ハワイ離島のKalalau Trail 最終地点まで行ってきた【3】
前回に続き、実際に行ってきた備忘録です。
ここからゴールまでは、一言であらわすと、
「登ったり降りたりジグザグしながら絶景を横目に10時間くらい歩く」という行程です。
この歩いてるときの、仕事や小さなくだらない悩みなどをすべてを忘れて無になれる感じが好きです。(人によってその方法は色々あると思います)
だんだん日が差してきました。
崖側に草が生えてると視界的に安心します。(崖の恐怖が和らぐ)
吸い込まれそうな海の色です。
ジグザグの凹部分では森の中に入ります。日本では見たことない植物がたくさん。
カウアイ島の冬は雨が多いようで、1日の間で何度か降りますが、ちょっと雨宿りして休憩でもしていれば気づけば太陽が出てるという、爽やかな田舎のヤンキーのようなところが魅力的です。
海に虹が出てました。
海面まで600feet=200m弱くらい。こういう場所で崖の下からやや強い風が吹いてくるのをみると、波が岸壁にぶつかって風を作ってるんだと想像できます。
道は変わらず赤土で泥っぽく、他の人が滑った後があちこちあるので、二の轍を踏まないように気をつけます。
Hanakoaに到着。ここには休憩所とトイレがあります。(Hanakapiai Beachからここまでトイレはない)
ここらで行程の半分弱くらい。スタート時点から5-6時間。昼メシの時間です。
ここも野生のネコがいました。まだ子猫で痩せてる。人間に慣れてるのか近づいてきました。気の毒だけど野生動物に餌あげてはいけないし、自分らも食料が貴重なのであげられません。
ここでもテントを設営できるスペースはありましたが、蚊も湿気も多くてとても快適には過ごせそうになかったので、昼食と休憩はそこそこに、ゴールのKalalau Beachを目指して出発します。
何とか日没までに到着しなければなりません!
Hanakoaを過ぎると、高度感のある道が増えてきます。
映画「ジュラシックパーク」で使われてそうなナパリコーストっぽい景色になってきます。
海側が切り立ってきました。
崖に掘られた溝の道を通ります。
土は、乾燥してても濡れてても滑りやすい、粘土質です。
このへんまで来ると、同じ方向に歩いてる人もすれ違う人も、数人だったと思います。
同じくらいのペースで歩いてた西洋人2人組は、道を外れて広場で寝っ転がって休憩してました。
慎重に進みます。
ずっと先まで崖が折り重なってるのが見えます。あと何回折り返せばKalalauBeachにたどりつけるのだろう。
途中滝も通りましたが、流されるような心配はありませんでした。
続く。
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