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伏見でほろ酔い、大阪で酔い醒まし?

2023年7月30日。
大阪で参加している展示にも行きたいし…と数週間前に大阪行きを突然決定〜!
他にはどこに行きたいかな?といくつか候補はあったのですが、前日に最終決定。
まずは、京都の伏見を目指します。

いつもだとお迎えがあるんですけど、今回は現地近くの駅に集合。と、ちょっとだけ不安。

この前来た時とは逆側の八条口でバス停を探します。こっち側は観光客も少なくて静かです。
目指すバス停は割とわかりやすく

間違えずにバスに乗れて、一安心。
後は、降りる場所を間違えないように…と揺られながら外を見ていると

東寺の横を過ぎて行きました。約30分。目的地のバス停「中書島」で下車。
「バス降りたよ。」とLINEをし、駅に向けて歩き始めたら、後ろから肩をトンって。
ビックリした〜と思ったら、バス停まで来てくれていました。
という事で、いつもの仲良しさんと合流。

そうそう、「中書島」で待ち合わせと決まった時になんて読むのかわかりませんでした。(そもそも、島?鳥?どっちだ?と)
そこで、少し調べてみたら、この場所には、かつて「巨椋池」という池があり、そこにはいくつかの島が浮かんでいたそうで、その1つが中書島。昭和8年からの干拓で池は姿を消したそうです。

地名の読み方だけではなく、京都の事は本当に良くわかっていなくて、伏見=伏見稲荷 しか頭に浮かばず、行き方を検索したら、ビックリ。

伏見区自体は横にすごく広くて、縦の北の端に伏見稲荷があり、南の端に中書島がありました。(下の⭕️が中書島)。

さて、バス停からテクテク散策です。

今回はフィルムのバルナックライカⅢaとコンデジのソニーRX100Ⅲ、そしてiphone。

まずはフィルムで今回もいっぱいお世話になるこの方を。

レトロモダンなお風呂屋さんがありました。

中はどんなか気になります!

細い路地の中を入って行くと居酒屋さんかな?
戻る途中から

あれ?デジタル出した?

撮られてました。ほら、入りたくなるような路地でしょ。

目指しているのは矢印の所🍶🍶🍶。
まずは長建寺へ(寄り道)…noteには動画が貼れないのが残念なのですが、もの凄い数の蝉が鳴いていて、大音量!

と思ったら、目の前に飛んで来ました。

少し可愛い山門を潜ったところ

ジュディ・オングさんの言葉が書いてありました。「この山門を通るだけでも福がくる。」
ふふふ、私にも福が来るのね!

酒処の伏見。もともと「伏水」と書いていたそうです。山に三方を囲まれた京都盆地の地下には豊富な地下水があるそうで、各地に名水が湧き出しているとか。
こちらの長建寺の井戸は「閼伽水(仏に供える水)」と呼び、伏見の名水と同じ水脈なんだそうです。
そんな名水を巡るスタンプラリーもあるみたいでした。

江戸時代にはすごく大きなお寺だったけれど、度重なる地震と水害にあったと、シーボルトも立ち寄った事があると…そんな事が書いてありました。

蝉の大合唱のお寺を出ると、正面に見えるのが最初の目的地。

でも、さらに寄り道をして、川辺へ。

逆さ富士…ではなくて、逆さ酒蔵。

十石舟の発着所。江戸時代に米や酒、そして旅客も運んだ舟を復元して、今は遊覧船として、特に春の桜の時は舟から眺める景色が素敵なんだそうです。

こちらはお客さん用ではなくて、係留されているもの。自分で撮ってていうのも何ですが、この写真が好きだな。
少し前までは「満開の紫陽花が綺麗だったんだよ」と話してくれました。

桜、紫陽花…花の季節にも来てみたいです。

水面に映る緑の木々も綺麗でしたけどね。
最後に橋の上からもう一度眺めて

最初の目的地は

月桂冠大倉記念館

こちらは明治42年に建造した酒蔵を、今は資料館として、古くからのお酒造りの行程から、お酒のための研究(実験みたい)、今の大規模なお酒造り(工場)までを映像で見たり、これまでの月桂冠の歴史やお酒のボトルなどの展示、古くから伝わる道具などを見学する事が出来ました。

外にはこーんなに大きな樽!

中庭で記念撮影!

そして、地下から汲み上げている名水も

いただきます。柔らかくて優しい味のお水でした。この優しさが日本酒にきっと合うのでしょう。
そして、最後はお楽しみの

試飲のコーナー!
入場時にお土産にもなるお猪口とコインを3枚もらいます。
そのコイン1枚とお酒1杯(お猪口に半分位かな)を交換出来るんです。
選べるお酒は定番から料理屋専用のもの、フルーツの香りのする新しいタイプのものなど10種類。
2人なので、全部で6種類のお味を試す事が出来ました。

酒蔵の木の壁はすごく味があります。

こちらのカフェのメニューは
清酒アイスクリーム
酒粕フィナンシェ
酒まんじゅう
甘酒サイダー
伏見の名水 水出し珈琲
に加え
飲み比べセットも!
酒どころのカフェは流石としか言いようが無いです。

次に向かったのは

カッパッパー♪♪ルンパッパー♪♪の黄桜「カッパカントリー」
館内は撮影禁止なのですが、カッパのイラストの原画があったり、過去の懐かしいCMが見れたり、全国のカッパの紹介があったりしました。
写真が無いので↓こちらを(HPより)

初代 清水崑さんのカッパ
二代目 小島 功さんのカッパ

中庭には

そんなカッパ達。
こちらでランチをいただきます。

まずはクラフトビールの生で

乾杯〜!
コースター、可愛いのでお持ち帰り決定!
実は仲良しさんは体調を崩していて2週間程断酒していました。
元気になって良かったね〜!
美味しいビールなんですけど、きっと、私よりもその美味しさを噛み(飲み)締てたんだろうな。
ビールのつまみは

おばんざいセット。ここは黄桜なので、やっぱり

日本酒もね。
そして、私は

だし巻き玉子のセット。この右上のは粕汁なんですけど、こんなに濃いのを飲んだのは初めての体験でした。「常識破りな粕汁」と勝手に命名しちゃいます。
お料理は美味しかったし、思ったよりもリーズナブルでした。

そして、お皿がすごく可愛くて、良いな〜って思っていたら、売店で4枚セットを売っていました。自分のお土産にお買い上げです。

お腹がいっぱいになった後は少し歩いて

あの有名な「船宿 寺田屋」。
「寺田屋」は江戸時代にこの場所から淀川へと往来する旅人達で賑わった船宿だったそうです。
最初の騒動は1862年に薩摩藩内の考え方の違いから過激な思考の一派が弾圧され9人の藩士が生命を落とした「寺田屋騒動」。
二つ目は1866年に投宿中の坂本龍馬の襲撃を狙った伏見奉行所の役人から、後に妻となったお龍のおかげで逃げる事が出来たという事件。
当時の建物は鳥羽・伏見の戦いで焼け落ちてしまい、今は

石碑が立ったり、絵馬があったり、庭園のようになっていました。(井戸は明治維新当時のものと書いてありました。)

現在の建物は当時の様子を再現したもので、刀傷や弾痕があったり、様々な品が展示してある資料館のような感じみたいです。(入らなかったので、詳細は不明。)

界隈の地図がありました。「さっき居たのはここだよ。」と教えてくれてます。

龍馬通りを歩きます。通りはシャッターに絵が描いてあったり

幕末に活躍した人達の写真が飾られていたり

教科書で見た面々を探しながら歩けます。
こんな人達が通ったのかも…と想像を膨らませて

さらに、納屋町商店街(秀吉の伏見城築城の際の城下町らしい)を通ります。

古そうなパン屋さん。

この日は土用の丑の日だったので、鰻がいっぱい!美味しそう〜!

そして

この角を曲がって、見に来たのは

鳥羽・伏見の戦い(新政府の薩長藩軍 対 旧幕府軍)の時の弾痕。料亭「魚三楼」の格子に外側から内側へと突き抜けているのを見る事が出来ました。
やっぱり、争いよりも平和が良いな。

京都の旅はここまで。
近くの伏見桃山駅に行き、大阪へと向かいます。

まずは通過する電車が来たので、どんな風に撮れるかな〜とシャッター押したら

電車が速すぎて、自分達の自撮りになってました。
ついでに、向かいのホームに映る自分達も。

次に来た電車に乗ったものの、2駅先の淀止まり。中書島で乗換えると

何だか、特別な感じの車内。
対面シートだし、カーテン付いてるし…これで、追加料金無しなんて、ビックリ。
太っ腹だな、関西!

あっという間に「京橋駅」に到着!
大阪での1番の目的地へと向かいます。

京阪線からはちょっと遠いので…というか、いつ来ても京橋駅は大きくて迷路みたい。
1人だったら、迷子確定だったと思います。

いつもお世話になっている「Gallery Room 305」に到着。
開催中の「インスタントラブ」展に参加していたんです。

大阪の街をチェキで撮り、大阪土産を額のように使って、作品を作りました。
このポーズは「食いだおれ太郎」の真似。
展示の様子は↓

今回は他の出展者さんや被写体をされてる方とも少しお話をさせていただき、有意義なひと時を過ごす事が出来ました。
ギャラリーの中村さんに写真も撮ってもらい、それはギャラリーの階段に飾られるとの事。
これ、読んだ人で見つけてくれる人はいるかなぁ?

305は京橋駅南口の目の前のこのビルの4階です。企画展、個展と様々な展示をされています。

京橋駅から電車に乗り、次に向かったのは今里駅。


そこから、少し歩いて

こちらの BEATS Galleryで開催中の「Tシャツとバッグ展」を拝見します。
東京から知り合いが3人も出展していました。
写真やイラストがTシャツやトートバッグにプリントされていて、個性豊かで楽しい展示でした。

2つのギャラリーを見て回った後は再び電車で移動。
正直、乗り換えが難しくて、1人じゃ絶対に無理!大阪の電車は複雑すぎです。

次に連れてってもらったのは中崎町。
いつも、仲良しさんが撮ってる写真を見せてもらっていて、気になっていた街をフォトウォークします。

古い床屋さん。レトロな佇まいが良い。

こちらは「男の為の美容室」ってなんか気になる。

古くからある家が立ち並ぶ中

その一部…いや、かなりの数がリノベーションされてカフェや洋服屋さん、ギャラリーなどになっているみたいです。
お店は若い人たち向けが殆どですが

オッチャンやオバチャン達もウロウロしてます。
(本当は看板を撮るつもりだったのに、オッチャンに目を奪われてしまい、肝心の看板は切れちゃいました。)

オバQとの記念撮影はレトロなゲームばかりのゲーセン。
中に入ると

昔、駄菓子屋さんに置いてあったような懐かしいのや、見た事ないのまであります。しかも、全て現役!
昔の子供が

10円入れて、楽しそうに遊んでました。

古き良き街並みと

新しさが融合

お風呂屋さんの暖簾は可愛く

長屋はカフェになり

オバチャンが通り過ぎたと思うと

若いカップルがデートをする

古い建物をそのまま活かし、懐かしい物に各所で出会い

ポップアートや可愛い看板が各所にある、昭和から令和までの楽しさが詰まった街という感じでした。

天五中崎商店街を歩きます。
所々に出来ている行列はかき氷屋さん、たこ焼き屋さん。
私が気になったのは

こちらのレトロな看板の

中は立ち呑みみたいです。

日本一長いという天神橋筋商店街を渡り

凄い人の数だし、本当に先が見えないです。なんと、2.6kmも続いているとか!

そう言えば、大阪も京都もアーケードの商店街が多い気がします。しかも、それぞれが長くて、古くからのお店もかなり残っている様子。
この長い商店街も探索してみたいのですが、帰る新幹線の時間もあるから、また次回!

とにかく、暑くて…昼間のお酒もすっかり抜けたので、裏天満のとあるお店で

乾杯〜!お疲れ様でした〜!

焼き鳥、美味しい〜!
タイムリミットは18時45分。

何杯飲んだかは…秘密。

〆にご飯物もいただき、御馳走でした。

大阪駅で乗り換えて、新大阪へ向かいます。
ぴちょんくん、また来るね。

今回も長い時間のご案内、ありがとう!
大阪も京都も、まだまだ行きたい場所があるんだよな〜。また、よろしくね。

19時24分発の新幹線で帰りました。

おしまい。

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