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このところの話と逆噴射小説大賞の話

PLAY! museumに通う

児童書、とりわけ絵本の類が大好きなので、年に二、三度のペースで立川にあるPLAY! museumを訪れている。

子ども向けの本は「そうであること」に理由がないのでとても好きだ。服を着たカエルたちはずっと友達だし、100エーカーの森ではぬいぐるみが元気だし、ぐりとぐらのバカでかパンケーキは美味しそう。

今は好きなイラストレーターのjunaidaが初の大規模個展をやっていて、それを見に行きました。

PLAY! museumの好きなところは半券のかわりに「おみやげ」が貰えるところで、個人的には酒井駒子展のペーパーファイルがとてもよかった。junaida展ではウェルカムカードが貰えました。

IMAGINARIUMのウェルカムカード
手触りの良い紙に赤の小口染め、金と黒の箔押しでとても豪華

junaidaは絵本作家としての姿を知っていて( https://note.com/evo_hitachi/n/n806ce289a630 )、良い絵と良いお話を作るので楽しみにしていたのですが、どれも一枚に詰められた想像力が素晴らしく、「michi」でも思ったけど、連作にした時のモチーフの繋げ方とか構図がべらぼうに上手い。それを原画で400点超、しかも写真に収めて良いとなれば3時間居座るコースになりました。

赤と青の使い方、異形の愛らしさと不気味さも最高で、とても良い展示でした。気になったらまだやってるので行ってほしいです。

Splatoon3が出る

楽しい。やれることが多すぎて毎日15分じゃ足りないよ……

前シーズンまでは.96ガロン、今シーズンからはもみじシューターを使ってガチマッチ中心に遊んでいます。.96ガロンは中から遠距離で相手を倒すことと近距離ブキの支援、もみじシューターは攻めのホップソナーとトーピードでゴリゴリに圧をかけていくド前衛として戦っており、大変楽しいです。Xマッチにも参加できるようになり、今シーズン中にS+10を目標としつつ、ぼちぼちXマッチにも参加したいなっていう気持ち。サーモンランとかナワバリバトルはお誘いいただければめちゃくちゃ行くので声かけてください。

今シーズンからはさんぽでもamiiboと写真撮れるようになったので、色んなブキ持ってamiiboとさんぽに行っています。楽しいよ!

訃報に触れる

距離感の分からぬまま好きだった親族が亡くなった。老衰なので、近しい者一同は、ある程度の心構えはできていたらしい。

お抱え運転手という職業が健在だった頃の人で、エネルギー系の会社に勤めて偉い人を乗せていたらしい話も聞いたし、職場見学ツアーでフィルムケースに入った採掘後の砂とかをもらった覚えもある。

最後に会ったのが5年ほど前で、悲しいというよりは、寂しいに近い。いなくなってしまったな……っていう感じ。結局、好きなものとか分からないままだったな。もっとお喋りしてればよかったな。とか、そういう寂しさがしんしんと湧いている。

逆噴射小説大賞結果出ました

まず右手に異類婚を持ち、それから、左手に異性装をするフィクションの美少年を持ちます。

両手を合わせてできたものがこちらです。

逆噴射小説大賞に応募した作品の話です。

「ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズさんがあなたの記事を紹介しました」というGmailの通知がオフィスでひとり弁当食べてるところに急に来て、訝しんだ程度には残ると思っていなかったので、本当に驚いています。その後noteのアプリ立ち上げたら逆噴射総一郎先生からのコメントまで頂戴しており、スワイプできないほどの手汗をかきました。

去年は二次突破まで行けたので、今年は最終選考に残ってくれたらとても嬉しいけれど、今回あんまりエゴを全面に出せなかったから……っていう自信のなさがあったため、大変嬉しかったです。大賞のしゅげんじゃさんをはじめ、選考に残られた皆様もおめでとうございます。

あんな錚々たるnoteパルプ上級者の皆さんに混ざって、自分の名前が載っているのもとても不思議な気持ち。ありがとうございました。

ここから下はいわゆるライナーノーツ的な話になるので、どういうつもりで書いたかとか別にいいよっていう方は以上となります。ありがとうございました。

逆噴射のライナーノーツ

逆噴射先生のコメントで展開と情報量について言及があったのですが、今回の頑張りどころがそこだったので、本当に嬉しかったです。

やってみたいけどやってこなかったことをずっと逆噴射小説大賞ではやっていて、今年は異類婚と、セリフの一つで状況をひっくり返す構造、叙述トリックのようなこともやりたいなあと考えていたので、そのフックに女装美少年を使いました。

今回「どうしたら続きを読みたいと思ってもらえるか」に全振りしたので、Aだと思ったらB、を幾つも終盤に持ってきて、もう一回頭から読んでもらって答え合わせとする、という構造になりました。

「お姉ちゃんの身代わりに花嫁のフリをした病弱な妹だと思ったら弟」で引き込んで、「望まぬ異類婚だと思ったら因習村の因習をハックした相思相愛関係だった」でもう一個裏切って、最後、子どもまでできてる、という畳み掛けで、「順番違わねえか」というツッコミと、「お姉ちゃんの無事」を動機として共有する構成、まで詰めて考えられたので、これまでの逆噴射提出作品に比べたら進歩でした。今までなんとなくでやってた部分にロジックが通る感覚。

最初は「弟」がバレたところで閉じようと思ったのですが、話が一度落ち着いちゃうので「まだ飛べるだろ」と叩き直してよかった。

構成に振った結果、主人公に「姉思いでキレると無謀をはたらく」以外のキャラ立てできなかったこと、一番の盛りどころだった花嫁衣裳の文字数を削ったのが悔しいところでした。自分が書きたいところを泣く泣く削ったから自信がなかったのかもしれない。

因習生贄系の異類婚、まず婚の相手である人類が異類にネガティブなところから始まるか人類が生を諦めてること多くて、そうじゃないやつも見たいな……という気持ちがあります。姉弟と神様にはどうにか二人と一柱で幸せになってほしいです。

近況は以上です。あとは今年聞いてた曲とかデレステサブスク解禁の話とかしに来ます。良いお年をお過ごしください。