助動詞の表現【3日間完成 Day1】
おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。今日は「助動詞の表現」の発信トレーニングです!
依頼をするときの表現
英語の「~してくれませんか?」という表現は、大きく次の4つがあります。
① Can you~?
② Will you~?
③ Could you~?
④ Would you~?
いずれも、日本語にすれば「~してくれませんか?」という意味で、ほぼ同じものとして扱われますが、そこに含まれるニュアンスを考えると実際には異なる表現です。
①の Can you~? は、「~してくれない?」というカジュアルな依頼の表現です。can は可能性を表す助動詞のため、「あなたは~できますか?もしできるのであれば、してくれませんか?」というニュアンスがあります。
Can you clear the table?(テーブルを片付けてくれない? )
②の Will you~? は、「~してくれませんか」といっても、指示表現として使います。will は意志を表す助動詞のため、「あなたは~する気持ちがありますか?もしあるのであれば、してくれませんか?」というニュアンスがあります。初対面や目上の人には使わないのが無難です。
Will you clear the table?(テーブルを片付けてよ)
③の Could you~? は、Can you~? よりも丁寧な表現です。could は can の過去形ですが、この表現が丁寧になる理由はコチラ。
Could you clear the table?(テーブルを片付けていただけませんでしょうか? )
④の Would you~? は、Will you~? よりも丁寧な表現です。Could you~? が丁寧な依頼であるのに対し、Would you~? は丁寧な指示になります。
Would you clear the table?(テーブルを片付けていただけますか? )
まとめると、次のようになります。
① Can you~? =カジュアルな依頼
② Will you~? =指示・命令
③ Could you~? =丁寧な依頼
④ Would you~? =丁寧な指示
単純に「~してくれませんか?」という日本語だけで押さえると、時としてエラい目に遭う可能性があります。
#僕はありました笑
ちなみに、Would you like~?(~はいかがですか?)は何かを相手に丁寧に勧める表現で、上記の指示とは異なりますので、Would you like~? というひとつのフレーズとして覚えましょう。
[例] Would you like some coffee?(コーヒーはいかがですか?)
許可を取るときの表現
英語の「~してもいいですか?」という表現は、大きく次の3つがあります。
① Can I~?
② Could I~?
③ May I~?
①の Can I~? は、「~してもいい?」というカジュアルな場面での表現です。
Can I come in?(入ってもいい?)
②の Could I~? は、Can I~? よりも丁寧な表現です。
Could I come in?(入ってもいいですか?)
③の May I~? は、Could I~? よりもさらに丁寧な表現です。You may~. は「~してもよろしい」という上から目線な表現であるため、May I~? は逆に下から目線の表現となり、非常に丁寧な響きがあります。
May I come in?(入ってもよろしいでしょうか?)
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