4大好きな建築
先日友達と話しているときに好きな建物の話になった時があった。
その時にふと自分が好きな建築ってなんだろうと考え、すぐに4つの建物が浮かんだ。
建物は実際に行って、自分の目で見ないとどうもそのかっこよさがわからない。
だから、振り返ると全部東京にある建物になってしまったが、今回は僕がとても好きな4大好きな建築について。
東京駅駅舎
東京駅丸の内口の駅舎。
両翼を開いたような見た目はまさに世界有数の日本の首都、東京の名に恥じない建物と言える。
日本には東京駅があって良かった。
中には美術館やホテルもある。
ちなみに東京駅の正面は皇居まで直線で繋がっている。
実はこの直線は海外の要人などが来た際に馬車で東京駅から皇居まで直接向かうための道。
日本の首都、東京の名を冠した東京駅駅舎が見据える先は日本の象徴であり、中心である天皇陛下がお住まいになっている皇居。
よく考えたなと思うくらい美しい構図だ。
安田講堂
みんな知ってる最高学府東京大学のシンボル的存在。
好きな理由はその構造と見た目。
よく使われる安田講堂の写真は正面からの写真が多い。
しかし、現役の講堂として使われているので実は後ろが半円形のホールのようになっている。
この構造を知った時、めちゃめちゃかっこいいなとびっくりした。
色合いも知的でよい。
最高学府にどっしりと根を張って佇んでいる感じが痺れます。
九段会館
旧軍人会館。
ニ・ニ六事件のときも舞台となった場所。
帝冠様式で重厚な感じと和洋折衷、そして元々が大日本帝国陸軍の建物であっただけに無骨な印象がある。
九段下交差点の通りの向かいから見ると、後ろに日本武道館も見えてたりして一層かっこいい。
この九段会館、実は東日本大震災の時に最初に被害が報道された場所でもあった。
今でも鮮明に覚えている。
東日本大震災発生当初、まだマスコミは全国の詳細な被害状況を把握できていなかった。
しかし、緊急放送は続けなくてはならない。
その時に東京の中心である九段会館では専門学校の卒業式が行われていたが、地震の影響で屋根の瓦が落下して、参加していた人たちの頭上に落下。
死傷人が出てしまい、各社は一斉にその報道を行なった。
発生当時、家におり、1日テレビを見ていたので、この印象が強く残っている。
大震災後はしばらく中には入れず、改修工事などを行なっていたようだが、去年頃から再びオープンした。
中にはカフェテラスやオフィスが入っている。
この間初めて中に入ったが、すごく綺麗になっていて、内装もカッコよくて感動した。
屋上にはカフェテラスがあるようなので、今後行ってみたい。
最高裁判所
いかにも裁きを下す最後の場所といった硬派な見た目がかっこいい。
灰色一色で要塞のような佇まいは冷たい印象すらある。
実は中の法廷は天井が丸くて大きな吹き抜けのようになっている。
おそらくだが、裁判所という性質上側面に通常の窓は設置できないための構造かと思われ、唯一の明かり取りとなっている。
当然、足を踏み入れたことはないのだが、その丸くぽっかりと空いた天井は吸い込まれそうで、暗く陰鬱な空気になるであろう裁判場に一筋の希望のような明かりを照らしてくれている光景。
裁判という非日常を上手く表し、かつ機能的な建物。
おまけ
以上が4大好きな建築でしたが、実はもう一つ入れたかった建築がある。
しかしそこは、もうこの世には存在しない建築で、それは旧帝国ホテル。
僕が好きな建築家の1人であるフランク・ロイド・ライトが建てて、戦後まで存在していた。
建物のほとんどが現存していないのが、とても惜しい。
もし残っていたら一度泊まってみたかったなぁ。
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