大手2社が景品表示法に基づき措置命令が立て続けに!
ジュースの商品パッケージに不当表示があったとして、
消費者庁は6日、キリンビバレッジに対し、
景品表示法違反(優良誤認)で
再発防止などを求める措置命令を出したことは有名な話です。
メロン味の「トロピカーナ」に100%と表示していたが、
実際に含まれていた果汁は約2%だった。
対象となったのは、ミックスジュース
「トロピカーナ 100% まるごと果実感 メロンテイスト」
の2020年6月から今年4月まで使用されていた
商品パッケージが対象です。
100% MELON TASTE
や厳選マスクメロンなどと表示し、
原材料のほとんどがメロン
果汁であるかのようにパッケージになっています。
実際の成分は、ぶどうやりんご、バナナの果汁が約98%を占め
メロン果汁は2%ほどです。
高級感があるメロン果汁100%ジュースと思って飛びついて
しまいます。
景品表示法違反(優良誤認)となりパッケージの変更が余儀なく
義務付けられます。
内容について、実際のものよりも著しく
優良であると一般消費者に示す表示がアウトになります。
他にもカシミヤ混用率が80%程度の
セーターに「カシミヤ100%」と表示した場合も
優良誤認になります。
内容について、事実に相違して競争業者に係るものよりも
著しく優良であると示す表示です。
他にも、山田養蜂場が自社のウェブサイトに
掲載したサプリメントの紹介文も景品表示法違反です。
・ビタミンD+亜鉛
・1stプロテクト
・2ndプロテクト
に係る表示について違反としました。
消費者庁によりますとウェブサイトは
新型コロナウイルス“第6波”に警戒を
感染と重症化どちらも予防したい
お客様の声に応えてなどと表示していました。
山田養蜂場さんは消費者庁に
表示の裏付けとなる根拠を示す資料を提出したらしいですが
合理的な根拠を示すとは認められなかった。
言いたい気持ちはわかりますが、
薬がまだ承認されていない日本では厳しいです。
販売を意識すると少し強めに表現してしまいます
のでダブルチェック体制を社内で構築してください。
・景品表示法に違反するものである旨
を一般消費者に周知徹底すること
・再発防止策を講じて
役員及び従業員に周知徹底すること
・今後、表示の裏付けとなる合理的な根拠を
あらかじめ有することなく
優良誤認に該当するような表示を行わないこと
という命令を受けています。