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#03 受講生インタビュー:「手取り12万、これは無理だ」→稼げると聞いて無我夢中で飛び込んだ、2児を育てるシングルマザーしおりさん
沖縄の貧困問題を解決するために、ひとり親の方々にITエンジニアとしての技術育成をして、彼らの「稼ぐ力」の向上を支援しているEngineer.Okinawa(エンジニア・オキナワ)。
オンラインで提供する学習コミュニティには、沖縄県内のみならず、県外のひとり親家庭の方も参加しています。
受講生インタビュー第3回は、三重県から通うしおりさん。
彼女もまた、2人の子どもを一人手で育てるシングルマザーです。
育ち盛りの子どもを育てながら、全くの未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジに挑むしおりさんにお話を伺いました。
受講生紹介!
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しおりさんはこれまでどんなキャリアを歩んできたんですか?
高校を卒業後、ショッピングモールに入っている雑貨屋さんに就職しました。結婚を機に、雑貨屋さんは退職して、一般事務のお仕事を派遣や契約社員という雇用形態で転々としてきました。
直近は電柱設置会社で、契約社員として働いていました。
「6年くらい働いたら正社員になれる」って言われたんですけど、“6年は長いな”と思って。その間はボーナスもなかったし、手取り12万円とかで、これは無理だと思って転職を考えました。
パソコン作業はこれまでやってこられたんですね。
派遣のときにExcelやPowerPointを使ったことがあります。
直近の電柱設置の会社では、AutoCAD(オートキャド)っていうシステムソフトを使って、3Dではなく2Dで簡単な図面を書いていました。
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じゃあプログラミングを始めるのに、そこまでハードルは感じなかったですか?
パソコンは仕事で毎日使っていたんですけど、「ITエンジニアが稼げる」って聞いてとりあえず飛び込んできた感じなので、学習内容も分からずに飛び込んできてしまいました(笑)。
なのでプログラミングするにあたっての不安もなにも、ここに入って初めて「言語?なにそれ面白い」ぐらいの気持ちで。ほんとに分からずに入ってきてしまいました(笑)。
勢いを感じますね。Engineer.Okinawaにはいつ、なぜ入会されたんですか?
入会は2023年8月ですね。以前、友だちのお父さんが定年後にすごい海外旅行とか行ってて、“なんでお父ちゃんそんなにお金あるの?”みたいな話になったときに、「お父さんITエンジニアで稼いでたよ」みたいなのを教えてもらって。それで『あ、ITエンジニアって稼げるんだ』と記憶していたんです。
そこから育児と家事と仕事との両立で悩むことが出てきたときに、在宅っていうか、パソコンがあれば家でできるお仕事がいいなと思って。そこが一番大きいですね。在宅でお仕事がしたいなと思って、在宅で稼げる仕事を探しているときに「ITエンジニア」っていう仕事が出てきたんですよね。
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「在宅勤務ができる」ことを理由に通う方が多い。
なるほど。ITエンジニア以外にも在宅でできるお仕事ってあると思うんですが、他のお仕事は検討しなかったんですか?
調べたらちょこちょこITエンジニア以外のお仕事も出てきました。私の中で「在宅」っていうのは一番大きくて、その中でいろんな職種が出てきたときに、以前、友だちに教えてもらった「稼げる」っていうのがリンクして。
ITエンジニアがいいなと思っていたところに、SmartNewsで『Engineer.Okinawaがシングルマザーを応援するプロジェクトでクラウドファンディングやります』というニュースを見つけました。
そのページを見たときに、「沖縄のシングルマザーの賃金が低い」「シングルマザーが手に職をつけるのを応援する」っていう沖縄が前提で書いてあったんですけど、「ここに書いているの私のことだよ!!!」と思って。
なんか沖縄の地域に限った話じゃないんですよね。なんでもうニュース読んでて、「私も手に職つけたい!お金稼ぎたい!在宅で仕事したい!これだ!」と思って。今までのいろんな情報が合致した感じでした。
それまで調べたり聞いたりしてきたことが繋がったんですね。ちなみに、ITエンジニアを育成するスクールは他にもありますが、調べたりされましたか?
それ理事長の匠さんにも聞かれたんですけど、全く調べてなくて。
そのSmartNewsの記事をみて、その足で匠さんの面談(=スクールの無料カウンセリング)を申し込んだので・・・勢いだけでここまで来たみたいな感じがすごいですね(笑)。
先程もお伝えしたんですけど、比べる余地というか、何をするかも分かっていないけど、とりあえず面談に申し込んで「ニュースに書いてたシングルマザーは私です!」みたいな感じで飛び込みました。
気迫を感じますね。何を学ぶのかも知らずに飛び込んできて、この2ヶ月の学習はどうですか?
すっごい最初、意味わかんなくて、出てくる言葉とかも難しい。
「もう先生、なに言っとる?」みたいな感じで(笑)。
最初の1ヶ月は全部が分からないんで、質問することも分からなくて。「どこが分からないですか?」って聞かれても「いや、もう全部です」みたいな感じでした。ただ意味も分からず、先生に言われたとおりにコードを打ち込んでやっていく・・・というのが最初の1ヶ月でした。
今振り返っても1ヶ月目は大変だったなと思います。分からないまま進んじゃって。で、2ヶ月目のいま、FrontEndコースに入って、「先月、Basicコースで習った関数はここで使うんだ💡」という感じで、少しずつ1ヶ月目にやったことが復習というか、理解できてきたかな、という感じはしています。
最初は見様見真似でやって、授業についていくのに必死でした。
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2ヶ月目でようやく点と点だった知識が繋がっていったそう。
その当時の一日のスケジュールってどんな感じで過ごしていたんですか?
Basicコースのときは復習の仕方が分からなくて、ただ授業を聞いて課題をこなして、みたいな感じだったので、Progate(プロゲート)とか予習とかを全然してこなかったんですよ。
次のFrontEndコースに進級OKってなったときに、「コースが始まるまでにここまで理解しておいてね」ってProgateが必須になったときの、一番詰め込んで勉強していたときのスケジュールでいいですか?
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授業は週2回だけど、土日も含めてなるべく毎日プログラミングをする時間を作っていたそう。
朝は6:00に起きて、お仕事は8:30から17:00までで、それから保育園のお迎えに行って、帰宅して18:00頃にお風呂。
会社が自宅からすごい近かったんで助かったんですけど、朝の出勤前とか、お昼に一回帰ってきて予めご飯を作っておいて、それを夕方に子どもたちに食べさせている隣で、私は18:30からBasicコースの授業を受けてました。
授業のあいだ、うちの子たちは隣でSwitchでゲームやるか、YouTube見ていました。授業が21:00までで、残れる人は講師もいるのでそのまま自習したりするんですけど、私は21:00で一旦終わって、子どもたちの寝る支度をして寝かしつけに行って。
寝かしつけて、21:30から22:00ぐらいからはまた勉強というか、Progateで復習・予習を始めて、終わるのはだいたい2:00か3:00ぐらいですかね。
全くの未経験で入ったんで、これぐらいして、みんなに追いつきたいなと思って。
結構、集中して詰め込んでいたんですね。プログラミングの面白いところ、難しいと思うところはなんですか?
自分が表示したいものとか、「こういうWebページを作りたい」、「こういうエフェクトを入れたいな」と思ってコードを打って、思い通りに反映されたときがやっぱり面白いし嬉しいです。「私が作ったよこれ!!」みたいな感じで。
難しいところは、思い描いているコードを入れても、ひたすらエラーが出るときです。
1ヶ月、2ヶ月、と学んでくるとエラーが出たときにコツとか感覚を掴んでくると思うんですが、しおりさんはエラーにどう対処していますか?
エラーをたくさん解除してくると、少しずつ英語が読めるようになった気がして。まずは自分でエラー文の英語を読んでみて、なんか見たことあるエラーだったら「これかな?」と思うコードを打って試したり。
それでもエラーが解除されないときは、エラーをコピーしてGoogleかEdgeにペーストして検索したり。それでもエラーが解除できないときは、ChatGPTさんにお世話になっております。
それでもどうしても1週間ぐらいエラーで詰まったことがあったんですけど、そのときは授業のときに同期の方とか、授業の中で質問っていうか、「ここで詰まってます」っていうSOSを出して解決に導いてもらいました。同期の方にすごい恵まれていると思います。
エラーに慣れないうちは結構悩まされますよね。しおりさんは、エラーで詰まったときなどに、どのように息抜きされていますか?
詰まっちゃって限界のときは、SNSを見たり、あとは甘いデザートとか食べてます。コンビニスイーツとか(笑)。
子どもたちに内緒で夜中にこっそりジャイアントコーン食べてます。「アイスもコーンももう食べてやるわ」みたいな(笑)。頑張ったご褒美と思って。
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一旦忘れて自分を褒めるの良いですね!卒業後はどのようにお考えですか?
具体的な目標は見えてきていないんですけど、もうエンジニアになるって決めて会社も辞めたので、エンジニアになって在宅勤務をしたいです!
全然楽して稼げるとか簡単とかでは全然ないと思います。同期が結構、プログラミング学習経験や、エンジニアとしての就業経験がある人もいる一方で私は未経験からのスタートだから、それくらいしないとついて行けないと思ったので、もう匠さんについていこうと思っています(笑)。
こちらも精一杯サポートするので、その調子で楽しみながら頑張りましょう!ありがとうございました✨
『Engineer.Okinawa』では、プログラミング学習未経験から、ITエンジニアとしての実務経験を積んで、ITエンジニアとしてキャリアチェンジしたい新規入会生を募集しています。
しおりさんのように、入学時点では「聞いたことが無い」「意味がわからない」と思っていた用語も、1ヶ月も学ぶと自身で専門用語を使ってチャットで質問したり雑談したりするようになります。
パソコンでWordやExcel、PowerPointなどの作業ができる、タイピングができる方なら、プログラミング学習が未経験でもスタートできます。
【スクール概要】
対象:高校生相当(16歳以上)の方
※中学生以下で入会を希望される方、またはエンジニアの仕事を知りたい方は、無料カウンセリングでご相談ください。
🪸Basicコース
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