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良い本番を作るためには?


所属していた楽団の演奏会でのこと。

長らく練習に行けてないので
その日は残念ながらプレイヤーとしてではなく
お手伝いとして参加でした。

 


 

ホールに行って、進行表をもらい、
ザクッとした打ち合わせをしてリハーサル、

というのがいつもの流れなのですが、
その日はちょっと違いました。

 

というのも、
いきなり映像を出す業務を依頼されたんです。


ま、映像を出すと言っても
プロジェクターに繋いだパソコンのキーを
ポンポン叩くだけなんですが、

音楽とリンクして動かさないといけないので
誰でもいきなり出来るという作業ではありません。

本来であればそれなりにリハーサルが必要な
作業です。

ホールのスタッフさんも百戦錬磨ではありますが、
これは嫌がる仕事です。

だって、楽団の人たちは何度も曲を練習しているから
間違いようがないと思うんですが、
こっちは初めて聞く曲ですもん。
ミスしちゃいそうですよね。

 


 

結局。
否応なくそのお役目を引き受けることになり、
操作を伝授してもらい、かんたんにリハ終了。
あとは本番を待つばかり。

 

ヒマな待ち時間は
ホールのスタッフさんと談笑をしてました。

 

そのときに、
演奏団体のステージ管理の甘さについて
いろいろと伺いました。

リハーサル等の時間管理が甘いのは当たり前ですが(笑)

演出も願望みたいな感じで
ふわっと依頼されることも多いそうで、
どうしたらいいかわからん〜〜!!って
なることも多いんだそうです。

 

「でも、我々(舞台スタッフ)は
仕事としてをそれを受け、
現実にするために努力をするもんだから」

っておっしゃってて、
かっこええなぁ~と思っちゃいました。

 

ま、もちろん出来ないことは出来ないと言うし、
厳しいことも言わはるんですけどね。

 

 


 

その日の本番もいろんなトラブルやハプニングが
ありました。

でも、それもこれもスタッフさんのパワーで
無事何もなかったように乗り切って終了。

プロジェクターの操作も特に問題なく終了。

  

結論。
ある程度のキャリアのある人がやると
なんとかなっちゃうんですよね。


もちろんそれで結果オーライという考え方もあるし、
逆に問題提起だと受け止めてもいいと思います。 


スタッフさんに甘えて頼ってもいいと思うんです。

でも、自分たちでしっかりしないといけない部分は
ここだということをきちんと把握して臨むことができれば、
きっといい本番ができると思います。

 

毎回の本番をステップに、
より良い本番を作っていきましょう!

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