厩舎雑感2022・堀宣行厩舎

堀宣行厩舎について、最近思ったこと。
(個人の勝手な想像を多分に含むため、話半分でお願いします)

一口馬主を始めてから「一度は堀厩舎預託馬に出資したい」と思っていた憧れの厩舎。
リアルインパクト、ドゥラメンテ、モーリス、サトノクラウン、ネオリアリズム等、体質や気性に問題がある馬を一流馬へと育て上げた厩舎力は間違いなく関東屈指であり、ノーザンファームからの信頼も厚い。マスコミ嫌いではあるが、クラブ馬のコメントを読む限り、非常に細部まで馬の状態を把握しており、レースで装着する馬具について丁寧に説明をしてくれている。クラブ馬にここまで丁寧なコメントを出してくれる調教師はそうはいない。職人気質な人なんだと思う。

2020、2021年のシルクHC、キャロットC募集で堀厩舎の預託馬に出資申し込みを希望したが叶わず。今年こそはと思っていたのだが、ここにきてノーザンファーム系クラブからの預託が減っている。

2021年のサンデーTCで募集馬に預託馬がいなかった時は、2019年募集馬(現4歳)の2頭(ブエナベントゥーラ、アゼルスタン)がイマイチな成績だったの受けてのことで、この年限りの一時的な措置だろうと思った。今年、2022年のサンデーTCの募集にも預託馬がいなかった。(ちなみに、今年のダービートレーナーである友道厩舎も、2021、2022年とサンデーTCの預託馬がゼロとなった。)

シルクHCも、2018年募集馬のサリオスが活躍したが、その後の2019、2020年募集馬が振るわず、2021年募集馬も2022年7月のデビュー戦で惨敗してしまった。2022年の募集馬には預託馬がいなくなった。(ちなみに、友道厩舎も2022年の預託馬はゼロ。)

ノーザンファーム系クラブの中で唯一、キャロットCは2022年募集馬にも預託馬が2頭含まれた。1頭は社台ファーム生産馬なのでノーザンファーム生産馬が1頭預託された。キャロットCの預託が無くならない理由を推測すると、キャロットファーム秋田博章社長の差配なのかなと。秋田社長は元ノーザンファームの獣医師でノーザンファーム場長も務められ、ノーザンファームの発展に多大な貢献をされた方だ。ノーザンファーム吉田勝巳社長も秋田社長には絶大な信頼を寄せている。非常に義理堅い方で、秋田社長との関係でキャロットCからの預託が続いてるのかもしれない。(ちなみに、友道厩舎もキャロットだけは1頭預託された。)秋田社長が退任となれば預託が無くなるかもしれない。秋田社長の年齢を考えると、残された時間は長くはない。

2022年キャロットCの募集で、私は最優先希望馬を「インクルードベティの21」とした。セレクトセール落札馬のため募集額が高く、根強い堀厩舎人気はあるにせよ、この馬にはそこまで人気が集まっていなかった。チャンスだと思った、堀厩舎預託馬へ出資する機会が、ついにその時が来たのだと強く感じた。

結果は9/16にわかる。

ノーザンファーム系3クラブは、2022年の募集で関東入厩馬の比重を上げた。主要な大レースの多い関東への入厩馬を増やし、外厩のノーザンファーム天栄で馬を作り、管理していくことを重視しているように見える。堀厩舎は関東の厩舎でありながらノーザンファーム馬の外厩としてノーザンファーム天栄をほとんど利用せず、ノーザンファームしがらきを利用しているのは有名な話。ノーザンファーム天栄を重視するのであれば、今後、堀厩舎にノーザンファーム系クラブ馬の預託は期待できない。今年もオーナーズでは1頭預託があるため、中央の馬主資格を取得することも選択肢の一つだが、ハードルは高い。社台ファームや白老ファーム生産馬は変わらず預託されているので、社台TCの預託馬へ出資するのも選択肢の一つ。

活躍馬が出れば、また違った未来もあるかもしれない。
今後の堀厩舎所属馬の活躍を祈る。

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