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月の残る冬、AM5:00

12月19日(木)
あと12日で2024年が終わるという事実。
去年の今頃は転職活動が落ち着き、後輩への引継ぎ業務と最後の追い込みの最中だった。あれからもう一年。そして多分、来年の今頃も同じセリフを口にしている気がする。

ロボロさん×しにがみさんのTRPGにハマってしまった。
むつーさんKP×ナポリの狂気山脈に始まり、笑いすぎて一生忘れられないtrpg等、ぽろぽろと目にしてはいたけれど、ロボロさんしにがみさんの演技力の高さには度肝を抜かされた。
ゲームは自分がやるよりも人がやっているのを横で見ているのが好きなタイプの私としては、ゲーム実況や会話メインに展開するTRGPはものすごく生活にマッチしている。

翌日(今日)の早出に備えて20時にベッドに入ったのに、1時間2時間と見続けてしまうので泣く泣く睡眠用動画(蘭たんのファミレス実況)に切り替えて、今朝はなんとか無事3時半起きできました。
この超ロングスリーパー寝るの大好き民の私が3時半起床って。もうそれだけで偉い。

冬の早朝5時台ってまだ真っ暗なのね。
「夜じゃん」ってツッコミながら、前回の早出で学んだ知恵を総動員させてまだ街頭の灯る住宅街を駅へと向かっていく。
ブーツの中には靴用ホッカイロ。衣類に貼るホッカイロを腰に。そして首と肩の付け根(大椎と風門あたり)には肌に直張り出来る温熱シート。これが効果バッチリだった。
そして地味に冷える頭皮にはマフラーをバラクラバ巻きにして熱が逃げないようにする!
頭から体温の20%が出ていくのは有名な話だけれど、頭から耳元、そして口元をマスクで完備すると体感温度が全然違う。

オフィス内は逆に暑いくらいの時があるので、あまり着込むと体温調整が難しかったりする。
次の早出勤務までにUNIQLOのウルトラライトダウンジャケットとグローブを買おうと心に決めたのは、今日都内で初雪が観測されたから。

風が入り込む隙間をシャットダウンしたい
指先も地味に冷えるんだよね

暑いのも苦手だけれど寒いのも苦手。でもまだ寒さは着込めばいい。今は便利なアイテムもたくさん出ている。
20代の頃はUNIQLOって何がいいんだろう?って思っていたけれど(すみません)大人になった今ならわかる。まっっっじでありがてえ…。

完全に不審者スタイルで歩きつつも、駅が近付くとこれから出勤とおぼしき人達の姿が増えてくる。電車も普段より空いてるものの、座席が埋まる程度には乗客がいた。
電車の窓から見える空はようやく日が昇り始めていて、みんなこんな早くから何処へいくんだろう。どうか一日穏やかに終えられますように、と心の中で願わずにはいられなかった。


休憩中、持参したお弁当(そぼろ丼の残り)を食べつつ給与明細と年末調整票を確認する。
先月、体調不良でお休みが続いた分の差し引きが地味に痛いものの、トータルで見れば前職と比べて年収は大幅にアップした。
転職を決めた時、何社か内定を頂いた中で今の職場を選んだのは給与面と専門性の高さからこの先当面無くならない仕事だと思えたからだ。

しかし人とは愚かなもので、収入が増えると気も大きくなるのか目に見えて出費も増えた。今月のカード支払い額は正直反省している。
「お弁当を持ってくるってお金を使わないなあ…」と当たり前すぎて節約のライフハックにもならないようなことを考えつつ、来年はもう少し貯金も頑張ろうと思った。

しっかし引かれる税金よ。額面と手取りのこの差よ。
このまま物価が上がり続けたらどうなるんだろうか。怖くて考えたくもない。一食分の量で二食分は賄える自分の燃費の良さに感謝したい。


社会人になって、会社で過ごす時間が一日の大半になると、純粋に『自分のための時間』というのを捻出することが難しくなる。
仕事以外にも自分がやらなければ誰もやってくれないことは山程あるし、私一人しか住んでいないのにこうも毎日汚れも埃も出てくるものだなと関心する。
これが生きるってことなのか。

SNSから距離を置いたおかげか、取るに足らない自分の日常とスマホの向こう側に広がるキラキラとした見知らぬ誰かの生活を比較する機会は減っていった。
それらが都合よく切り取られた一コマだってことも分かってる。それでも「羨ましいな」と思ってしまうのは、画面の向こうがあまりにも幸せそうで「私もこうなれたら幸せになれるのかもしれない」なんて魅惑されてしまうんだろう。

私にとっての幸せであることを、今一度見つめ直してみたい。たとえそれがまったく映えないそぼろ丼だとしても。
ひとまず、今日仕事終わりに久しぶりに飲んだホワイトモカは美味しくて幸せだった。

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