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【レビュー】oz designのUltimate Headphone Amplifier(ヘッドホンアンプ)を買ってみた!

 斉藤です。GABAチョコレートのビターがビターすぎなくてうまい。

これね

 今回はガレージメーカーのoz designさんからヘッドホンアンプを買ってみました。
 いや「買ってみました」で買える値段じゃないんですけどね。14まんえん! 良い値段するじゃねぇか。

もちろん今回もどこからもスポンサードされていません。
自分の金で買ったものを自分でレビューしているだけです。


1 買った理由

Ultimate Headphone Amplifier

 最近、機材のことを話すDiscodeサーバーに入会したんですが、そこでUltimate Headphone Amplifier(以下、UHPAと表記)の評判が良かったので購入してしまいました。

2 レビュー

 Universal Audio - Apollo Twin USBのヘッドホンアウトと比較してみます。

  • UHPAは耳に近い鳴り方をしますね。
    ヘッドホンでいえばオーテクみたいな近さです。
    ボーカルもの聴くには良い近さ!

  • 中域の澱みみたいなものがなく、どこか爽やかです。低域も速い。

  • 高域の耳に刺さる帯域はうまくいなしている印象です。出ないわけではありませんがトゲトゲしくはない感じ。

  • 解像度はどうだろう。特段高くは感じませんでした。
    鳴らすべきものを鳴らす、ごちゃつく時はごちゃつく、という意味では解像度は高いかもしれません。
    また、音の近さも相まって「広い空間で聴かせる」というタイプの解像度もありません。
    少なくとも普段使ってるIntercity MBA-1Platinum Editionの方が高解像度かな(低域は遅いけど)。

  • アタックやリリースがしっかり表現される方で、音ひとつひとつが見やすいです。
    特にクラッシュシンバルがばらばらにほぐれて音の粒子になる感じがよく表現できていると思います。

  • 低域がドカドカと鳴る方ではなく、結構タイトで冷静な鳴らし方をします。これを「モニター向き」とする場合もあるし、「一体感がない」とする場合もあると思います。

  • 低域はUHPAの方がよく出ているけど、超低域はApolloの方が出てるんじゃないだろうか。

3 総評

背面。シンプル。

3-1 好きなところ

 音が近くて冷静なところですね。
 低域がタイトで速いのでEDMを聴いてもモタつかないのが良いところ。
 あとセンターの音が目立つのでボーカル曲が映えますね。

3-2 ダメなところ

 超低域を絡めた粘り強いベースなどはかなりアッサリ表現してしまう方だと思います。
 あと何を聴いてもちょっと腰高かな。前の機種に比べれば、という程度で、気にならない人がほとんどだと思います。

4 終わりに

わかりづらいけど上から4段目ですね

 X(旧Twitter)で調べると「UHPAにしたらモニター環境が激変した!」「音が左右じゃなくて左下や右上から聞こえる!」という意見を見ることができるんですが、私は「そうかぁ?」と懐疑的に思う派です。
 私はApolloのヘッドホンアンプについては「まぁ10万円のIFに付いてる標準的なアンプですね(良くも悪くも)」くらいの気持ちで聴いてますが、Apolloの方が低域がバフバフしててノリよく聞こえる場面も多かったです。
(逆に言えば、UHPAの方がフラットなサウンドだとするならApolloは余計な超低域が出てるということになります)

 一方、ノリを重視しないのならUHPAの方が優れているのは確かだと思います。
 HPAのキモである低域の速さはクリアしてますし、解像度も素性の良さを感じます。

 少し腰高には聞こえますが…
 まぁ、私のルーティングというか機材の繋ぎ方が悪いのもあるかもしれません。
 PC→Apollo Twin USB(IF)→Grace m903(モニコン)→UHPAと、途中にm903というモニコンを挟んでいるのでそこで音が劣化しているのかも…?
(でもモニコンで音量調節するの楽すぎるのでここを変える気はありません)

 終わります。

使ったヘッドホン
・PHONON - SMB-01L(レビュー記事
・AUSTRARIAN AUDIO - Hi-X60(レビュー記事


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