接続詞【3日間完成 Day1】
大きな名詞のカタマリを作る that
さっそく、例題にチャレンジしてみましょう。
[例題] 次の英文(a),(b)を日本語になおしましょう。
(a) I know that.
(b) I know that this diamond is a fake.
[解答]
(a) 私はそれを知っています。
(b) 私はこのダイヤモンドが偽物であることを知っています。
ポイントは文中の that です。
(a) I know that.(私はそれを知っています)
この英文の that は「それ、あれ」という意味の代名詞です。
(b) I know that this diamond is a fake.(私はこのダイヤモンドが偽物であることを知っています)
この英文の that は接続詞です。接続詞の that は特に日本語訳があるわけではなく、後ろに続く英文 This diamond is a fake. のアタマに置くことで1つの大きな名詞のカタマリを作ることができます。
これで、(a)のように他動詞 know の後ろに名詞として置くことができるようになりました(※太字部分が名詞)。
(a) I know that.
(b) I know that this diamond is a fake.
この「that S V~」のカタマリを that節と呼び、特に hope, know, say, think などの動詞が that節を後ろに続けます。
「動詞の後ろに、さらに英文を続けたい!」というときに登場させるのが接続詞 that です。
I think... vs I don't think...
もう1問、例題にチャレンジしてみましょう。
[例題] 次の英文(a),(b)はどちらが自然な英語でしょうか?
「明日彼はここに来ないと思いますよ」
(a) I think that he will not come here tomorrow.
(b) I don't think that he will come here tomorrow.
[解答]
(b) I don't think that he will come here tomorrow.
日本語の「明日彼はここに来ないと思いますよ」から考えると、(a) I think that he will not come here tomorrow. と言いたくなりますが、今回は (b) が正解です。
(b)は日本語にすると、「明日彼はここに来ると思いません」と少し違和感が出ますが、英語では否定語 not をできるだけ前に置くのが自然であり、また、「彼は来ない」ではなく「来るとは私は思わない」と「私」のほうを否定することでストレートな言い方が和らぎます。
よく「英語はストレートな表現をする言語だ」と言われたりしますが、今回の英文ようにソフトに伝える表現はたくさんあります。
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