自分のキャリアについて考えた話【失恋から立ち直る方法●】[2024/10/23]
先日、会社の研修とやらでキャリアについて考える時間があった。
今、転職して丸6年ぐらいになるのだが、これからどうしていくかということは、今年になって本当によく考えることが増えた。
というのも、転職して最初の2年ぐらいは、仕事の内容が分からなさ過ぎて、とにかくその業務をできるようになるということが目標だった。
あるポジションというか、役割をこなせるようになることを目指していたのだが、それをメインで初めて担ったのが、丁度丸3年目のことだった。
その時組んだ(今も組んでいる)上司は、放置型のため、本当にどうしていいかわからない状況でもがき苦しんで何とかやり遂げた案件だった。
その時の直前の状況は、もう、今思い出しても、気持ちがどうにかなりそうなぐらい責任感と重圧に押しつぶされそうな、何を食べても味がしない、眠れないような状態になった。
正直、それまでにもっと山場な案件は経験したけれども、状況も分からず、責任の無い中で、なんとかチームについていくという立場からすれば、毎日終電が半年続く状況が辛かったけれど、精神的には初めてメインを担ったときの方が辛かった。
そんなところからまた約3年が経ち、メインだったり、サブだったり、いくつもの案件を経験してきた。
実際に指導を任される後輩も増えた。
では、今の業務なら何でもできる、サクサクこなせるかというとそんなことはなくて、今でもそれなりにあっぷあっぷしていることも多い。
任される量が増えているのか、自分のやる気が落ちているのかは分からないが、とにかく忙しい人が多い仕事ではあるので、前者だと思いたい。
だた、今の仕事を変わらなかった場合、これからの業務発展性としては、結局同じことを、数多くこなすのか、難易度高いものをこなすのか、プレイングマネージャーを目指すのかみたいな話であって、革新的に新しい仕事に取り組むという感じではない。
だからこのままのキャリアで良いのか迷いや焦りを感じることも、しばしばある。
私は、以前からnoteにも書いているように、少し運命的に、元々やりたかった業界に転職時に入れたということもあって、根本的に自分の仕事が好きで、やりがいもある。面倒くさい仕事なので、多分何がしかやりがいを感じている人でないと残っていないと思う。だから、普段はしんどいしんどい言っているが、仕事が好きか嫌いかと言われれば断然好きだ。
この春の沼落ち失恋の時に、一度自分の仕事は何とかして続けられるだけは頑張ってみて、どうしようもなかったら諦めて彼についていこうという決断を自分の中でした後、実際そうならなかった自分の仕事へのモチベーションを取り戻すのにどれだけ苦労したか。
だから、今は、今後パートナーをや家庭を得られることになっても、仕事は続けようと思っている。
ただ、今年のペースだと、月に1~2回ぐらいは休日出勤もあるし、月に1回ぐらいは出張にも行っている。
こんな働き方をしていて家庭を持てるのだろうか。
この半年、鬼のように婚活を始めて、色々な男性と出会う中で、本当にキャリア観については考えたし、今でも悩んでいる。
男性から見たこういう働き方の女性という視点もものすごく考えさせられた。思っている以上に自分はいわゆるバリキャリなんだなとも感じた。
ここ数年で、職場の中でも年の近い先輩、同僚が立て続けに結婚したこともあり、自分の結婚についても現実味を帯びて考えた部分もある。
彼女たちは、別居婚をしている人もいれば、すぐに子どもを授かって今育児休暇中の人もいる。辞めてはいない。
周りに気を使いながらも子育てしながら私と同じ仕事をしている人もいる。
(もちろんフルパワーは無理で、時短にして、休日の仕事はしないなどしている。)
色々な事例があるからこそ、自分はどうしていこうか、みんなと同じように頑張れるのか?と考えてしまう。
冒頭の研修の話に戻ろう。
今回、研修の中でキャリアアンカーと、ライフキャリアレインボーというワークシートに取り組んだ。
キャリアアンカーはこの記事が分かりやすかったので貼っておく。
多分、昔の私だったら⑦の純粋な挑戦とかが出たと思うのだけれど、なんと今は⑧のライフワークバランスが一番高かった。
その近似で、③の自立・独立、⑥奉仕・社会貢献が出た。
やっぱり、もはや仕事だけを追求しようという気は今の私にはなさそうだ。
自由にやりたい方で、何か自営でできるようなスキルをつけてというのも良いのだけれど、挑戦していたいし安定していたいから会社の人間では居たい。
もう一つ、ライフキャリアレインボーの考え方に沿って、自分の30歳台、40歳台、それ以降10年ずつぐらい、どのような役割を担っていくのかについて考えるワークをして呆然とした。もし家庭(妻)や母(子どもを持つこと)を選ぶと、おのずと仕事につかえるリソースは減ってしまうということが可視化された。
めちゃくちゃ当たり前のことなのに、そうやってパーセンテージで可視化されると、やはり家庭を持って、妻であり母になろうとすると、そこに割かれるリソースはものすごい量だということが身に迫ってきた。
今の仕事のこなし方では無理だろう。
そうなっていく中で、どうしていくのか。
正直答えが出たとは言い難い。
ただ、色々な人と話せば話すほど、今の私は思いの外仕事によって成り立っているアイデンティティの比率が大きいと感じるし、本当に若かりし頃、自信が無さ過ぎた人間が、まだ少し前向きに出会いを見つけてみようかとか、新しいチャレンジしてみようかと思えるようになったのも、前職と今の職場での仕事が鍛えてくれたおかげなのだ。
選択肢がある状況ではなく、やむなく営業系の職種についたため、人見知りが改善されて、今ではそんなこと言われることはなくなった。
比較的レベルも年齢も自分より高いクライアントと渡り歩かなければいけないため、はったりも利くようになった。
正直、婚活で人と会うのが苦でないのも、仕事が授けてくれた経験値だと思っている。
だから、もし今後、新たな人生の役割を担うライフステージの変化が訪れたとしても、完全に仕事を切ってしまうことは、私を成り立たせる意味でも危ないのではと考えている。
もちろん分からない。続けられないような体調や家庭の状況に追い込まれてしまうかもしれないし、あまり器用でないから、色々なことをいっぺんにやろうとしてパンクしてしまうかもしれない。
きっとそういう女性は多いだろう。
今回の研修で感じたのは、キャリアは流動していくものだということ。
会社から求められる立場(Must)、今できること(Can)、今後どうしたいか(Will)のかけ合わせ。
昔、転職活動の頃にリクルートのセミナーで聞いたようなことだなと思い出した。
今の私は何ができる(Can)だろう。
そして、何をしたい(Will)だろう。
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