文法を勉強する目的
こんばんは。横山です。
やりなおし英語JUKUのレッスンでは、レッスンで文法ポイントを学習した後、「学習した文法を使って、日本語文を英語に直す」という発信練習をするのですが、ここで少し気になることがあります。
このときに、文法的な「正しさ」を求めるあまり、英語に直すスピードが極端に遅くなってしまう方がいらっしゃるということです。
「どの文法を使ったらいいのか分からない」(コレは講師のレッスンの運び方が悪い部分がかなり大きい)「単語やフレーズが出てこない(または知らない)」「すぐに英語に直すことに慣れてない」のであれば遅くなるのは分かるのですが、「頭の中には出てきているけど、正しいかどうか不安だから言うのをためらう」ために遅くなるという方がいます。
コレは良くないです。その理由は2つ。
ひとつは、そんなことで悩む時間がモッタイナイ。
よくある「間違ってもいいから、どんどん話そう!」とかそういう話ではなく、単純に正しいのかどうかを自分の中でウンウン考えている時間がもったいないなと思います。間違っていようがパッと英語に直していく方は、そうでない方と比べて、シンプルに練習できる量が増えるのでその分習得も早いです。
もうひとつは、英語を話すときに「正しい」ことが最優先ではないからです。
中1で勉強する "He plays tennis."(彼はテニスをします)の play に付いている s(3単現の s)なんて、付けなかったところで絶対に伝わるので、そのあたりは本当にどうでもいいです(一応レッスンでは扱いますが)。
では、何のために文法の勉強をするかというと、「正しい英語を話すため」というよりも「伝わる英語、誤解のない英語を話すため」です。
そこで、このnoteでも、話し手の「場面」「状況」「気持ち」に焦点を置いた「コア英文法」を「話せる力」に紐づける発信トレーニングを毎日更新しています。
「中学英文法を会話につなげる練習を毎日の習慣にしたい!」という方にオススメです。よければ覗いてみてください。
「正しい英語を話さないとイケナイ!」という呪縛は、生徒さんの気の持ちようではなく、レッスンのやり方や教材の作り方で解放できるはずなので、日頃から教材をアップデートしていきまーす。
ではまた。