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◇EwaYuri食堂◇ アメリカの味"Country Fried Steak"
毎日の献立、考えるのってなかなか頭を使いますよねー。家族からリクエストがあると本当に助かるけど、大抵は
『何でもいいよ』
とか、
『ママが作りやすい物でいいよ』
とか言われます。
食べたい物言ってくれればすっごーーーく助かるんだけど、なんか変な気を使ってくれる(笑)
私は買い出しの時に大体1週間分の食料品を買います。
お買い得な物を中心に、なんだか心を惹かれる食材とかを見て
"これ買ったら○○が出来て、余りで□□が出来そう"
みたいな感じで買い物してます。
アメリカって、日本の様に毎日は買い物に行かないので、買い物する時に"今週の大まかな献立計画"が描かれてないと、後々自分に降りかかって大変な思いしますので、結構この買い出しは勝負。
最近は娘が相棒で買い出しに一緒に来てくれて、更に運転までしてくれますので、お母さんはちょっと楽にはなって来ました。更に食材見て、これ食べたいとか言ってくれたりするので、献立もちょっと立てやすい。
先日、肉売場で娘がコレ↓を見て、言いました。
"Country Fried Steakタベターイ!"
Country Fried Steak(カントリーフライドステーキ)は、アメリカではお馴染みの料理。叩いて薄く伸ばしたステーキに衣をつけて揚げて、ホワイトグレイビーをかけた物。
この"Cube Steak"という部位を使います。
うちのマトさんの話によると、このCube Steak、そのまま食べるには食感がかなり固いので、叩いて繊維を壊して食べやすい様に処理して売ってるそうです。写真↑みても分かると思いますが、そんな理由で切れ目がいっぱい入ってるんです。なので、お値段も他の部位より割安。結構大きなステーキ2枚でこのお値段。
このままでも食べられない事はないんですけど、火を通すと縮むのも考慮して、更に叩いて薄くします。Parchment Paperと呼ばれる日本で言うクッキングシートに挟んで、麺棒でガンガン叩いて伸ばしました。
ここで下味をつけます。塩、コショウでも良いんですけど、アメリカって色んなシーズニングがスーパーにズラーッと並んでいて、我が家にも色んなシーズニングあるんですけど、コレ↓が美味しくてリピートしてます。
Lawry's のステーキシーズニング。ビーフ、チキン、ポーク、魚にも、フライドポテトにかけても美味しい。
薄く伸びたcube steakにさっとシーズニングを振りかけておきます。
本来なら"バターミルク"という、バターを作る過程でできるミルクにここで肉を漬けます。バターミルクが肉の臭みを取ったり、衣を着ける時に粉が絡みやすくしてくれたりするんですが、我が家、バターミルクを買いません。1パックが大きいので、これだけの為に買って、使いきれないともったいなくて。バターミルクはパンケーキや、サラダドレッシングを作るのにも使えるので、買ってみようとは思いつつ、いつも買わずに帰って来ちゃうんすよね。。
そのバターミルクの代わりですが、多分ヨーグルトとかが使えるのではないかと思います。バターミルクはとろっとした感じの液体なので、ヨーグルトだけだとちょっと濃いかもしれないですけど、牛乳足したりするとバターミルクっぽくなると思います。
我が家、ヨーグルトもないので、サワークリームと牛乳を合わせてみました。
ちなみにヨーグルトもないし、サワークリームもないよーって方は牛乳だけでも、なんならお酒絡めて臭み取っただけでもいいと思います。家庭料理なのでその辺は臨機応変に、あるもので間に合わせていっちゃいましょう!
全体に絡めて、10分ぐらい置いて
ここに小麦粉を絡めて行きます。
そして油で揚げる。180ー190℃位。
衣が剥がれやすいので、余りさわらない方がいいです。
お肉は薄いので、割りとすぐに火が通ります。こんがりと色が付けばOK。
ソースはホワイトグレイビー。
鍋にバター20gを入れて溶かして、大さじ2の小麦粉を入れて炒めます。小麦粉に火が通ったら、牛乳250mlを少しずつ入れて、伸ばします。一気にいれるとダマになるので注意。
牛乳を全部入れたら、粉末チキンスープを小さじ半分位入れて混ぜます。コンソメ、鶏ガラスープの素なんかも使えると思います。
仕上げはたっぷりのブラックペッパー。小さじ1くらい、またはお好みで増減しても大丈夫です。やや多めのが美味しいです。
必要であれば塩で調整して、出来上がり。
(↑4人分の材料です)
付け合わせはアスパラガス。
フライパンにお湯を沸かして塩を入れて、アスパラガスを茹でます。
アスパラガスに火が通ったら、お湯を切ります。
アスパラガスにオリーブオイルをサーっと絡めそのままフライパンで炒めます。
私はこのクレイジーソルトで味付けしました。なければ塩、コショウで大丈夫。
ガーリックパウダーを少し入れて混ぜて、
お皿に盛ります。仕上げにパルメザンチーズをかけて、
出来上がり。
我が家、いつもワンプレートです。
サラダ、アスパラガスとCountry Fried Steakを盛って、グレイビーをかけました。彩りに冷蔵庫にあったディルをちょこっと散らして、出来上がり。
私はHot Sauceで辛味を足していただきました。
こんな感じの、アメリカーンな夜ご飯。
揚げ物はちょっと面倒なんですけど、家族が喜んでくれると、作り手としては嬉しいかぎりです。
好きな味、好きな料理はもちろんですが、一緒にテーブル囲み、"今日はどんな事した"とか話す時間って、最高の調味料になるかなーって思うんです。子供たちが独立した時に、こういう時間思い出してくれたらいいなーっと思います。私もマトさんと2人になった静かな食卓で、きっとこういう時間思い出すんだろうなぁ。静かじゃなくて無言の食卓だったりして。(笑)
みんなで美味しいごはんをいただきました。
ごちそうさまでした。
感謝。
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