衣張山 巡礼古道〜平成巡礼道
2020年4月8日
この日も仕事帰りに寄り道。
鎌倉駅からバスで浄妙寺バス停まで。
報国寺脇の道を登り巡礼古道へ向かいます。
細く苔むした道をを進むと石で彫られたお地蔵さんや庚申塚が現れます。
ここが源頼朝も歩いた…といわれる巡礼古道。
鎌倉にはきっとそんな言い伝えはいくつもあるのでしょうが、昔の人も歩いた道というのはワクワクするものです。
そんな道もほんの数10分。
1度、ハイランドの住宅地に出て、芝生の広い公園の中へ入って行きます。
ここを抜けると今度は平成巡礼道へ。
少し登った所が浅間山。
鎌倉アルプスの山々が新緑と山桜で綺麗です。
さらに進んで開けた場所が衣張山。
こちらは海側に開けていて、材木座が良く見渡せます。
衣張山の由来はここに絹を掛ける事で雪山に見立て、それを見る事で源頼朝が涼を楽しんだ…という事だとか。
夏の暑い時に山全体を絹で覆うなんて…家臣たちは大変だっただろうな!
山頂から少し下がった所には鎌倉時代から江戸時代にかけて使われていた石切場の跡があります。
江戸城の建設にも使われたそうで、洞窟のように残っていました。
下りの道は倒木の連続。乗り越えたり、くぐったりでした。
昨年の台風の被害は鎌倉の山々にまだ残されていました。
ほんの1時間ほどの道程ですが、歴史を感じながら歩ける…そんな楽しい道でした。