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疑問詞を使った疑問文【3日間完成 Day1】

おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。今日は「疑問詞を使った疑問文」というテーマでの発信トレーニングです!


英会話に欠かせない「質問力」を磨く

以前、朝の情報番組を見ていたときに、「海外アーティストの方がゲストに呼ばれて生歌を披露するコーナー」で興味深いシーンがありました。

そのコーナーでは実際に歌を披露する前に、番組MCの方とトークをするのですが、生放送で編集ができないため、MCとアーティストの間には通訳の方が入ります。

そこでMCの方が「日本は好きですか?」と質問したのですが、「日本は好きですか?」をそのまま英語にすると Do you like Japan? です。ただ、通訳の方は Do you like Japan? とは訳していませんでした。

その時のやり取りは(うろ覚えなのですが)、以下のような感じでした。

番組MC:日本は好きですか?
通訳:How do you like Japan?
ゲスト:Yeah, I love food and...

Do you~? や Are you~? という、疑問詞を使わない疑問文は「Yes/Noで答える疑問文」です。一方、What do you~? や Where are you~? のような、疑問詞を使う疑問文は「具体的に答える(Yes/Noで答えない)疑問文」です。

先ほどの「日本は好きですか?」を Do you like Japan? と訳した場合、基本的にはYesかNoだけが返ってくることになるのですが、それではテレビ番組のトークとしてはあっさりしてしまいます。疑問詞howを使うことで、アーティストの方の具体的な話(日本の印象や感想)を引き出しているのを見て、「これが疑問詞の使い時だなぁ」と思ったものです。

このように、疑問詞を使えば「具体的な内容」を尋ねることができ、コミュニケーションを楽しく進めていくには、疑問詞を使いこなせるようになることが必須です。

疑問詞の種類はいろいろありますが、今日は、物事や内容を尋ねる what(何)・which(どれ)、人物を尋ねる who(誰)、所有者を尋ねる whose(誰のもの)の4つを扱っていきます。


疑問詞を使った疑問文の作り方①

疑問詞を使った疑問文を作るときは、もともと何が疑問詞になったのかをイメージすることが大切です。

以下は、「クリスマスに何が欲しいですか?」という疑問文を作るプロセスです。

[Step1] もともとの文章をイメージする。
You want ---- for Christmas.(あなたはクリスマスに----が欲しい)
[Step2] 尋ねる部分を疑問詞に変える。
You want what for Christmas.(あなたはクリスマスにwhatが欲しい)
※ここでは「物事」を尋ねるwhatを使います。
[Step3] 通常の疑問文を作る。
Do you want what for Christmas?(クリスマスにwhatが欲しいですか?)
[Step4] 疑問詞を先頭に移動させる。 ⇒完成!
What do you want for Christmas?(クリスマスに何が欲しいですか?)

普通の疑問文を作ったうえで、文頭に疑問詞を置くというのが基本イメージです。

「ここまで細かく分解しなくても作れるよ!」という方もいらっしゃいますが、どんな疑問詞でも、どれだけ英文が複雑になっても、基本的にこのプロセスは全て同じなので、覚えておいて損はないです。


疑問詞を使った疑問文の作り方②

疑問詞を使った疑問文の作り方のプロセスは基本的に全て同じだといいましたが、ひとつだけ例外があります。それが「誰が」「何が」と主語を尋ねる疑問文のときです。

以下は、「誰がこのコンピューターを使っていますか?」という疑問文を作るプロセスです。

[Step1] もともとの文章をイメージする。
---- is using this computer.(----がこのコンピューターを使っています)
[Step2] 尋ねる部分を疑問詞に変える。 ⇒完成!
Who is using this computer?(誰がこのコンピューターを使っていますか?)
※ここでは「人物」を尋ねるwhoを使います。

たったの2ステップだけなので、こちらの方がカンタンです。


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