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使役動詞【3日間完成 Day1】

使役動詞とは?

「(人)に~させる」「(人)に~してもらう」という表現をしたいときは、使役動詞と呼ばれる make / have / let を使います。

さっそく、例文をチェックしてみましょう。

I made him leave.(彼を退出させました)
I had him leave.(彼に退出してもらいました)
I let him leave.(彼を退出させました)

使役動詞の後ろが「+(人)+原形不定詞」の語順になっていることがポイントです。

原形不定詞とは「to が付いていない不定詞(=動詞の原形)」のことで、動詞の原形が文の途中に突然現れるという、なんとも不思議な語順です。

上の例文の日本語訳だけを見ると、どれも同じように思えますが、ひとつひとつニュアンスが異なります。ひとつずつチェックしていきましょう。


(1)make+人+原形不定詞

使役動詞 make には「無理やり~させる」という「強制」ニュアンスがあります。

例文の I made him leave. は、「彼を強制的に退出させました」と、一方的にレッドカードを与えている状況です。

◆「物事」を主語にして使役動詞の make を使う場合は、「自然と~させる」というニュアンスになります。

[例] This episode made me cry.(このエピソードは私を泣かせた=このエピソードを見て思わず涙してしまいました


(2)have+人+原形不定詞

使役動詞 have には「~してもらう」という「依頼」ニュアンスがあります。

例文の I had him leave. は、「彼に頼んで出ていってもらいました」という状況です。家族や友人、部下など、「当たり前のこととしてそれをしてくれる関係にある相手」に対して使います。

◆have とは対照的に「なんとか説得して~してもらう」という場合は、「get+人+ to V」のカタチを使います(※ココだけ to が出てきます)。

[例] I got him to leave.(なんとかして彼に出ていってもらいました)


(3)let+人+原形不定詞

使役動詞 let には「自由に~させる」という「許可」ニュアンスがあります。

例文の I let him leave. は、「彼を出て行かせてあげました」と、望み通りにさせる状況で使います。


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