上がったことを確認して買って、下がったら売っても、利益は出る。 (8914エリアリンク編)

下図、8914エリアリンクのチャートです。

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上がり始めた株を買って、下がったので売りました。苦手としてきましたが、これで利益を出して、かつパニックにならずにトレードを終えることができました。

これからも遭遇する典型的事例なので、自分ができたこと、できなかったことを記録に残しておきます。

■トレード記録

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7/6に月次実績発表、好調。

3週間後の2Q決算での急騰展開を期待して、7/7@1346で2000株を買い増す。

7/16、2Q決算前に上がりすぎて、600株を@1503で利確。

7/26に業績上方修正(営利+8%)。

7/27まさかの暴落。逆指値が発動していて、@1440で1400株売りで終了。


■覚悟した損失と、得られた利益の差

買った時点で、@1306を損切りポイントに置き、どんな展開があっても8万円程度(PFの1%)の損失で終わるように事前設定。「最悪自分が何を失うのか」を決めてゲームを始めた。

利益は、約22万円(PFの3%弱)。

○発生しうる損失に対して2倍以上のリターンが期待できるケースに、大きく賭けることができた。


■○できたこと、✖️できなかったこと

次回トレードする時の糧にしよう。

○:「事実を確認してから買え」のマイルールを守って、月次実績発表という事実確認をするまで、買うのを待つことができた。

△:上がったことを確認する前に、月次発表後の朝イチで買ってしまった。ただし、自覚はした上で、動かなければ午後にも逃げるプランで買った。

○:トレード前に、最大損失額を決めてから買えた。

○:出来高を細かく見て、どんな人が買っていてどんな人が売っているかイメージできた。

トレード初動の動きについては、下記記事に記載。


?:あまりに急騰したのであれこれ考えて一部利確してしまった。客観的に見ると、新高値更新直後のゲートから発射する馬を撃ち殺す、良くない売りだ。

が、なぜ利確したかというと、以下の懸念があったから。

総じて「うまくいくことを前提にした考え」が多すぎる。反転下落して行った場合、ここで一部売っておいた方が、下落時に全部売るより、利は残る。
出典:自分の当時の記録

結果的に、この懸念は当たった。しかし、この「一部利確」を続けて良いか、いまだに判断はつかない。

たくさんのトップトレーダーが一部利確の方法論を提示しているので、やって悪いことではないだろうが、自分としては判断ポイントを極力減らしたい。今後も引き続き検討課題。


○:上昇に連動して逆指値を上げて、予想外の展開発生時に強制的にトレードを手仕舞うことができた。

なんでも起きるのがマーケットなので、逆指値は継続。このお金はルールを度外視して追加投資している分なので必ず損失額にキャップをつけて終わらせる。
「利が十分に乗ったら、損益分岐点まで逆指値を上げよ」というミネルヴィニの教えの通りに、逆指値を@1380まで引き上げる。
出典:自分の当時の記録

実際は、この記事の後も上昇を続けたため、逆指値は@1440まで上げていた。その後に起きる予想外の暴落に効果を発揮。


✖️:業績上方修正発表後、自分のシナリオを修正する前に翌日前場を迎えてしまった。

今回、一番反省すべきミス


決算後。反応が薄ければ、想定シナリオではないので買い増し分は売って終わり。
出典:自分の当時の記録

業績上方修正の発表=決算と考えれば、修正発表の翌日に反応がなければ即売りとすべきだった。

つまり、発表を確認したら、すぐに前日終値@1560のすぐ下@1500あたりに逆指値を修正して、「発表翌日からアゲアゲ展開が来なければ、自分の想定シナリオと違うので即売り」と逆指値で注文しておくべきだった。

しかし、とつぜん業績発表があったので、逆指値を修正する前に翌日を迎えてしまった。

「決算後にこうなったらこうする」というトレードプランがあるなら、事前に逆指値を入れて9時を迎えろ。

あああ、当たり前のことができてない!!!

@1440の逆指値注文が残っていたから良かったけど。しっかりと自分の当初のトレードプランで注文修正しておけば@1500ぐらいで売れたのに。

差額@60*1400株=¥84,000。凡ミス、猛省すべきミス。



△:暴落を眺めていたら、「いくらなんでも下がりすぎだろ」と本能的に600株買ってしまっていた。

はい。自分の弱点「トレード直後、トレードしたくなる病」です!!!

このあいだ記事にしたばっかり!!

ただし、この記事のことを思い出して、その後即売りしたので3000円のかすり傷で済んだ。

僕は、儲けても損しても、トレード直後に、なぜか考えなしにトレードを衝動的にやってしまう悪癖がある。誰か止めてくれ、もう。


■上方修正での暴落をどう捉えるか?

7/27の暴落で売っている人は、初動の売りは不明。

それに続いて売りが多いのは、完全テクニカル派が新高音ブレイクならずとなったからの損切り、で値が下がったからの損切りが連発したと考えている。(自分もその一人)。

それにしても売っている量の方が多い。買い向かう圧は全然少ないという事だ。

ということは、直近で買った人の大部分は「すぐに売るつもりで買った」人達ということだ。長期投資を前提にしている人の買いが、まだまだ全然少ない。ということになる。

うーん、去年からずっと感じているが、エリアリンク自体か不動産業界か底地業界なのかわからないが、そうとうに不信感があって、長期目線の買いが全く集まっていない。指標はどう見ても割安なので、それでも絶対買わないと決めているように見える。


さて、自分の投資方針としては、これ以上、暴落への考察はしない。予想外のことが起きるのがマーケットの常。

重要なのは、暴落の理由を探ることではなく、自分にはトレードしている理由がまったく理解できない人たちが、今は一大勢力を持って動いているという事実。

イメージとしては、エリアリンク株を売買している隣の人に話しかけたら、全然違うパンフレット持ってる宇宙人だったと想像してほしい。

売っている理由を聞いて完璧に理解する必要はない。どういう理由にせよ、「自分がアドバンテージを得られる動きはできない」という事実だけが重要だ。一時撤退だ。

明日から一転上がったとしても、そんな売買は自分が理解できる動きではないから、再インしてもアドバンテージがない。

席につくなり、いきなりオールインしてくる奴がいたら。ひとまず降りて様子をみるべきだ。

株式投資の世界では、「自分の理解できないことをしている奴はみんなバカ」「自分の方が頭がいい」と思って常に動いていると、いつか滑落死する。


■まとめ

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今回は、上図1で買ったが、上がったことを確認してから上図2の@1410ぐらいで買っていたとしても遅くはなかった。

上昇に連動して、逆指値を上げてゆけば、上図3の予想外の暴落があっても利益は出た。


テクニカルっぽく儲ける話をしているが、この投資を成功させている大前提がこれ。

ファンダメンタルの裏付けにより「上がる引力」を持っている銘柄だと知っている


これは時間が経てばいつか上がってゆく割安優良な株なので、ぜひ買いたい。

いつ上がるだろうか?

それは、上がったら上がるのだ。だから、上がったら買えばいい。

ということだ。

そして今回は上がったと思ったら下がったので、売った。

これでも、利益が出た。時として損もあるが、自分で決めれば損は有限に収まる。


■今後プラン

株価は大荒れですが、会社は順調。指標はどんどん良くなってます。

既存の2000株をホールドしつつ、またチャンスのある展開があればやってみたいと思います。







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