水仙と下田散策
2024年1月27日。
伊豆半島の先端近く、御用邸の先の爪木崎に水仙が群生しているよ…との話を聞き、行って来ました。
本当は1週間前に行くつもりでいたのですが雨で断念。1/31まではバスの臨時便もあるとの事でギリギリセーフです。
私の住んでいるのは東京の端っこでほぼ神奈川県なんです。
だから、静岡はお隣みたいなもの〜と思っていたら、予想以上に時間がかかる事が判明。
普段は在来線でのんびりと行くのですが、今回は奥の手。
熱海まで新幹線で行っちゃいます。
車窓からは
富士山と大山と月。テンションあがります。
富士山、雪がいっぱい〜!
熱海はあっという間です。今回は下車しますが、この先にもまた行かなくちゃ!
乗り換えは伊東線(JR)。
あれ?東横線?
IZUKYUって書いてある。この先の伊豆急の電車が乗り入れているのですね。
車内も
扇風機に金属の網棚。
なんか懐かしい感じがします。
伊東で乗り換えて、車窓には
伊豆大島と堤防で釣りをする人
伊豆諸島が見えます。晴れてれば良かったのにな。
のんびりとした電車の旅。
熱海から下田…1時間半位かかるんです。
ようやく下田に到着。
新幹線を使っても、家の駅から2時間半。
ここからバスで20分程。
本当にすごい群生です!
少し終わりかけだったのですが、それでもいっぱい咲いています。
水仙って、街角とか公園とか…いろいろな場所で良く見かけるので、あまり気にしてなかったのですが
花弁の尖ったの
丸いの
八重咲きのもの
黄色いの。
いろんな品種があるんですね。
海に向かっては満開がいっぱい
丘の方はパラパラと。
きっと、最盛期にはこちらも綺麗に咲いていたのでしょうね。
海にも行ってみます。
湾になってて波は静か。
栄螺の蓋を見つけました。この辺りにはたくさんいるみたいなんです。
こちらの階段を上って
灯台へ。手前の看板に「恋する灯台」って書いてありました。
良くある恋人たちの聖地みたいなのかな?
ん?あまりそんな感じはしないけど…
そして、見える景色は
利島 式根島 三宅島 新島
薄らと神津島と往来する船
そして、伊豆大島。
↓参照してみて下さい(電車の窓に貼ってありました。)
下を見て、スローシャッターもチャレンジ
さて、恋する灯台の秘密を見つけました。
♡の真ん中に灯台が入るフォトスポットがあって、この♡の中に2人で入って写真を撮る事が出来るんです。
カップル来ないかな〜としばらく待ってみたんですけど…来たのは
おばあちゃんの2人連れでした。
丘の上からは
1月の中旬に来れてたら良かったな。
丘の上の景色は
椿の道になっていました。
そして
この木の先には
水仙
水仙の群生が有名な場所ですが、アロエもいっぱい
そんなアロエの中をチョコチョコと飛びまわる可愛い姿が見えました。
メジロです。アロエの蜜が美味しいみたいで何十羽もいます。
咲き始めた河津桜にも
爪木崎を後にし、伊豆急下田駅までバスで戻ります。
バスの車中から
観光船の黒船が見えました。実際の大きさはどんなだったのでしょう?もっと、大きかったのでしょうね。
駅にあった当時のイメージ図。
こりゃ、怖いわ〜!
さて、下田の街を散策します。
まずは駅前で見つけた
ヤングカメラ!中には入らなかったのですが、中古カメラも有りそうな…でも、お店の大部分は手芸屋さんのような感じでした。
歩いていると
喫茶店の前には「TOMIYA COFFEE」の看板。
可愛いインディアンのイラストだけど、初めて見ました。
ここだけじゃなくて、他でも見たので(UCCやキャラバンは見ない)地元密着なのかなぁ。
ちなみにこのお店
40周年!凄いな!
少し歩いて
宝福寺で龍馬さんとご対面。
こちらのお寺は安政元年に下田が開港された際に仮の奉行所となった場所でペリーとの和親条約を結んだ折には日本側の打ち合わせが行われていたそうです。
その後、土佐藩の山内容堂、勝海舟から坂本龍馬が脱藩を認められた場所でもあり、唐人お吉として知られるきちの墓所でもあります。
きちのWikipedia↓
さて、散策を続けます。
下田、かなり寂れた印象を受けました。
井戸端会議?みたいな話し声が聞こえます。
街中はこんな感じ↑。
そんな中になまこ壁の民家やお店がチラホラと点在しています。
平野屋はレストランとして営業していますが、この場所は開港当時は欠乏所(貿易所)跡に建てらてたそう。
こちらは松本旅館。江戸末期の建物だそうで、旅館としは既に廃業のようです。
ただ、後ろに住んでいる様子で
洗濯物が干してありました。
アケゴコロが目立つこちらは土藤商店、酒屋さんです。
向かいがギャラリーになっていて、古い看板等が置かれていました。
昭和湯。天然温泉の銭湯みたいでした。お風呂のセットを持って来れば良かった!
こちらは安直楼。先程のお吉が開業したお店。
なまこ壁をアップにするとこんな感じ。
平瓦を並べて、その継ぎ目を漆喰で蒲鉾状に盛り付けて塗って作る壁の事で、盛り上がりが海鼠に見える事でそう言われるようになったそうです。
1番の観光スポット「ペリーロード」へ行ってみます。
小さな川沿いの400mほどの小径。
ペリーも実際に歩いた道だとか。
川に面した古い建物はカフェやレストランになっているところが多いみたい。
年季を感じます。
海の方へ行き
ペリーさんにご挨拶。
お腹も空いたので何か食べよう!
せっかく海の近くに来たんだから…何が良いかなぁ…と歩きながら探します。
そして、目についたのが
こちらの黒船屋さんの店頭に貼ってあるポスター。
下田名物 サザエのかき揚げ丼
暖簾をくぐって中に入ると元気そうな女性3人が切り盛りしている様子。
まずは
美味しい〜!
そして
ドドーンとデッカイかき揚げがのってます。
食べ応えばっちりのボリュームですが、優しい味。すごく感じの良いお店でした。
お腹もパンパンに膨らんだので、駅の方へと歩きます。
ビジネス民宿ってなに?
こちらはガイドブックにものってる老舗の喫茶店。店内がレトロとの事で気になったのですが、お腹には何か入る余地が無いのでスルーします。
店先に干されてるのは魚。頭まで!
居酒屋さんの店先じゃないんです。
こちらの洒落たカフェ風のお店。
なんともシュールな感じを受けました。
さて、帰りもそれなりに時間がかかるので、早めに帰ります。
帰りはさらに楽して「踊り子」に乗ります。
これだと乗り換えは1回。
2時間50分ほど揺られて、無事に帰りました。
水仙を見て、お散歩して、お腹いっぱいの旅。
ちょっと遠かったですが、教えてもらい、思い切って行って良かったと思っています。
この前行った畑薙大吊橋のあるオクシズも静岡。その前に行った三島も静岡。鰻の浜松も静岡。富士山も静岡(半分)。
静岡、広いな〜!
また、行こう!
おしまい。
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