見出し画像

絵本『えんとつ町のプペル』で英語をやりなおし #24

キングコング西野さんの絵本『えんとつ町のプぺル』を1ページずつ、英訳の英文法解説をします。(#23はコチラ

【STEP 1】まずは日本語で読んでみよう!


画像1


「ちょっとまってよ。どうしたっていうんだい?」

「いそがなきゃ。ぼくの命がとられるまえにいこう」

「どこにいくんだよ」

「いそがなきゃ、いそがなきゃ」


【STEP 2】次は英語をチェック!

“Wait a second. What in the world is wrong?”

“We gotta hurry. Let’s go before they take my life away.”

“Where’re we going?”

“We have to hurry. We gotta hurry.”


【STEP 3】英文法解説をします!

“Wait a second. What in the world is wrong?”
「ちょっとまってよ。どうしたっていうんだい?」 

◆ポイント1:命令文
Wait a second. には主語がありません。主語がなく動詞から始まる英文は命令文と呼ばれ、「~しなさい」「~してね」などのように解釈します。
Wait a second.(ちょっとまってよ)

◆ポイント2:「少しの間」を表す a second
a second は「1秒」という意味で、そこから「少しの間、ちょっとの間」という表現として使います。特にここでの wait と組み合わせて「ちょっと待って」というときによく使われます。a minute(1分)も同じく「少しの間、ちょっとの間」として、Wait a minute.(ちょっと待って)のように使われます。
Wait a second.(ちょっとまってよ)

◆ポイント3:強調の in the world
What’s wrong?(どうしたんだい?)の中にある in the world は「一体全体」という意味で、疑問文を強調するときに使います。基本的に what などの疑問詞の直後に置かれます。
What in the world is wrong?(どうしたっていうんだい?)

◆Words & Phrases
second(瞬間、ちょっとの間)
*新出単語・熟語のみ掲載しています。


“We gotta hurry. Let’s go before they take my life away.”
「いそがなきゃ。ぼくの命がとられるまえにいこう」

◆ポイント1:gotta
gotta は「~しなければならない」という義務を表す have to のカジュアルな表現です。have to ⇒ have got to ⇒ got to ⇒ gotta の順にくだけた表現になります。I gotta go now.(もう行かなきゃ)のように、動詞の前に置いて使われます。
We gotta hurry.(いそがなきゃ)

◆ポイント2:接続詞 before
ここでの before は2つの文をつなぐ接続詞の働きをしています。before S V~, で「SがVする前」と解釈します。大きく見ると、A before B(Bの前にA)というカタチです。A before B を日本語と同じように「Aの前にB」と解釈しないように注意しましょう。
before they take my life away(ぼくの命がとられるまえに)

◆Words & Phrases
gotta(~しなければならない)、hurry(急ぐ)、before(~する前に)、take someone's life([人]の命を奪う、殺す)


“Where’re we going?”
「どこにいくんだよ」
“We have to hurry. We gotta hurry.”
「いそがなきゃ、いそがなきゃ」

◆ポイント1:未来を表す現在進行形
準備OKで、いつでも実行できるような予定は、現在進行形で未来を話をします。現在進行形を使うことによって、未来に向かって「どんどん進んでいく」イメージが表現できます。
Where’re we going?(どこにいくんだよ)

◆ポイント2:疑問詞を使った疑問文
疑問詞 where(どこ)を使った疑問文です。何か質問をするときに欠かせない疑問詞はコミュニケーションに必須のツールです。ここで、疑問詞を使った疑問文の作り方をおさえましょう。

[Step1] もともとの文章をイメージする。
We are going ----.(ぼくたちは ---- に行く)
 ▼
[Step2] 尋ねる部分を疑問詞に変える。
We are going where.(ぼくたちは where に行く)
※ここでは「場所」を尋ねる where を使います。
 ▼
[Step3] 通常の疑問文を作る。
Are we going where?(ぼくたちは where に行くの?)
 ▼
[Step4] 疑問詞を先頭に移動させる。 ⇒完成!
Where are we going?(ぼくたちはどこに行くの?)


◇ディクテーションやシャドウイングの練習に使える音声はコチラ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?