目的に合ったマーケティングリサーチについて分析方法とは!
経営分析には沢山の分析方法がありますが、
目的によって使い分けが必要です。
本題へ
企業環境の分析では、その名の通り、
まず企業(自社)の置かれている
環境(状況)を知ることが目的です。
自社が想定している商品やサービスや
それらを必要とする分野について、
そのマーケットをある程度定義します。
そのマーケットの現在の市場規模や
消費者数予測やその購買動向を調査します。
競合している或いは競合となりそうな企業
や商品等のトレンドを分析します。
その結果、市場に影響を
与える要因などを広く分析します。
行われる分析の種類
3C分析:
顧客Customer・競合Competitor・自社Companyの
市場での位置(ポジションや影響力)関係を整理し分析します。
既存の商品等での現在の位置関係や
想定する商品等での将来の
位置関係なども検討します。
自社の強みを言語化する際に有効です。
SWOT分析:
自社、あるいはいくつかの競合他社
商品について、それぞれの
強み(Strength)・弱み(Weakness)
機会(Opportunity)・脅威(Thread)を
各要素を掘り出して整理解析することで、
現状を理解し、今後へ経営戦略に活かします。
PEST分析:
自社の事業や商品・サービスに影響を与える社会環境の変化を、
わかりやすい切り口として
政治(Politics)・経済(Economics)・社会(Society)
技術(Technics)の4つの面から整理します。
そこに現れる要素はSWOTにも
反映させることで、
より深い理解と検討が可能になります。
3C分析→SWOT分析→PEST分析
とだんだん規模と抽象度が上がっていきます。
一方、自社の商品やサービスの
コンセプト開発におけるリサーチ方法は別になります。
ある程度市場環境について理解ができたら、
実際にどのような商品やサービスで行くべきか、
のあたりを考えていきます。
既存の商品であればその改良
や展開の方法についても
コンセプトの変更にも使えます。
新たな商品やサービスの開発の場合は
市場環境分析を基に、ニーズを確認します。
そこにアイデアを加えることで
実際にどのような商品・サービスの
提供が可能かを検討し、
コンセプトを固めていきます。
提供が可能か否かはドライテストなどの
テストを踏まえないと実際には市場との
ミスマッチが起こります。
ここまできると
コンシューマーインサイトの分析が可能です。
別名、消費者のホンネリサーチとも呼びます。
既に把握されている受容のほかに、
顧客がどのような潜在ニーズを持つのかや、
そこから想定される需要の規模などを
消費者のホンネから探りを入れていきます。
コンシューマーインサイトと合わせ、
潜在顧客層が求めるニーズ(需要)があるか否かは
とても重要です。
自社が提供可能な商品・サービスのシーズ(種)
と、新たな商品・サービスとしての
アイデアを組み合わせ、
全く新しいコンセプトを開発したり
既存のコンセプトの
新たな方向などを決定したりする時も
コンシューマーインサイトで探っていきます。
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