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【Z/X】玖珠美甘と征く pt.1

どうも、EveGokurakuです。
海を超えてアメリカではもうそろそろ新学期のシーズン。自分も新しい勤め先でカードに使えるお賃金を久方ぶりに頂くため準備を進めています。

さて、今回は美甘回。前回の記事とは打って変わってカードやデッキの話をします。
推しのイラストレーターである桃豆こまもち先生がアートを手掛けたキャラクターという動機1本で新規で構築し動かし始めた物でしたが、これは非常にFunに溢れたCoolデッキだ!となったため現行の研究成果と称し、カード評価や構築を紹介します。
あくまで個人の一例である事を念頭に置いて閲覧頂けると幸いです。


どういうデッキ?

「爆臨!超新星」より追加された新システムである「アセンション(AN)」と「オーバードライブ(OD)」の双方に密接に関わるカード群を擁するデッキです。

○メインデッキに搭載できるアセンション
○アセンションの存在を条件に強化されるカード
○後天的にオーバードライブを獲得するカード
○メインフェイズにイグニッションを行えるカード

といった要素が多く含まれており、新システムをインタラクティブに楽しめます。

じゃんけんはゲームに直接の関わりを持ちません

IG連打による低コストでの複数面展開による攻撃力アセンションとそれを超えた先にライフから投下されるODによる防御力と2つの特性が1つのカードプールに共存し、採用カードの配分次第で微調整が効く事から、「美甘は○○なデッキだ」と言う解釈・思想に個人差が生じやすいのが特徴です。

今回筆者は美甘のデッキを「1c行動+IG連打による暴力的な行動回数を相手に強く押し付ける攻撃的なデッキ」と解釈し、後述する各カードの評価・デッキリストに反映しています。

関連カード紹介

ゼクスは全て固有種族「ズヴィズダー」を持ち、赤単色で統一されています。

PEX

第7星界は非暴力世界のため中破はしない仕様

美甘にも固有EXがあり、絶界付与・EXライフに加え、後述するだだっこ拳及びスタリソにEX要件があります。
しかし、カードプール内に5c以上が少ない点・主力となるハンマーにEX要件が無い事からグロリアやアーク依存のデッキと異なり「まずEXを表にしないと話にならない」という事態にはなりにくいという違いがあります。

IG

ハピネスタイム 美甘

Googleでハピネスタイムとだけ入力して検索するとパチンコ大海物語5のスペック紹介に混ざってゼクスの通販が検索上位に表示されるらしいですよ

ものの1年未満ですっかりゼクスを支配してしまったハピネスタイムの波の一端。

赤のアイコンとして標準的な手札1除外2ドローの初動能力を持つ他、アセンション存在下で手札・トラッシュから除外する事で自分ゼクス1体に完全耐性を付与できます。
基本的には他の3c以下やODに付与して相手の妨害を弾きながら攻撃するのが○。

手札を減らさない登場時を持つアイコンながら自身だけで除外2枚分になれるのは流石の現代スペック。
後述しますが、美甘は除外に溜まったカードをコストとして一気に消費するようなアクションがあるため、特に耐性が不要でも適当に除外を増やしておくプレイが肯定されます。

疲れたらひと休み 美甘

髪も寝る

名称ライフリカバリー。S能力付きアイコンの追加がはぐらかされがちな新規デッキとしては珍しく初登場弾からライフ搭載。

アレキの新ライフと同等のトップ2枚を手札除外に振り分ける効果と、強烈な上振れ要素となる面開け+0cアセンションプレイを搭載。
この手の連パン向けコストを持つテキストとしては珍しく自身を戻せるため、5リソ段階で上からIGで降って来ただけでアクションがかなり伸長します。
勿論別の能力で踏み倒しても使えるし、手札に返して再使用したいゼクスをコストとして連打する事も可能です。

非IG(ゼクス)

美甘 遥か彼方からやってきた

UFOに搭乗

美甘の専用スタートリソース。「爆拳!綺羅星」のリビール時点で美甘EXを指定するカードの存在が確認されていたため、こちらも同様に存在が予想されていたスタートリソースです。

EXオープン効果に加え、EX要件と独特なコストを要求する5c以下の踏み倒しを固有能力として搭載。
コストとして手札に戻す必要があるアセンションですが、後述の通り0~1cのアセンションが存在するため縦引きさえすれば能力を使えずに困る事はありません。

また、直接的な展開能力でありながら同名ターン制限、更にはリソース制限もない事から複数搭載も現実的で、早期にスタリソの2枚目以降とアセンションを揃えられればEXオープン→そのまま踏み倒しまでを2ターン目に行えます。ただし極端なパーツゲーになる点は注意。

怒りのだだっこ拳 美甘

ダブルラリアットではない

このデッキを象徴する「後天的にオーバードライブを獲得するカード」。アイコンを得る4c6000と言う事でリンク期に登場したリンク展開能力を持つレイドに類するデザインとなっています。

勿論正規のODは別途デッキに搭載できるため、EXがオープンすれば都合OD8枚体制。攻守に渡って相手の脅威となります。

登場時のサルベージはカード種別を問わず、起動能力は往復でリムーブを増やしつつ打点補助になるため全ての能力が有用かつ自己完結しています。ただしトラッシュ除外をコストとするカードはこれ以外にも多数存在しているため調子に乗って除外しすぎるのは要注意。

星砕の弩髪ハンマー 美甘

「怒髪天を衝く」という成語があるため勘違いしやすいがこれは「弩」髪
髪が兵力と化すのはベヨネッタを想起させる

スタリソで踏み倒せる最大サイズのゼクスで、レアリティ設定からエースカードの立ち位置にあります。

アセンションをスリープして1cでプレイできる他、カードが登場する度に5000バーン、そして破格のコストで行えるIG2回を持ちます。
最大で1c3面展開できる展開力の高さもさることながら、バーンの誘発が自分の「カード」という指定のためIGで当たったゼクス以外にも他に手から出したゼクス、更にはアセンションにも反応するため字面から受ける印象よりも除去としての信頼度が高いです。

スタリソや自身の軽減で連打でき、その度に通常の積み込みIG系デッキの倍のペースで抽選を重ねられる事から単なる運だけ~に留まらない圧力の高さでガンガン攻めて行けます。
実質ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド

スピニングみかんキック 美甘

BPM180位のHardcore Kickで脳天をシェイク

スタリソ範囲外のゼクスその1。代わりにプレイ時にリムーブ5枚をデッキに返してコスト軽減できます。

プレイ時に1面自壊orアセンションの踏み倒しプレイ。
どちらも手数に直結する強力な効果ですが、コスト論的に1面自壊が1c相当+追加手札1枚要求なのに対しアセンションプレイが2c相当+固有アクションになるため踏み倒しを選ぶ場面が多いと考えられます。

また、先のようにIG連打により凄まじい勢いでデッキが削れていくため、それを一気に5枚回復できる点も見逃せません。

超宇宙ビーム 美甘

マスタースパーク?

スタリソ範囲外のゼクスその2。代わりにパワー合計11000以上になるようなゼクスの組み合わせと入れ替わりで手札リムーブから登場できます。

パワー合計11000の達成は、1体であればOD・2体であればハンマーorキック+IGが基本。IGが2c3000ラインだと未達になる点は要注意。

登場時に1ドロー1除去、ターン終了時に1リソリブート。
後述する相手ターンでのアセンションプレイのための起きリソースを確保します。
盤面に散らかったゼクスを手札に還元しつつ後ろに付けたODを打点として前進できるのですが、直接的なパンチ増加に貢献せずリソースリブートもタイムラグあり、その上基本アセンションが埋める都合PSにも定着しないとデッキの諸仕様に迎合しない点が足を引っ張り現時点で評価は高くありません。

スプラッシュ・スター 美甘

ヒトデ完備

「ゼクスプラッシュ♡サマーメモリー」の新顔。そのせいか種族サマーを追加で持ち、P指定なし。
スタリソ範囲外その3。代わりに自分の手札が1枚以下の時1cで手札orリムーブからプレイ可能な起動能力を持ちます。

プレイ登場時にトップ2枚除外+2回収。6c払ってこのカードを出す事は一生無いためほぼ起動能力から登場した時専用の効果です。

基本的にアセンションやゼクスを手から吐き出し、更にハンマーやキックの能力で手札コストを払うため手札1枚以下という条件は一見達成しやすく見えますが、実際にはそもそも大量のパーツを手札に抱え込んだ状態からスタートする上にLRやスタリソ等でカードをメンコし続け、その上で当たったIGの分だけキャッシュバックが入るため1枚以下になる事は殆どありません。
ハンマーのIGをとことん外し続けていれば低空飛行になり得ますが、実際にそのような状況になったら今度はそれ以外の展開パーツが悉く欠損している事になりリムーブ2枚回収程度で間に合うかも怪しいため実はさほど相性は良くありません。

非IG(アセンション)

関連カード内では片仮名表記の「ミカモ」で指定されています。

星界賢聖"漆" クスミカモ

種族名はロシアンなのに数字の読みはゲルマンなのどうなってんだ

メインデッキに入るアセンション。0cでプレイ出来て他のゼクスやアセンションと連携を取るデッキの核です。

自ターン起動でトップ3枚の中からアセンションを除外、更に相手ターンも使える起動で後述の1c↑アセンションをリムーブからプレイします。
下能力やLR・ハンマーで使用するアセンションを引き摺り出す上能力は手札に戻して往復させる事で何度も使えるため、狙ったアセンションを探索しやすくなっています。

0cで盤面に出現するカードのためハンマーとはコスト軽減・除去能力・スタリソとの連携と全てが密接に関わっており基本的にセットで抱えるカードになります。

自分ターンでは手札に返すだけ返してリムーブからはプレイせず次のアクションに繋げる一方、相手ターンにはアタックされた時に使用して相手のパンチを透かすという運用が可能で、デッキのインタラクティブな動きに繋がっています。

むずかしい話はNG クスミカモ

悩みの漫画的表現である頭の上のゴニョゴニョも髪が担当

1c以上のアセンションその1。
相手P隣接のパワー増加と登場時に上5枚からのサーチと8000バーンの選択効果を使用可能。

メインデッキに入るアセンションは破壊されたらゼクスと同様にチャージに送られるため、適当に後で必要そうなカードをサーチした後にチャージを獲得してIGに繋げるという初動運用としての運用が可能です。

注意すべき点としてアセンションはPSにしか登場出来ず上から重ねる場合はトラッシュに送られてしまうため、NG→NGと繋いでもチャージを複数枚獲得する事は出来ない事が挙げられます。

これ自身が除外を増やさない点、パワーはODのベース15000+だだっこのパンプ・除去はハンマーで間に合っている場合が殆どな点、そして0cでプレイしても何故か自分ターンと書いてあるせいで防衛に貢献し辛い事から中後半以降非常に腐りやすいです。採用の可否及び採用した場合のキープ選定には慎重になる必要があります。

飛べ! クスミカモ

ピーハット?

1c以上のアセンションその2。3cまでコストが上がった分シールド値を獲得しており、どれだけ弱パンでも削られる代わりに必ず2パン吸ってくれます。
リムーブで1軽減は0cでプレイする際に影響。登場時に3以下を踏み倒す能力は色や種族・名称を問わないため攻守に応用が効きます。

更に、自分PS回りに相手のリソ枚数以上のコストのゼクスの登場を禁止する常在能力を搭載。
現代のゼクスには大軽減・コスト踏み倒し・破天降臨・憑依条件等あらゆる方法で名目コストより低いリソース消費でゼクスを登場させる能力が数多存在しますが、それらのアプローチを間接的に禁止する事でただでさえ2パン吸い取るアセンションの硬さを更に際立たせます。
対面デッキと着地ターンによっては実質EXターン級の突き刺さり方をする場合もあるため、相手のライフカットが予想されるターン帯域を過ぎたら毎ターンこれを置いた状態で相手にターンを渡す事を心がけたい所です。

構築

アイコンのみ絶対数が少ないですが、新登場のデッキとしてはかなり関連カードの供給が多く、何も考えずに名称4積みをしているとあっという間にデッキの枠が綺麗さっぱり埋まってしまいます
自分が望むゲームレンジや目指す動きに合わせてカード採用枚数を変化させ、自由枠を捻出しましょう。

デッキリスト例

2024/08

このリストは数週間に亘るテストプレイの結果、記事執筆時点での関連カードの内
ビーム…最初からカードパワーが低いと考えていた
スプラッシュ…1回も手札1枚以下にならなかった
NG…ゲーム開始時から終了時まで一度も使わず持て余す場面が多発した
3種を以上の理由で全抜き、代わりに当初は採用枚数が2枚であったキックを4枚まで増量し、ZDアナスタシアを除く自由枠7枚を分け合う形で構築しています。

現時点ではIG枠の方が自由枠が圧倒的に多く、そこからデッキの指向性を(デッキカラーまで含めて)肉付けすると構築がスムーズに進むと思われます。

非名称IG

通常アイコンはハピネスタイムが1種3~4枚を受け持つため、残りを個々人の好みで埋めていく形。
赤単色の範囲で好まれる傾向にあるのは以下。

神力はある程度併用前提でカードデザインが決定されていそうな見た目をしている一方、ラミアはマジでどこから見つけてきたんだ…

○神力
2ターン目ハンマーの上振れパターンを創出。
それ以外にもライフやIGから出現すれば手に持て余していた軽減なしのゼクスを出力したり、うっかりライフ1でターンを獲得すれば強力な展開札になったりとデッキ全体に非常にマッチしている。

○アッパーラミア
捲れば1リソ起こしによるアクションの伸長を赤の範囲で行える。
EXに必須カードが少ないため能力用のウェイカーの枠も取りやすい。

○アノ
困ったらこれ。守りの他、上から捲れば後続のIGの出し先を簡単に確保できる。

S能力持ちはLRが名称固定のためそれ以外が検討要素。
ODは赤であればセマルグルが現状一択レベルで、多色化を許容できる場合はヘルソーンも人気。

必須とは言い難いもののウェイカーアッパーor非赤のODという構築上の枷を負って尚リソースリブートを行う戦術教義が一定の支持を得ている事が、美甘における1cの重さを物語っている格好

ヘルソーンはOD未達でも、だだっこ・NGのパンプを重ねる事でアタック時誘発の要件であるパワー10000を達成できます。

VBは「爆拳!綺羅星」で同時収録の赤アビッソが最も人気な一方で飛べ!と同様に手札のゼクスを吐き出していけるセレネや山回復しながら無償登場できる茫漠も有力。1ターン目から強く使えるカードの種類には乏しいため複数種類を散らして採用する例も多いです。

茫漠2それ以外2が筆者のお気に入り

より強固な多色化を狙う場合はLR以外の16枚の内、2種8枚もしくはそこにODを加えた3種12枚を対応するカラーのパッケージに切り替えて精査していきましょう。

いろいろ試そう(丸投げ)

非名称非IG

先に述べた通り、名称を上から順に埋めるとあっという間に枠が詰まってしまうため、採用カードを削って自由枠を取る上では美甘に足りない固有の役割を果たせるカードが求められます。満たしていると好ましい要件は以下の通り。

○0~1cのアクション
ハンマー・キックが基本となる1c行動のため、これに追随出来る低コストアクションを充足したい。
○連パンに繋がる
ハンマーのIG連打がもたらす展開力に対してLRの同名ターン1起動とキックの選択1面だけと自壊は今一つであるため、これを自由枠のカードで補強したい。
○有利なコスト帯である
軽減持ちであれば有力な憑依に繋げられるよう高コストだと美味しい。ホノorセーラに繋げる6c↑、エンリルに繋ぐ8c↑、グラに繋ぐ9c↑等。
逆に自身で軽減を持たない場合、赤の有力カードである神力・ホノに対応する5c↓かどうかが1つのライン。飛べ!に対応する3c↓であれば尚良い。
○IGのサポートが出来る
赤の範囲ではほぼ無いに等しいが、積み込みが出来ると面白い事になる。

以下でサンプルリストに実際に取ったカード及び採用を検討中のカードを紹介。これ以外にも候補はあると思います。

何か転身の時も似たような事してませんでした?

○ヤクトル
飛べ!対応にして最大3面開けをもたらす渾身の一撃。
一気に除外を増やせる他、ライフの神力で手札から投げ込むと不意を衝ける。
○キマ
アセンション・ハンマーが走り出したら除外6枚達成は余裕。
1cで面を広げつつコスト用のトラッシュが増えるのが良好。
○デネボラ
赤単色でリソースを起こせるカード。だだっこと重ねて12000打点まで取れるのも役立つ場面があるかも。

錚々たる顔ぶれ(?)

○スウ
1cで山回復兼除去。リムーブ13枚オーバーには注意。
○荒野の頂
チャージを咎めつつレンジ2で1パン追加。
ハンマーで相手のゼクスを除去していけばいずれ1cになるが、2体しか消せなくとも飛べ!圏内になるのが美味しい。
○八尾
最低1cでトラッシュを3枚除外しつつ1除去。EXはスカスカのため、シフト八尾を乗せて1ドローする余裕もある。
○式メイラル
最低1cで8000以下を綺麗さっぱり。
○以津真天
4c以下の全てのゼクスを1c行動に出来る。
○ラフィアス
ハンマーを手札に返しつつ積み込み。連打が捗る。

スタートカード

有意な確率でスタートカードはアセンションに踏みつけられトラッシュの肥やしになるため、バニラ5000のスタカで殴られない事を意識している例もありますが、もし仮に破壊されて使用できた場合の能力のリターンで決めてもさして問題はありません。
以下は一例。

有力な降臨条件持ちと重なる色で選ぶのも○

○リベル
ド定番。IGの火力の高さはピカイチのため、追加でチャージを与えるリスクを嫌って殴ってこない可能性が高い。
あいするゆうきを組んで有難く全効果を使っていきたい。
○カノン
同期の赤いスタカ。全効果を使用した場合1ドロー2除外1除去とパフォーマンス◎。
○ヴェント
輝聖のアイコンを持っていない方。PSから自主退場できるのが刺激的で、除去の質も高いためいつか殴ってくれる。

EX

ラミアの項で述べた通り、レベル用ウェイカーを取って尚十分に枠がある位には必須と呼べる物が少なく、自分が必要だと思った物を実戦を通して見定めていく程度で決めてしまってもいいと思われます。
強いて言えばEX権でIG出来るアナスタシアは固有の魅力がある事位。

このカードの本質は5c降臨で一番トラッシュが増える事にあるのでね

ただし身に余る展開力で盤面が埋まり切り、能力でピンポイントに出したいゼクスを供給できなくなってしまう事があるため、多くのゼクスを登場条件に巻き込めるゼクスエクストラは何枚か確保しておく事を強くお勧めします。

トラッシュ4枚しか無くても3体で組んだら自壊2回なのでやっぱりすげーカード

戦術教義

美甘は形式化されたアクションを持たないデッキです。
幾ら試行回数の暴力で塗り潰せるにしても、やっている事は縦引きとIG連打が殆どのため、どうしてもアドリブ色が濃くなりがちです。
そのため、詳細な展開は掲載せず、*上記サンプルリストにおける*カードや単一アクションごとに優先すべき事柄の記載に留めます。

揃えるカード群

○アセンション(手札)+ハンマー(手札)
基本のキ。手に引き込むアセンションは漆が最優先です。
○キック(手札)+飛べ!(リムーブ)+除外5枚以上
基本のホ。一時的に除外が0枚になっても問題ありません。
○神力(手札)+ハンマー(手札)
2ターン目までに揃えたい組み合わせ。先2では容赦なく襲い掛かって良いですが、後2の場合次のターンノーガードでボコボコにされた時に先3でそのまま死にそうか否かを慎重に判断してアクションするかどうかを決定しましょう。

優先順位

○除外するカード
飛べ!>茫漠>OD>それ以外のアイコン>手札に入れたいカード
飛べ!と茫漠はリムーブから直接展開に絡むため何枚でもリムーブに置いておきたい。
それ以外はアイコンを除外しておき、それらをキックでデッキに返してからハンマーで捲りに行きます。
セマルグルとだだっこでリムーブサルベージ8枚体制となるためトラッシュコストで適当に除外しておけば拾える事も多いですが、時にあいするゆうきでそのまま拾う事もあるため、目的のカードが複数トラッシュに落ちている場合は手なりで全除外するのは控えた方がいいかも。
○IG神力で出す先
ハンマー≧デネボラ>LR≧ヤクトル>赤アビッソ>だだっこ

フリー展開で最も範囲が広いカードになるため、手札の消化が良くなるように吐いていきたい所。
基本はハンマーを押し出し、以降は高コスト帯と自壊札を天秤にかけつつ展開を伸ばしていきます。
○飛べ!で出す先
LR≧ヤクトル>赤アビッソ
基本はLRの起動でハンマーorキマを手札に戻しながら2発目の飛べ!に繋ぐのが連鎖展開に重要です。
ただし飛べ!が枯れている時や相手PSを囲んでいるゼクスが2体以上アイコン持ちでより攻撃回数が伸びそうな時は容赦なくヤクトルで破壊。
○プレイするアセンションエクストラ
フィンレー≧スイフト>ロモア

後2でプレイする場合、スイフトでチャージを消しつつ自身のリムーブを確保。ヤバめのメタが必要な場合ロモアにお呼びがかかります。
それ以降にアセンションをプレイする必要がある場合、よほどクリティカルな除去が欲しいと言う状況でも無ければフィンレーでハンマーを投げ込む事になると思われます。

覚えておきたい事

○アセンションの上書き
・ゼクスを踏んでアセンション・アセンションを踏んでアセンション
は可能。

・アセンションを踏んでゼクス
のみ不可能。

また、踏まれる側のゼクス・アセンションの位相は問われません。
例えば、ハンマーの1cプレイのためにスリープしたアセンションを上書きしてリブートとし、もう1回ハンマーの1cプレイを行う事が出来ます。

○美甘EXをオープンしていない時のだだっこの処理
ダメージ解決→クライシスエフェクトの順のため、非EX状態でダメージを受けてライフからだだっこが公開されてもその時点ではIGもODも持たないため登場できません。

○漆によるアセンションプレイ時の相手の攻撃先
漆が相手に攻撃された時に下能力で自身を手札に戻してリムーブからアセンションをプレイすると、その攻撃は攻撃対象不在になります。リムーブから新たにプレイされたアセンションにダメージを与える事は出来ません。

○各種サーチでデッキボトムに送られたカードの順番を記憶する必要はあるのか
上記サンプルレシピでの試行の結果、ボトムに送ったカードが1周してデッキトップに浮いてくる前にどこかでキックプレイ時のシャッフルが入る場合が殆どでした。
NG採用型で初動にNG4枚使ったとかでもない限り記憶する意味は無いと思われます。このデッキはツクヨミではない
ただ、順番とまでは言わずともボトムに送られたカードの内訳は覚えておくと間接的にデッキ内容・ライフ内容の把握の補助になる可能性はあります。が、そこに神経を尖らせすぎて別の所をミスするようでは世話が無いため無理は禁物です。まず筆者がやってないしやらなくても普通に勝てるデッキのため気にしなくていい

今回はここまで

と言う訳で最新デッキ(からはちょっとずれ込んだけど)"美甘"の紹介でした。
完全にイラストレーター1本の細い動機で動かし始めたデッキでしたが、絶大な楽しさを享受して本記事も無事執筆する事が出来ました。

世間に目をやれば、本記事の内容の半分も適用できないような過激で挑戦的なリストを構築するプレイヤーを多く確認しており、盛んに研究が行われています。

今でも一旦完成形にはなっていますが、既に10月弾である「爆煌!閃光星」でも追加強化が内定しています。
一体来るとしたらどういう物があるのでしょうか。レイドリンクAPか、あるいはアイコン持ちアセンションとかいう下手物か、予想は尽きません。

この記事の内容も半ば水物とでも呼ぶべきモノではありますが、興味を持たれた方の参考になれば幸いです。
それでは。

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