まだ『デジタルカメラ』が珍しかった時代

こんにちは。「レースクイーンフェチ」の中の人です。

前回の記事には、1996~1997年頃にネットでレースクイーン画像にハマった話を書きました。今回からはその続きを時系列に紡いでいき、まだ『デジタルカメラ』が珍しかった時代の話を書こうと思います。

1998年 「写ルンです」で初のコンパニオン撮影

すっかりレースクイーン(以後RQと表記)に目覚めた私は、嬉々としてRQ画像を収集していた訳ですが、撮影者のサイトを見ているうちに、自分でも撮ってみたいという欲望が芽生えてきました。
当時、私は関西に住んでいたのですが、毎年2月にはインテックス大阪で「大阪オートメッセ」という大規模なカスタムカーのイベントが開催され、レースクイーンやイベントコンパニオンが撮影できるという情報を入手。
こんなチャンスがあるなら、行ってみるしかない!と思ったのですが、私はカメラを1台も持っていません。
どうするべきか。何も分からないけど、とりあえず行こう!と、兎にも角にもコンビニでレンズ付きフィルム「写ルンです」を買って、ドキドキしながら会場へ向かいました。

画像1

画像出典:Wikipedia「写ルンです

当時の私にはカノジョ(※とても嫉妬深い)がいまして、「女の子の写真を撮りに行ってた」なんて真実を言おうものなら、怒り狂って周辺の物をブチ壊したり暴れ回るに決まっているので、朝の1時間だけこっそり撮影に行き、その後は何食わぬ顔でカノジョとデートして誤魔化したのを覚えています。(本音:もっと撮影したかった)

画像2

画像出典:Wikipedia「大阪オートメッセ

翌日、さっそくフィルムを現像に出して、ワクワクしながら写真を受け取りに行ったのですが…
仕上がりは期待から程遠く、ガッカリするものでした。
「写ルンです」にはズームも無く広角の単焦点なので、まずコンパニオンに寄れない。(※調べてみたら、「フジカラー写ルンです」の画角は、35ミリ判換算で32mmだったんですね。初めて知りました)
カメラに全く慣れていないので、コンパニオンのお姉さんを撮る緊張のせいもあって手ブレが頻発。
フラッシュを使用したのですが、赤目になったり暗すぎたり、まともに観賞に耐えうる写真なんてほとんどありません。

ハァ…………(クソデカ溜め息

こうして、初撮影は散々たる結果に終わったのです。

1999年 雌伏の時~最新型のデジカメを購入

最初の撮影は大失敗に終わったのですが、これでめげてる場合じゃありません。どうすればRQのお姉さんを綺麗に撮れるのか検証すいる作業に取り掛かりました。

目的を整理してみましょう。
・撮影した画像を紙焼きプリント(写真)ではなく、PCモニターで鑑賞したい。
(※この後、家庭用プリンター複合機にもフィルムスキャン機能が実装されましたが当時はまだ一般的ではなく、フィルムスキャンも低性能で実用レベルではありませんでした)

そこから導き出される解決案は、
・フィルムカメラではなく、デジタルカメラが適任。
・ある程度のズームと望遠が必要。
・暗い場所対策として内臓フラッシュも必要。

結論=レースクイーンを撮るためには、デジタルカメラを買うしかない!

しかし、一眼レフデジカメはまだニコンD1(200万画素・1999年9月発売)すらリリースされていない。「キヤノンD2000」(200万画素・198万円)は当然のことながら問題外。そんなところに登場したのが、「オリンパス C-2000」(200万画素・1999年4月発売)なのでした。

高級コンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA C-2000ZOOM」

直線を主体としたとシルバーのボディ。未来を感じさせるフォルムにトキメキましたよ。現在はスマホカメラでも2,000万画素オーバーが当たり前の時代ですが、当時はコンパクトデジカメで200万画素というのは非常に画期的だったのです。定価113,000円も「安い!」という感じでした。

こうしてカメラのことなんて何も知らないまま勢いでデジカメを買い、カノジョ(※とても嫉妬深い)と無事に別れた私は、レースクイーン撮影という奥深い世界へ突っ走っていったのです。

(続く

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