川苔山
2020年12月12日。
夏に「百尋ノ滝」を知り、見に行きたい…と思ったものの通行止め。
それが、11月に開通したというので行って来ました。
奥多摩駅から小さなバス(人数が多かったので2台出ました。)で川乗橋バス停へ。
ゲートからスタート。
しばらく(40分程)は林道が続きます。
↑細倉橋から右に入り、いよいよ登山道です。
登山道は川苔谷に沿った道。
橋を渡ったり、小さな滝を眺めたり、渓谷美を堪能しながら歩きます。
川苔山の由来はこの谷で川苔(食用)のが採れる事からなんだそうです。
水が綺麗な証拠ですね。
途中、岩から滲みでる湧水を何ヶ所か見ました。
この湧き出した水が日原川から多摩川に流れ出し、私の住む大田区まで来るのかと思うと不思議な気持ちです。
そして、こちらのお知らせには「11月中旬にこの辺りの川にヤマメの発眼卵を籠に入れて埋めてあり、その中で育った稚魚を春に川に離します。」という主旨の事が書かれていました。
人々の努力と協力によって、自然が保たれているのは素晴らしいです。
登ると平になる…という道が続いていきます。
岩の急登を登ると…最初の目的地「百尋ノ滝」に着きました。
百尋とは150mの事。そんなにはありません。40m程なのだそうですが、奥多摩を代表する滝は見応えたっぷりでした。
きっと、新緑や紅葉の時は綺麗なのでしょうし、厳冬期には完全な氷瀑になるとか。
山歩きの実力がついて来たら、そんな氷瀑を見に来たい…まだまだ頑張らなくちゃっです。
ここまでで道程の半分くらい。先に進みます。
ここまで出てきた橋もそうですが、補助的に張られている鎖もしっかりと整備されています。
道も迷う事もなく、危険箇所もなく、歩きやすい道が続いていました。
整備をしてくれる方々には感謝です。
滝から先も少し急登があっても平らな道があり、割と楽に歩けます。
1度下って、沢を渡り登り返します。
足毛岩方面への分岐に来ましたが、そちらは通行止めが続いていました。
しばらくすると谷(横ケ谷)です。谷を歩くのは木々や葉っぱがしっとりしていたり、苔むしていたりするので好きです。
谷が終わると小さな尾根の登り道。
ここが1番キツかったかな。登りが続きます。
尾根を登りきったところが東の肩。
広くてベンチもあり、ひと休みする人の姿もありましたが、空を見たら綺麗な青空。
元気が出て来ました。
ひと登りしたあそこが山頂です。
頑張るかっ!
広い広い山頂に到着〜!
東京最高峰の「雲取山」も9月に登った「大菩薩嶺」も見えました。気持ち良い〜!
こちら側は「御岳山」や「大岳山」の方向でしょうか?
木々が邪魔してわかりにくいです。
そして、今回のもう1つの目的。
初バーナーでのお昼ご飯です。
食べてみたかったんです、山頂でのカップ麺。
いつもの冷たいおにぎりに比べたら何倍も美味しい。熱々の珈琲もめちゃ美味しい。
シアワセなランチも終わったので下山します。
東の肩から鳩ノ巣駅方面に下って行きます。
下りは苦手なので、悪路には行きません。
ただひたすらに鳩ノ巣駅を目指しますが、これが長い。
小さなアップダウンのある変わり映えのない道が続いているので、とにかく歩きます。
大根ノ山ノ神まで下りて来ました。
山の神様に今年1年の感謝のお参りをし、残りはコースタイムで30分程。
あと少しです。
ところが、この先が陽の光がキラキラと届いていて、綺麗な場所ばかり。
こんな写真を撮りながら歩きます。
結局、15分オーバーでの下山でした。
麓に下りて来たら、どこかの家から「Hotel California」が流れていました。
タイムスリップしたみたいな不思議な感じでした。
山歩きを始めよう…今年の1月に思い立ち、三浦半島の100mクラスから歩き出し、1500m前後の山に来れるようになりました。
来年は更なるステップアップを目指して、マイペースで続けていきたいと思っています。