私が胸熱になる文具と文具女子博の話 その3[2024/12/15]
とうとう3部構成になってしまった本記事。
今回は締めとして、印象に残った出来事、実際に購入したもの等を紹介したいと思う。※リンク、写真多めです。
前回の記事で、探したいものとして以下の1~3を挙げた。
さて、その結果はどうなっただろう。
1.書きたい欲を叶えるノート
たまたまブースの前を通りかかって見つけた。
言葉を大切にしたい人には刺さると思う。
◎Jishoru【じしょる】
後から調べて、元々、クラウドファンディングで開発された商品だということが分かった。何故調べようと思ったかというと、去年まで大学生だったという開発者の1人の彼女がブースに立っていて、メーカーさんと一緒に開発したということを教えてくれたからだ。
こういう当事者本人から話や想いを聞くことができるのが、現地開催イベントの良いところ。一生懸命、説明してくれた彼女のエネルギーや情熱に、またいいね!と思った。
大切に記録する用だから、出版社が装丁もこだわっていて企画しているので、手が届かないほどではないけれどノートしてはそこそこお値段はする。でも、これはコンセプトも含めて気に入ったので1冊手に取った。
長く使うなら落ち着いた色が良いかと私はグリーンを選んだが、ピンクとグリーンは当初なかった色で、パステル系もあった方が良いのでは?という彼女たちの意見で作られたものらしい。
活用法については実はまだ少し迷っていて、グっときた歌詞の書き抜きノートにしては、少しスペースが足りなそう・・・。いいなと思った言葉、フレーズを集めるノートにしようかと検討中だ。
上のリンク記事を見て、色んな使い方の可能性があるな~と再確認。
◎日本ノートのスヌーピーノート
文具女子博でなくても手に入るものなのだけれど、1,2色だけ選ぶと後で後悔しそうだなーと感じ、思い切って6色コンプリートした。
A5サイズで持ち運びしやすいノートなので、これは、今後のわがままリストや感謝ノート用に使うストックかなと考えているからよしとしよう。
◎自分で製本できるノート(というか本)
このキットを使うと、正方形の絵本型ノートが3冊作れる。私は寒色系パールパステルカラー表紙のセットを選んだ。(写真でリアルにうまく再現できないのが残念なぐらいパールの光沢感があって、可愛いパステル色なのです!)
未だ作っていないけれど、完成したら、1冊あたりのページ数がそこまで多くないこともあり、貼って眺める用のシール帳にしようかしらとも思っている。はたまた、コラージュ練習ノートや、スタンプ帳でもいいかもしれない。しおり紐としおりチャームも一緒に買うと、オリジナルノートをノベルティでいただけた。これもかなり迷ったがキットと同じパールパステルの色違いでピンクの文庫本ノートを選んだ。中の紙も白色とクリームの無地紙が交互に製本されている。分厚くて持っているだけでうっとりする系のノートだ。何を書くかは決めていないが、ちゃんと用途を考えたい。
2.読書習慣をより楽しくするグッズ
◎ブックポーチ
他のメーカーさんで、もう少し柄がガーリー寄りで透明ではないものもあったのだが、最初に見つけたこれにした。
本体色が黄色なので、鞄の中でも目立ちやすい。
片面がクリアになっているので、中に入れた本が何なのかも一発で分かる。尚且つ、できる限り防水仕様でジッパーの部分から水が入りにくくできている。A5サイズが入るので、大体の本なら対応可能だ。くしゅくしゅっとした紙の質感がとても良い。それでありながら、クリアでない面は緩衝材のようなものが入っており少しふっくらとしている。耐久性は、これから使って確かめたい。
後で気づいたが、15年前ぐらい、ここのブランドのペンケースを使っていたようだ。柄で選んだから全く気にしていなかった。案外好みの系統って変わらないのかもしれない。
◎素敵な意味を持つしおりとカバー
強い襖紙でできたしおりとブックカバーにも一目惚れした。
こちらのブースでは、包み香も沢山用意されていた。
災い転じて福となす「南天香」見通しが良い蓮から「色蓮香」など、
どれも素敵な意味が含まれていた。
誰かに書くお手紙に、この幸運の香りを是非挟み込みたい。
3.感謝やおめでとうを伝えるカード、ミニレター
バースデーケーキのカードがとても可愛かったので手に取った。
六角形のカードも、箔がとても綺麗で、少し特別な用途を考えて1つ入手した。その他、メッセージカードとミニレターセットのバイキングで、特に気に入った柄のものを3つほどチョイスした。
番外編☆透明で細長いフィルムシールシート
恐らく、中国が発祥なのではないかと思うのだが、今回個人的に初めて見たのがPETシェルライトのシールだ。細長い透明フィルムの中にデザインがされていて、かといって以前あったデザイン養生テープのように巻かれているではなく、自分でデザインの中から好きな部分を切り取ってコラージュなどに使えるというアイテムだ。写真を見ていただければ、イメージが湧くと思う。折らずに持ち帰るのがちょっと大変だけれど、飾るだけでも映える。何より柄の確認がしやすい。
ここのブースは、3本買ったら、選択肢の中からもう1本+カードを特典として貰えるというのがなかなか太っ腹だなーと思った。
柄か可愛いので、帰宅してからカーテンレールのところに吊り下げている。
探していたようなアイテムは、概ね希望通りゲットすることができてご満悦。
印象に残った出来事
今回、初めて文具女子アワードに投票してみた。
※結果はこちら↓
アワードにノミネートされている賞品だけでも100以上あり、その全てがメーカーからのコメントと共に、中央の特設コーナーに展示されていた。どこのブースに行けばより詳しく見られるのかも記載されていたので、そこを見てから買い物に行くという使い方もできそうだ。締め切りは正午。
私はPinkoiという海外文具サイトのブースに30分ほど並び、ようやくお気に入りを厳選し終わったところで11:40。
アワードのブースを見に行って、ざーっと見ながら投票するアイテムを決めた。正直なところ、数が多過ぎて全てをこの短時間で検討するのは難しく、結局愛用しているファンな筆記アイテムと、一目惚れした筆記セットなどに投票した。
今回、訪れたのが最終日だったので、実際に発表されるシーンにも立ち会えた。発表は、アナウンスで行われる。丁度近くを通りかかったブースが受賞されたメーカーさんだったようで、拍手が沸き起こり、恐らく開発に携わられたのであろう担当のお姉さんが感動して泣きそうになっていた。横にいた別のお姉さんが彼女をハグしていた。
「どうすれば使う人が喜んでくれるのか、どうすれば広まるのか、支持されるのか」きっといっぱい一杯、試行錯誤されたことだろう。
そんなところに思いを馳せていると、通りすがりの私も勝手に泣きそうになった。
学生当時はそんなことこれっぽっちも考えなかったが、今大学生だったら、確実に文具メーカーを志望したと思う。文具には文具というだけではない力があるように感じる。だから胸熱になるのだ。
前回、文具女子博の地方版に行ったときは、スタンプを中心に見たときもあったりしたが、今回は紙もの中心で、原点に戻った感がある。
出展カテゴリーは本当に多岐に渡るので、記事にできていないマスキングテープやクリップなどの小物もちょこちょこ入手したし、あえてスルーしているゾーンもある。(インク、シーリングスタンプ、スタンプ系、ガラスペンなど、集め始めると奥が深くて足を踏み入れる一歩手前で踏みとどまっているカテゴリー 笑)
仕事も日常の色んなことも、とりあえず一旦忘れて大好きな文具の事で頭がいっぱいになる日。本当に恵まれている。
幸せだった。
入手した戦利品をどう使おうかと楽しみが持続するのがまたよい。
ハンドメイドマルシェを隣でやっていて、時間があればそちらも行きたかったなー。
はい、今回も3,000文字オーバーになりました💦
これでも、どの記事も削ぎ落として書いているので、改めて自分って文具好きなんだなと再認識しました。
一連の文具女子博レポート3記事とも読んでくださった奇特なみなさま、本当にありがとうございます🙇
こんな感じで、文具関連の内容はいくらでもネタがあるので、これからも時々書いていきたいと思っています。
今回のレポート記事はこれにて完結。