合わせからなる固液二相流が一般的でしょうか。また、風浪の激しい時には、空気の流れ(風)が水面と相互干渉しながら運動しています(気液二相流)。

日々の生活で見える流体現象を妄想する変態でした。

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