官僚の妻
一度使ってみたかったワード。
ほんの出来心です。すみません。
夫の職業は国家公務員。
中央官庁に勤める、いわゆる官僚。
よもや自分が官僚と結婚するなんて、想像もしていなかった未来……。
夫と知り合ったのは学生の時。
(私は最終学歴が女子大院ですが学部は共学校)
同じ専攻の先輩後輩として出逢いました。
互いにまだ何者でもない学生だった頃。
少人数のアットホームな専攻の中で、気さくで優しく細やかな夫はムードメーカーの1人でした。
私達の大学から国家Ⅰ種(現:国家総合職)に合格する人は多くなかったので、夫が受かった時は専攻内で結構な騒ぎに。
という程度の思い出しかない学部時代。
夫と私は、徹頭徹尾ただの先輩後輩。
何の浮いた話もありませんでした。
それが夫が官僚になって数年、私がM3(=修士課程3年)で人生の迷子だった頃にひょんなことで再会し、それから2年ほど経って付き合い始め、更に1年後に結婚するわけですから、人生ってわからない。
結婚当初、「どうやって官僚なんてつかまえたの 」と真顔で聞かれることもありました。
私の場合は、学生時代の先輩と社会人になってから再会し恋愛に発展して結婚した、その相手の職業が官僚だったというだけ……
結婚に際して印象的だったのは、私の実家に挨拶に行く前、夫が「この職業で結婚に反対されるとは思えない」と豪語したこと。
そして私の父が「官僚で反対したら次がない… 」と母に言った(と、後に聞いた)こと。
官僚の自信と社会的地位すごい 爆
あと、夫が結婚すると知った議員さん達から、結婚式に出席したい、祝電を贈りたいという申し出が相次いだのも驚き。
(親族のみの式なのでと夫が全てお断りした)
ただただ官僚すごい 爆
結婚関連で妙に記憶に残っている出来事が、結婚後の住まいを検討した際のこと。
官舎に住むという選択肢がありましたが、官舎は自分で選べない上に絶望的にボロいところもある、という話を聞いて二の足を踏み。
私の勤務先(比較的大手企業)の手厚い福利厚生制度に物を言わせて、私が納得のいく賃貸物件を選びました。
結婚当時は、私の方が年収高かったくらいなんですよね(小声)
そんなこんなで、官僚の妻枠で10年近く生きている一般市民の私です。