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さよーならまたいつか![2024/04/21]さよならシリーズ1
https://youtu.be/-wb2PAx6aEs?si=Equ1GGTcA-ZWoYs
出張帰りの新幹線でぼーっとしながら聴いていた。
しっかり聴き始めてすぐ、リピートをしだした。
NHKの朝の連ドラ、「虎に翼」の主題歌だ。
4月頭に「虎に翼」の1週目ダイジェストを観ただけで思うところがありすぎて、じんわり泣いてしまったので、
これは観るなら心して観なければと思っていたところ。
「さよーならまたいつか!」
PVの雰囲気とは裏腹に、
なんでこんなに今の気持ちを代弁してくれるような言葉のチョイスなんだろう。
どこか一か所刺さるところを選べというならば、
2番のサビを挙げたい。
誰かを愛したくて でも痛くて いつしか雨霰
繋がれていた綱を握りしめて しかと噛みちぎる
貫け狙い定め 蓋し虎へ どこまでもゆけ
100年先のあなたに会いたい 消え失せるなよ さよーならまたいつか!
もちろん、この曲はドラマの主題歌として、
物語から想起する形で米津玄師が仕上げたものだ。
インタビュー記事があった。
2点なるほどと思うところがあった。
1つ目は、キレを意識していること。
ある種怒りを含んだキレるというような爆発的なエネルギーを包含している。
2つ目、
100年先という表現は、
ずっと先の自分も既にいないであろう世界に自分が希釈されて、連綿と続く営みの中に溶け込む、
みたいな憧れ、願いがあるそうだ。深いなー。
きっと同じように共感する人なんて世の中にいくらでもいる。
だから曲は流行るのだから。
だけれども、どうしようもなく気持ちを重ねてしまう。
時にはキレそうな気持ちにもなるし、
どうしようもなく寂しくて、誰かを愛したくて、
でもそうすればするほどに傷つく自分もいて。
米津玄師の曲ってたまにものすごく刺さる。
Lemonが流行ったとき、最愛の叔母が若くして亡くなったときだった。
その時私は、情熱を傾けていた仕事の志半ばで倒れて、療養から戻ろうかというときだった。
親とは年が離れた叔母で、
きっと私が人生を歩んでいく中で、最後まで見守ってくれる存在だと信じていた。
私が大人になってからは、女子トークができるようにもなり、
大切な存在だった。
それなのに、誰よりも若くして逝ってしまった。
彼女の数年間の療養中に、私は何度も手紙を書いた。
オリジナルプレイリストのCDを編集して送ったりもした。とても喜んでくれた。
私は若いとき、外野から見れば自分で勝手に人生に躓いたのだけど、
叔母も若い頃少し躓いた時期があって、立ち直って生きてきた人だったので、
当時20代なんてまだまだ若いよーと言ってくれた。
誰よりも説得力があった。
Lemonが主題歌だった「アンナチュラル」もとても好きなドラマだ。
これはまた別に記事を書きたいな。