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乳がん手術から100日経過

4月29日で、乳がん手術からちょうど100日でした。

100日経過しての所感としては、、、
・まだ途上ながらも確実な身体の回復を実感
→1日暮らすのに精一杯という状態を脱し、寝る前にストレッチするとかいう体力的余裕も出てきた
・全摘という事実に慣れ、ショックとか悲しみとかあまり感じなくなった
→右胸はもはや、エキスパンダーによって左胸より大きくなっていて、視覚的に胸が無いとは思えないことも大きい
・その一方、手術への恐怖心が残っていて、右胸早く再建したいけどまた手術か…という複雑な感情がある
・乳がん疑いから半年駆け抜けてきて、やっぱりそれなりに精神が摩耗したなと感じる

順調な身体の回復と右胸再建の進捗が嬉しく、暮らしていく上での大きな励みです。
その一方で、急な乳がん発覚から治療まで怒涛の時間を駆け抜けてきたことによる疲れを、今になって自覚してる側面があるように感じます。
GWが1ヶ月くらいあって、もっとゆっくり休めたらいいんだけどな、とか思う。

振り返れば、1番辛かったのは、昨年10〜11月の乳がん検診に引っかかってから乳がん告知を受けるまで時期だったかもしれません。
乳がん「かもしれない」
乳房全摘しないといけない「かもしれない」
進行している「かもしれない」
全てが「かもしれない」で、何事もないことを願いながらも、最悪を想定していろいろ調べ、毎日神経をすり減らしていたあの頃。。

告知を受け、紹介状を持って東大病院を受診主治医が決まってからは、状況もやるべきこともクリアになり、疑問や不安は主治医が解決してくれるようになり、告知前より断然ラクになりました。
告知前より、告知後の方がラクになるという珍現象。

そして入院・手術。
がんがどうとかより、右胸を全摘出することによる、もう言葉では表現しがたい悲しみと切なさがありました。
病院のベッドで、昼夜を問わずただボタボタと涙を落としていたことも。
ただそれも、全摘の傷を直視し、エキスパンダー挿入によって再度膨らみ始めている右胸を確認することにより、少し変わっていきました。
傷が想像よりずっと綺麗…!
右胸は無くなってしまったけれど、もう再建が始まっているんだ…!
というポジティブな気持ちが自然発生。

退院後の実母のサポートも相まって、精神的な回復もわりと順調だったな。。。

病理検査の結果、私の右胸に巣食っていたのは浸潤性微小乳頭癌という特殊型乳がんで、がん全体の中でも希少がんに位置付けられていたものだったのは、想定外中の想定外で、今でも結構ゾッとするのですが。
それでも、何だかわからないよりは、何だかわかった方が、私の精神衛生上ずっと良い。
立ち向かいようも対処のしようもあるから。

こんな感じで、私の場合は、告知後→手術後→病理検査結果判明後と、時を経るごとに気持ちがラクになっていきました。
ステージ1且つリンパ節転移も脈管侵襲も無しという結果あってこそだとは思うけれど。

右胸失くなったら絶望するかな、とか術前に一瞬考えたこともありましたが、実際のとこ別に絶望などしなかった。
あくまで私の場合は、ですが。
全摘後の人生も別に悪くない、ちゃんと楽しい。だからきっと大丈夫。
…って、出来ることなら過去の私と、これから手術に挑む方に伝えたい。
ステージ0,1の早期で全摘を余儀なくされることは本当に辛いのだけれど、それでもちゃんとそれを越えて生きていけると。

そんな100日。

まぁ私も足元では、ホルモン療法の副作用に難儀していたり第二子産みたい問題棚上げしてたりといろいろあるのですが、今元気に生きている喜びを目一杯抱きしめて、これからも一歩一歩進んでいこうと思います。

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