モモちゃん 2
足立区の貧乏マンションでの一人と一匹の共同生活は、想像以上に楽しかった。
だいぶ打ち解けてきた私達。
ご飯中を下からパチリ
握手もできるよ。
野生を失ったウサギ
日の当たるところが好きだった。
お気に入りの写真
実家の雪国に帰ってからのモモちゃん。
近いよ…。
老いは人間よりも早く来る。
そうして、モモちゃんは私の日常の中からいなくなった。
亡くなるとき、モモちゃんは私を待って亡くなった。
よく動物を飼うのを躊躇する人の理由の中に
『死んだ時辛いから』と言う人がいる。
確かにとても辛い。
けれど、辛さは時間が経つと不思議と癒えて、楽しかった思い出とお互い相思相愛だったなあと言う充足感だけが残る。
私は一緒に生活できてとても幸せだったと思う。
そして私のところに来てくれてありがとうとも思う。
こんな素敵な出会いはそうそうない。
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