句動詞【3日間完成 Day1】
おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。今日は「句動詞」の発信トレーニングです!
句動詞とは?
動詞(特に take や come のような基本動詞)に前置詞や副詞がくっついて、「動詞+副詞」「動詞+前置詞」のカタチで1つの動詞として働くものを句動詞と呼びます。
*「2語以上のカタマリ」を「句」と言い、その中でも「動詞が含まれる2語以上のカタマリ」が「句動詞」です。
たとえば turn down(~を断る)や put off(~を延期する)などが句動詞ですが、refuse(~を断る)や postpone(~を延期する)という動詞よりも、句動詞のほうがより口語的で日常会話で好まれる傾向にあります。ぜひ今日からの3日間トレーニングで少しずつ覚えていきましょう。
句動詞のコアニュアンス
ところで、この句動詞ですが、丸暗記をしようとすると大変です。たとえば、look ひとつ取っても、
look at ~(~を見る)
look for ~(~を探す)
look up to ~(~を尊敬する)
look down on ~(~を軽蔑する)
look back(振り返る)
look ~ up(~を調べる)
look into ~(~を調べる)
look after ~(~の世話をする)
などなど、たくさんの組み合わせがあり、全ての句動詞を数え上げればキリがありません。
単純な「日本語⇔英語」の暗記では途方もない作業になる上に、look ~ up と look into ~ はどちらも「~を調べる」と同じものとして覚えてしまうことになります。
でも、この2つには明確な違いがあります。
◆look ~ up(~を調べる)
~を見て(look)ピックアップする(up)
⇒(本や辞書、ネットなどで)~を調べる
◆look into ~(~を調べる)
~の中に入って(into)見る(look)
⇒(原因)を調査する
それぞれの語の持つコアニュアンスをおさえておけば混同することはありません。また、意味も覚えやすく、忘れにくくなります。
句動詞の注意すべき語順
句動詞には大きく3つのパターンがあります。
自動詞+前置詞:look at ~(~を見る)
自動詞+副詞:look back(振り返る)
他動詞+副詞:look ~ up(~を調べる)
*自動詞・他動詞について詳しくはコチラ。
他動詞は、目的語と呼ばれる名詞を後ろに置くのですが、副詞の位置は柔軟に動くので、「他動詞+副詞+目的語」の語順でも「他動詞+目的語+副詞」の語順でもOKです。
ただし、目的語が代名詞の場合は、必ず「他動詞+目的語+副詞」の語順になります。
(○)try it on(それを試着する)
(×)try on it(それを試着する)
これは、文末焦点(相手にとって新しい情報や強調したい情報を文末に置く)という考え方から、既に出てきている情報である代名詞を後ろに置くのは不自然だとされているからです。
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このトレーニングは、1つのテーマを3日間連続の3ステップで完成させます。「しつこく繰り返す」ことがポイントですので、この3日間は同じ英文を角度を変えてトレーニングします。また、学習テーマにはあえて順番をつけず、どのタイミングでも学習を始められるようにしています(トレーニング内の英文は3日ごとに常に新しいものに更新されます)。詳しくはコチラ。
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