土木屋が雨の日に見るwebサイト(更新1)
更新情報
初稿:2024年3月26日
更新:2024年5月1日
はじめに
全国的に,すっかり春模様ですね.乾燥した冬から、雨の続く季節になります.やっぱり,雨の予報や川の氾濫などが気になりますよね.ということで,ペーペー土木屋の私が雨の日に見ているwebサイトを紹介します.
仕事中には,複数あるパソコンモニターの内の1つを使って,下の4つのサイトを常に表示しています.ここでは,日本気象協会と川の防災情報の土砂キキクル(気象庁,追加24/5/1),のwebページついて紹介します.
日本気象協会
川の防災情報(国土交通省)
仕事で関わる河川を管理する事務所,流域の市町村のHP
土砂キキクル(気象庁,追加24/5/1)
日本気象協会
まずは,今いるところやこれから向かう場所で雨が降るかどうか気になりますよね.雨の予報を公開しているサイトはたくさんありますが,webページを操作しやすい日本気象協会のサイトをよく見ています(スマホだとyahooの天気アプリを多様).このサイトでは,雨雲レーダーや地震情報等等,気象と私たちの日常生活にかかわる様々な情報が公開されています.
雨雲レーダーのページに進むと(左上のタブをクリック),過去1日分,直近・直後の2時間分,15時間後までの雨雲情報を見ることが出来ます.
画面下の青色のタブ「現在地周辺の雨雲レーダー」をクリックすると下の画面に進みます.この画面ではマウスのホイール開店するだけで地図を拡大・縮小できるので,操作性が良いです.皆さんも帰宅時などの雨雲の様子をぜひ見てください.
川の防災情報(国土交通省)
雨の次は,具体的な川の情報ですね.川の防災情報では,河川で観測されている水位(水の高さ)や流量(流れている水の量),堤防の高さ,カメラで撮影された写真,水害のリスク状況やその予報,ハザードマップなど様々な情報を見ることが出来ます.
昔はもっと公開情報が少なかったのですが,水害が頻発する昨今,様々な情報が観測され,webで公開されています.ちょっと多すぎかもしれません.その中でも私が良く見るページは,最初の「地図から探す」というページです.
「地図から探す」に進むと下のような画面に進みます.見たい地域を拡大していきます.
今は関東に住んでいるので,多摩川の河口を見てみます.カメラのマークと水位のマーク(三角形に棒三本)が表示されます.これらにマウスを近づけると...
このような画面になります.カメラの情報や観測情報(ここでは水位)を見ることが出来ます.これらをクリックすると...
カメラをクリックすると,下のような画面が表示されます.地域の様子が分かります.現在の状況と普段(平常時)の写真が公開されているので,大雨が降った時の近所の様子を比較してみるのもいいですね.
また,観測水位をクリックすると,下のような画面が表示されます.川の水面の高さの変化を見ることが出来ます.水位が上がると,堤防の高さとの関係等も表示されます.
河川横断図を表示すると,堤防の高さと現在の川の水面の高さを比較することが出来ます.
みなさんも,雨が降っているときに川の防災情報を見てみてはいかがでしょうか.国土交通省のサーバーがダウンしないことを祈ります...川の防災情報も有名になっており,2019年の台風19号の時には,多くの人が閲覧したようで,webサイトにアクセスできなかったり,ページが更新されなかったりしました.現在では,この時よりもサーバーを強化しているそうなので,全国からアクセスしても大丈夫でしょう...
土砂キキクル(気象庁,追加24/5/1)
雨の時は,河川だけでなく,土砂災害も気を付けないといけないですね.そんな時に参考になるのが気象庁のキキクル(危険度分布)です.大雨が降ったり,降雨が長期間継続する時に土砂災害の危険度が可視化されています.万能かどうかは分かりませんが,参考になると思います.雨の日には,ぜひ,住んでいる地域の情報を見てください.
サイトに進むと,全国の地図が表示されるので,拡大等して好きなところを見てください.
紫や黒色で表示されている地域は危険な状況であることが分かります.
なお,気象庁のサイトは,土砂災害系だけでなく,水害や火山関係などなど様々な情報を見ることが出来ます.
おわりに
今回はここでおわり.皆さんも,お時間のある時にwebサイトを覗いてください.今後は,関連するスマホアプリを紹介できれば....