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that を使いこなす【3日間完成 Day1】

おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。今日は「that を使いこなす」というテーマでの発信トレーニングです!

まずは、クイズ形式でチェックしてみましょう。

Q. 次の質問の返事として自然な表現はどっち?
Is that your car?(あれ、キミの車?)

「いや、うちの奥さんの」

(A) No, it’s my wife’s.
(B) No, that’s my wife’s.


[正解] (A) No, it’s my wife’s.

正解は (A) の it を使ったほうです。that(あれ)は離れているものを「指さし」て伝えるときに使いますが、it(それ)は1度出てきた名詞を「置き換え」て伝えるときに使います。

今回は1度出てきた that を返事の中で置き換えているため it が自然です。


[1] 代名詞の that

代名詞の that は「あれ」「あの」と、物理的・心理的に「遠い(離れている)」ものを指します。

That is my house.(あれが私の家です)
That house is old.(あの家は古いです)

「それ」という日本語訳が自然な場合もあります。

I know that.(私はそれを知っています)


[2] 接続詞の that

接続詞の that は特に日本語訳があるわけではなく、後ろに続く英文のアタマに置くことで1つの大きな名詞のカタマリを作ることができます。

I know that this diamond is a fake.(私はこのダイヤモンドが偽物であることを知っています)
I think that I have a fever.(熱があると思います)

この「that S V~」のカタマリを that節と呼び、特に hope, know, say, think などの動詞が that節を後ろに続けます。カタマリを作るだけの働きなので、この that に対応する日本語訳はありません。

実際には接続詞の that は省略されることが多いです。

I know this diamond is a fake.
I think I have a fever.

sorry, sure などの形容詞の後ろに続けて、大きな副詞のカタマリになることもあります。

I'm sorry that I'm late.(遅れてすみません)


[3] 関係代名詞の that

関係代名詞の that は前に置かれた名詞を修飾(=詳しく説明)する形容詞の働きをします。

「英文」で「名詞」を説明したいとき、その「名詞」を指す代名詞を「関係代名詞」に変えて後ろにつなげることで作ります。

「5本の脚がある机」と言いたいとき、It を関係代名詞 which に変えて、a desk の後ろにつなげます。

a desk ← It has five legs.(それは5本の脚があります)
a desk which has five legs(5本の脚がある机)

主語 It を関係代名詞に変えているため、これを主格の関係代名詞と呼びます。

また、「私が先週イケアで買った机」と言いたいとき、it を関係代名詞 that に変えて、a desk の後ろにつなげます。

a desk ← I got it at IKEA last week.(私は先週イケアでそれを買いました)
a desk that I got at IKEA last week(私が先週イケアで買った机)

目的語 it を関係代名詞に変えているため、これを目的格の関係代名詞と呼びます。関係代名詞 that は、a desk のすぐ後ろに移動させるのがポイントです。

主格の関係代名詞 that は省略することができませんが、目的格の関係代名詞 that は省略が可能です。

a desk I got at IKEA last week(私が先週イケアで買った机)


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