「単語カード」は必要?
こんばんは。僕の個人SNSのアイコンを見て「選挙にでも出るの?w」と言われた横山です。(※近々アイコン変える!)
さて、『単語カード』という、オールドファッションな勉強法は既に絶滅したのかと思っていましたが、令和の時代になってもこのやり方を提唱されていた方がいたので、泡を吹いて倒れてしまいました。
オモテに英単語、ウラにその意味を日本語で書いて、パラパラめくりながら覚えるやつです。
コレって、意味あるんですかね。。。
以前、高校生のレッスンで「並べ替え問題」をしていたのですが(英語と日本語は語順が異なるので、語順を意識するためにこういう問題はよくやります)、その時の問題がコチラ。
My father ( allow / didn't / to / me / go ) to Europe alone.
英文はうろ覚えですが、だいたいこんな感じの問題でした。
残念ながら、この問題を解いた彼は不正解でした。
ちなみに正解はコチラ。
[正解] My father didn't allow me to go to Europe alone.
(私の父は、私がヨーロッパへ1人で行くのを許してくれなかった)
ただ、この問題で興味深いのは、allow(許可する) を含めて、彼の中で問題文の中に知らない単語は1つもなかったということ。
単語の知識はあったのです。
彼が正解できなかった原因は、単語の意味だけ覚えてしまっていて、肝心の単語の使い方を覚えていなかったということ。
今回のポイントとなる単語は、動詞の allow(許可する) です。
全ての単語には使い方があって、特に後ろに繋がるカタチが重要です。今回の allow は、
allow 人 to V(動詞の原形)
([人]が〜することを許可する)
と繋がってきます。コレさえ押さえていれば、
My father didn't allow me to go to Europe alone.
(私の父は、私がヨーロッパへ1人で行くのを許してくれなかった)
と難なく並べることができたわけです。
つまるところ、単語だけ覚えても、それは決して使える・話せるカタチにはなっていなくて、その後に続くフレーズまで押さえて、ようやく使いものになります。
単語カードは知識を増やす分にはいいですが、話せるようになるにはオススメできるやり方ではありません。
ちなみに僕は学生時代、単語カードを使って勉強をしたことはないのですが、それは単に単語カードを作るのが面倒くさかっただけです。
単語を暗記するどころか、単語カードを作ることすらできなかったんだなぁ(泣)。
ではまた。
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