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ひとつ、年齢を重ねる日記
1月9日(木)
タイトルにもあるように、今日は私の誕生日だ。
ちょっとだけ美味しいお昼ご飯を食べた後、22時まで会社に引き篭もる。
いつもと何も変わらない、ごくごくありふれた1日。去年末からLINEもお休みしているので、今年の誕生日は誰からも祝われることなく終わりそうだ。
何か記念に残る買い物でも…と思ったものの、借金のある身で贅沢はできないので、せめて気持ちよく1日過ごせるように手持ちで一番お気に入りの洋服を着て、メイクと髪をセットして出勤した。
正味の話、この年齢にもなると「あなたが主役です!」的な祝われ方はもう身に余るを通り越して申し訳ない気持ちが勝る。好きなカフェラテ一杯ご馳走するよ、くらいが一番過不足なく受け取れる。
幸福か否かは分からないけれど、この年齢まで大病を患うことも、手術を受けることも、入院や骨折、事故に遭うこともなく。平々凡々ながら生きながらえてこられたことは、とてもラッキーで恵まれていたのだと思う。
人生100年時代。
半生もあと数年というところにまでなってきた。
天地がひっくり返ることでもない限り、私はこの一生を独りで終えることになるだろう。
願いが叶うならば愛猫を迎えたいところではあるけれど、自分のこともままならない人間がはたしてその子の猫生を大切に慈しめるだろうかと悩みは尽きない。
五体満足に産んでくれた両親へ感謝の言葉も浮かばないような人間だ。
ただ、ここまで24時間365日×生きてきた年数分。休まず私を生かし続けてきてくれた私の身体よ。
本当にありがとう。
今年はもう少し自分を労われるように、家主はがんばります。独りで歩く私には、私の身体以外にパートナーはいないのだからね。
これからもよろしく。