英語の語順 SVC文型【3日間完成 Day1】
おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。今日は「英語の語順 SVC文型」というテーマでの発信トレーニングです!
「文型」とは?
昨日までの3日間も「文型(SV文型 vs SVO文型)」を扱いましたが、改めて「文型」とは何か、おさらいしましょう。
英語には語順(単語を並べる順番)のルールがあり、適当に並べていいわけではありません。その、並べ方のルールを文型といいます。
文型 =英語を話すときの単語の並べ方のルール
まず「誰が」「何が」にあたる主語を置き、次に「どうする」にあたる動詞を置きます(この「主語+動詞」の順番が大原則です)。
be動詞の働き
be動詞 is / am / are の働きは、ズバリ「イコール記号」です!
He is a picture book author.(彼は絵本作家です)
上の英文は「He(彼)= a picture book author(絵本作家)」の関係を表しています。
そして、この「主語とイコールになるもの(a picture book author)」を「補語(C)」と呼び、この英文のカタチをSVC文型と表します。
*主語=S、動詞=V、補語=C
*Cには形容詞または名詞が置かれます。
He is a picture book author.(SVC文型) →S=Cの関係!
ところで、"He is a picture book author."は「彼は絵本作家です」という意味であるため、be動詞 is / am / are は日本語で「~です」と訳すものだと理解している方は多いですが、本当にその日本語訳でOKでしょうか?
たとえば、以下の会話をチェックしてみましょう。
A: What do you usually drink?(あなたは普段何を飲みますか?)
B: I drink beer.(私はビールです)
「私はビールです」と言っておきながらbe動詞を使っていません。もし、ここでbe動詞を使ってしまうとイコールの関係になってしまうため、
I am beer. =私は(人間ではなく)ビールです。
と、メチャクチャな意味になってしまいます。
このように、英単語をひとつひとつ日本語に置き換えることは不可能で、この直訳発想は英語学習を進めていく上で大きな妨げになります。
逆に「be動詞はイコールを表す」と、使い方ベースでおさえておけば、このような事故が起こる可能性が格段に減ります。
一般動詞を使ったSVC文型
SVC文型はbe動詞だけでなく、一般動詞でも作ることができます。
This steak is good!(このステーキ美味しい!)
This steak looks good!(このステーキ美味しそう!)=見た目の印象
The steak sounds good!(そのステーキ美味しそう!)=話で聞いた印象
This steak smells good!(このステーキいいにおい!)
This steak tastes good!(このステーキ美味しい!)
いずれも「S=C」の関係になっていて、主語の紹介・説明をする英文ですが、使う動詞によって伝える内容が変わってきます。
前置詞 like とセットで使う動詞
先ほどの動詞 look や sound は「前置詞 like+名詞」を続けることもできます。ここでの like は「~のような」という意味。
She looks like an angel.(彼女は天使のように見える)
She looks happy.(彼女は幸せそうに見える)のように、happy(幸せな)などの形容詞は、そのまま動詞の直後に置うことができますが、an angel(天使)のような名詞は前置詞 like が必要です。
(×)She looks an angel.
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このトレーニングは、1つのテーマを3日間連続の3ステップで完成させます。「しつこく繰り返す」ことがポイントですので、この3日間は同じ英文を角度を変えてトレーニングします。また、学習テーマにはあえて順番をつけず、どのタイミングでも学習を始められるようにしています(トレーニング内の英文は3日ごとに常に新しいものに更新され、過去のものとの重複はありません)。詳しくはコチラ。
[注] 前回から発信トレーニングの英文は、これまでと比べて「あえて」かなりシンプルな英文にしています。そのため、最後の Day 3 までしっかりクリアすることを目標にしましょう!
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