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冬写活(前編)赤城大沼のアイスバブル

2025年1月18日。
「アイスバブル」ってご存知ですか?
湖底の植物が発酵して発生したガスが湖面に辿り着く前に凍ってしまう現象で、本州で見れる場所は数少ないんです。
実は昨年「アイスバブルを撮りに行きましょう!」という企画があったんです。
でも、暖冬で湖面が凍らずに断念。
「リベンジ行きませんか?」とお誘いいただき参戦です。

集合は南浦和駅に朝5時半。家の駅から始発に乗って約1時。
ここからは車で出発です。
企画者のようすけさんとその会社の後輩Mくんとのかなりガチ写活なのですが、Mくんは5年振りに写真を撮るとか。

高速道路で向かう途中に夜が明けていきます。

大きな赤城山神社の鳥居をくぐり、ここから上り坂。1時間弱で目指す赤城大沼へと到着。
活動開始です。

赤城山、百名山ですし「名前は知ってる!」って人も多いのではないかと思いますが、標高1,820mの黒檜山を主峰に、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山からなるカルデラ湖を含む複成火山の事を総称して赤城山って呼んでいるんです。
今回はそのカルデラ湖にやって来ました。

凍った湖の上を歩くのでチェーンスパイクを装着。おおー!全く滑らないし、歩きやすい。

風の作り出す模様が綺麗〜とテンション上がります(まだ、風の怖さを知らない)。
次の瞬間、ピュ〜!

地吹雪です。雪が舞って綺麗!
「アイスバブル、どこで見れるだろう?」
「真ん中位みたいですよ」
と歩き出すと
「あっ!」

あった!この泡泡がアイスバブル。

雪の無い氷が出ているところに見えるんです。

氷の部分を見るとほら。
一面に小さなアイスバブルがいっぱいです。
でもね、もっと大きいのが見たい!
下を見ながら進みます。

時々、写真を撮りながら

風が吹くと地吹雪。

最初は氷の上は怖くて雪のある所を歩いていたのですが、氷の上も徐々に慣れて来ました。

気が付くと真ん中辺りまで来ていました。

足跡が付いています。
行ってみると

ザクッと氷が割れる。

凍った湖の上にさらに氷が張っているんです。
楽しい〜!
割れた氷の下は

霜柱みたいになっていました。
だから、上に乗ると割れるんですね。
そんな割れ目に風で雪粒が当たると「チリチリ」と可愛い音がします。

それにしても、時々吹く強風に顔が痛い。
遮る物が何も無いので、体に吹き付けて来るんです。

ようすけさん撮影

気分は南極越冬隊。

すると、少し大きいバブルも見つけました。

25cm程の高さのある氷の中の世界。

立体感を表現するのが難しい!

凄く不思議で綺麗なのに、伝えられないのがもどかしい。

もう1つ、写真で上手く伝えられないのが

氷の上を走る雪。なので、こちらも動画で!

冬の赤城大沼といえば「ワカサギ釣り」も有名。

小さなテントがいっぱい並んでいます。

そんな中で

穴を掘ってる方を発見!
「こんにちは〜」と声を掛けさせていただいちゃいまして、写真もOKいただきました。

掘った穴にこんな感じでセット。

すぐに中に薄氷が張り始めていました。

ワカサギは「ここはあまり釣れないんですよね。」との事。
入漁料みたいなのはあるそうで、良く来る人は年間パスポートみたいなものを買い、その印が腕章なんだそう。

少し離れた所からお引越し中に

お話を聞かせて下さり、ありがとうございました。
テントを被ると全く寒くないんだそうです。

たくさん、釣って下さいね〜!

それにしても、顔も指先も痛い!
一体、マイナス何度の世界なのでしょうか?
風が吹くと痛寒い。風が止むと陽射しが暖かく感じる…の繰り返し。

振り返るとようすけさんは遠くで何かをしています。
近づいてみると

三脚立てて、中判で山を撮ってました。
わたしゃ寒過ぎてフィルカメラを出す気にもなれない。
そんな山の木々は

もふもふ…綿菓子みたいに見えました。

さて、戻りましょ?真っ赤な赤城山神社の横から入って来たのでそちらに向かって歩いて行くと

ミステリーサークル?

実は2時間以上撮影してました。
もう指は痛くて、力も入りません。軽い凍傷?って思うくらい。
車に戻って、徐々に暖まる内に動くようにはなったものの、中指の先はちょっと痺れたままでした。

車で少し移動して、すぐ近くの覚満淵へと行ってみます。

徒歩数分で

覚満淵は小さな湿原。冬は雪で真っ白でした。
実は有名なフォトスポットなのですが、ちょっと季節が違ったかな?
または早朝だと良かったのかも。


木道が完備され、ベンチもあったので小休止でブランチタイム。
私、今回はバーナーを持参したので

ようすけさん撮影

小さなカップ麺とコーヒーを

作りました。

雪景色を見ながら、温かい物はホッとします。

群馬での写活はここまで。
大移動を始めます。

後編へ続く。

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