【#11 副詞の位置】July-13-2021
こんにちは!横山です。
このマガジンは、白衣を着て実験をするお仕事をされているアヤカさんが、「やりなおし英語JUKU」で英語学習を始め、英語の研究論文を読めるようになるまでの軌跡をたどる物語です。
アヤカさんの英語学習の進捗状況を、ほぼリアルタイムで記録していきます。
きょうの学習ポイント
きょうの学習ポイントは、「副詞の位置」です。
多くの英語学習者にとって悩みのタネになるのが「副詞の位置(語順)」です。次の例題をチェックしてみましょう。
[例題] 次の英文に、副詞 always(いつも)を入れる場合、どの位置が自然でしょうか?
(1) He is busy with work.
(2) He works until late.
[解答]
(1) He is always busy with work.(彼は仕事でいつも忙しい)
(2) He always works until late.(彼はいつも遅くまで働いている)
副詞 always は、be動詞の直後、一般動詞の直前に置くと言われますが、その理解だと、次の日には「あれ?一般動詞の前だっけ?後ろ?」となるのが目に見えています。
always busy(いつも忙しい)、always works(いつも働いている)と、修飾する語の前に置くのが基本とおさえておけば、迷いは少なくなります。
とはいえ、文頭や文末に置く副詞も多く、そこは個別に柔軟に対応するしかありません。
きょうの課題
ここでは、アヤカさんが宿題として取り組んでいただいている問題集の中で、実際に間違えた問題を1つ取り上げて、「その間違いを放置しておくとどうなるのか」「間違えないようにするには、どう考えればいいのか」を皆さんと共有します。
きょうの問題はコチラ。
[例題] 次の日本語を参考に、文法的に正しく並べ替えましょう。
[ word / ever / is / the / hardly / used ].
[解答] The word is hardly ever used.
[解説] hardly ever は「めったに~ない」という意味の副詞で、used(使われている)を前から修飾しています。位置的には受け身のカタチ is used の間に入り込んでいるところがポイント。
The word is hardly ever used.(その言葉はめったに使われません)
さらに、ここからは有料版のマガジン「やりなおし英語JUKUのコア英文法レッスン&発信トレーニング」から、「関係代名詞」の問題を3問ほど抜粋して、無料公開します◎
[問題] 次の日本語を参考に、文法的に正しく並べ替えましょう(※1つ不要なものがあります)。
(1) ここでは、今日すべてのことが順調に進んでいます。
Everything [ good / well / is / today / going / here ].
[解答] Everything is going well here today. (×)good
[解説] 動詞 is going を修飾する副詞 well(よく、順調に)を使います。この英文では well, here, today と副詞が3つ登場しています。副詞の並べ方は基本的に自由ですが、「程度+場所+時」(今回の場合、well here today)の順番になることが多く、これを意識すると迷わずに発信できます。
*go well(順調に進む)
Everything is going well here today.(ここでは、今日すべてのことが順調に進んでいます)
(2) ちゃんと頼めば、彼女は助けてくれると思うよ。
I think she’ll help [ ask / if / you / nice / nicely / her ].
[解答] I think she’ll help if you ask her nicely. (×)nice
[解説] 動詞 ask を修飾する副詞 nicely(上手に、ちゃんと)を使います。"if S V~" のカタチで「もしSがVすれば」と解釈します。
I think she’ll help if you ask her nicely.(ちゃんと頼めば、彼女は助けてくれると思うよ)
(3) 私たちはその山に今日は登れません。あまりに寒くて風が強すぎます。
We can’t climb the mountain today. [ cold / very / too / it’s / windy / and ].
[解答] It’s too cold and windy. (×)very
[解説] 「限界突破」のイメージの副詞 too(~すぎる)を使います。天気や気温を話すときは、仮の主語 it を使います。この it は形式上置いているだけなので「それ」とは訳しません。
*climb a mountain(登山する)
We can’t climb the mountain today. It’s too cold and windy.(私たちはその山に今日は登れません。あまりに寒くて風が強すぎます)
(4) このピザは2人分としては大きさが物足りないね。
[ this / not / is / to / enough / pizza / big ] for two.
[解答] This pizza is not big enough for two. (×)to
[解説] 副詞 enough(十分に)は形容詞 big を後ろから修飾します。
また、ここでの前置詞 for は「~にしては、~の割には」と解釈します。
This pizza is not big enough for two.(このピザは2人分としては大きさが物足りないね)
(5) この写真を見たとき、ほとんど自分の目が信じられなかったよ。
[ hard / hardly / could / I / my eyes / believe ] when I saw this picture.
[解答] I could hardly believe my eyes when I saw this picture. (×)hard
[解説] 「ほとんど~ない」という意味の副詞 hardly を使います。hard はよく似ていますが、「一所懸命に」という意味の副詞であるためNG。hardly は基本的に修飾する語の前(ここでは一般動詞 believe の前)に置きます。
*believe one's eyes(自分の目を信じる)
I could hardly believe my eyes when I saw this picture.(この写真を見たとき、ほとんど自分の目が信じられなかったよ)
いかがでしたでしょうか?「やりなおし英語JUKUのコア英文法レッスン&発信トレーニング」では、「コア英文法」を「話せる力」に紐づける発信トレーニングを毎朝投稿しています。「中学英文法を会話につなげる練習を毎日の習慣にしたい!」という方にオススメです。