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檜洞丸
2020年10月3日。
初心者の私が行っても大丈夫なのかな?…という不安を抱えつつも、友人に勧めてもらったので犬越路方面から檜洞丸へ。
西丹沢ビジターセンターから用木沢出合いを目指して、まずは林道を25分程歩きます。
大きな穴の空いた橋を渡り(手前に通行止めの看板があります。)、少し進んだ先が登山口。
犬越路方面へ。
鉄の立派で大きな橋を渡ると沢に出ました。
木の橋の無い所は石の上を渡ります。楽しい〜!
沢に沿って登る道。朝の光がキラキラと本当に気持ちが良い。
しかも、こちらから歩く人が全くいなくてずっと一人旅。自然を独り占めの贅沢を味わいます。
沢沿いには登山道が崩れている所もありましたが、斜度がある訳ではないので問題なし。
動物(鹿?何?)の骨も落ちてたり…ワイルドな探検気分です。
本当に、本当に、本当に、気持ちいい〜!
広い河原は時々道を見失いかけます。
ピンクリボンを探して、案内板を探して、時々アプリの地図で確認しながら進みます。
涸れた沢に出ました。よく見ると前方に人が2人。このルートを歩いていて、初めて人の姿を確認です。
ここまで、1人だったので道に迷わないように…すごく気をつけながら歩いて来ました。
「前の人に着いて行けば大丈夫!」そう思っちゃいました。
これがイケマセンでした。
気が付くと足元は↑。ガレてて滑りそう。
ん?登山道じゃないんじゃない?
そう前について行く事ばかり考えてて間違えてしまっていました。
戻ろうか、真下にとりあえず下りようか…でも、写真を撮っておこう…と撮ってみたら冷静になり、周りをよく観察。
10歩行かないくらいの斜め上に登山道を発見。5歩位上がれば木の根に手が届く感じ。
よしっと少し滑りながらも登り根っこをキャッチ。
無事に登山道へ戻りました。
その後、ロープのある急登を過ぎると↑看板。
ここまで来て…それは無理っ!と言う事は聞かずに前に進みます。
予定よりも30分早く犬越路に到着。
犬越路という名前は武田信玄が小田原攻めをした時に犬を先導させてここを越えた事が由来だとか。
少し休憩して、尾根を進みます。
そして、ここからがお楽しみエリアです。
始めは緩やかな尾根歩き。
岩場が出て来はじめると小筓はもうすぐ。
小筓付近の鎖場パラダイスの始まりです。
超楽しいっ!楽しくて、楽しくて、テンションMAX。
他に誰もいないのでつい「楽しい〜っ!」とひとりごとが、出ちゃうほど。
ホント、鎖場大好き。
こっちのルートをオススメしてもらって、良かった。
↑岩場に咲いてました。なんか可愛い。
足元、穴開いてたり
岩場のアップダウンを繰り返し大筓。
少しだけ紅葉も始まっていました。
そして、ガスが出て来ました。
さらに熊笹が茂る熊笹ノ峰を通り過ぎると矢駄尾根の分岐です。
ここからは檜洞丸まであと少し。
最後の登りは長い階段です。
さて、登りますかー!
振り返ると真っ白。
ホント、真っ白。
富士山…見えたはずなのにな。残念。
そして、山頂には12時52分に到着。ここまで、約4時間20分。良いペースです。頑張りました!
お昼を食べて、しっかり休憩。
さてさて、下りますか。
最初のうちは木道のゆっくりした下り。ここはバイケイソウが綺麗で有名なのですが、季節はとっくに過ぎてしまっています。また、花の季節はツツジが美しいとか。
次はそんな華やかな時に来てみたい…そんな風に思える程の余裕でした。(この辺りは)
そんな甘い道はすぐにサヨウナラ。
「ツツジ新道」なんて可愛らしい名前が付いていますが、「大倉尾根がバカ尾根なら、ここはバカ新道だー!」と心で叫びながらの下山です。
「もうもう嫌ーっ!」と何度か思った頃に沢を渡ります。
ここからはやっと緩やかに。
この橋を渡って少し行った所で前を歩いてた男の子(写真の子)が立ち止まって斜面を見ていました。
私が行くと「あそこ、鹿がいますよ!」と。教えてくれるために待っていてくれたみたいで、小さな親切がとっても嬉しい。
↓鹿はブレブレだけど。
小さな沢を過ぎると登山道もお終い。
あとは林道を歩いて、西丹沢ビジターセンターまで戻りました。
15時45分。楽しかった〜!
そして、また少しステップアップ出来たかも。