石割山
2020年7月10日〜11日。
仕事が終わって大急ぎで新宿へ。
バスタ新宿から高速バスで山中湖へ向います。
山中湖に着くと残念な事に雨。
雲もこんなに低くて、本当ならバーンと見えるはずの富士山も顔をしっかりと隠しています。
とりあえず、今日は泊まるだけ。
雨は降ったり止んだりだから、明日はどうなるかわからないけど、温泉入って、ビール飲んで…一人旅を満喫します。
翌朝、5時に起きると…とりあえず、降っていません。
富士山も見えたり、隠れたり。
「よし、行こう!」
だって、せっかく来たんだし、雨具も新しいのを買ったんだし…私は晴れ女だから、大丈夫!
急ぎ支度をし、6時出発!(午後に近くなるほど雨予報)。
泊まっていたのが大出山の中だったので、そこから登山道までは舗装道路。
登山口からまずは長池山。少しのアップダウンを繰り返して飯盛山を通り過ぎ、最初の展望所の大平山へと歩きます。
道はコロナ禍で春は歩く人が少なかったのか、かなり草に覆われていて、雨でしっとりしていました。
大平山山頂から振り返ると、雲に隠れた富士山と泊まっていたホテル(右端の白い建物)が見えました。
随分、歩いて来たのね。
のんびりした尾根道を通って、イモ山、大窪山と別荘地の裏手を過ぎて、登り返して平尾山に着くとポツリポツリと雨。
まだ、濡れる程ではないので、先を急ぎます。
でも、10分もしない内に雨の音がどんどん強くなります。
ずっと誰にも会わずに来た道程でしたが、初めてご夫婦のような二人連れと会います。
「降って来ちゃいましたね。気をつけて」言葉を交わし、少し進むと本降りに。
この先が急斜面になる事は地図で見てわかっていたので、木の影でレインウェアを着て、ザックにカバーをかけます。
初めての雨の洗礼を受けます。
気を取り直し、ロープのある急登を登るとそこが石割山の山頂1413mです。
初の1000m越え…だけど、そもそも登り始めが1000mを越えていたので、実際は300〜400m位しか登っていません。
それでも、ちょっと嬉しい。
雨のせいで、ガスが出て真っ白。眺望も無いので、先に進みます。
下りも最初は急です。ロープからの崩れた木の根。そして岩。(この頃はそんな物にいちいちビビってました。)
雨でグチャグチャ…気をつけながら進みます。
しばらく降りた所が石割神社。
雨もしっかり降っていて、でもそれが余計に幻想的な感じを演出してくれています。
御神体は大きな岩。真ん中が裂けて通れるようになっているので、さっそくチャレンジ。
ザックを下ろして、横向きにすり抜けるのがやっと。おデブさんは通れないんじゃないかな?
神社から先は広い遊歩道のような道。あっ、神社の参道だから当たり前か!
最後に403段の階段を下りると赤い鳥居があって、下山です。
あれ?雨が止んでるし。
レインウェアを脱いで…次は目指す温泉へと舗装した道路を進みます。
石割の湯…はぁ〜気持ち良い〜、ビール美味〜!
と一人旅を締めくくりました。
一人旅、サイコーでした。