乳がん手術から365日
1月26日で、手術から丸1年を迎えました。
長くてあっという間だった1年。
去年もコロナ感染者が多く緊急事態宣言が発令されている状況で、予定通り入院までたどり着けるのか、無事に手術が行われるのか、終始ハラハラしていたことをよく覚えています。
結果的には、今年の方が厳しい状況ですが・・・
手術自体は、右乳房全摘出、センチネルリンパ節生検、ティッシュエキスパンダー挿入の3本立てでした。
あれから1年経ち、本当にありがたいことに、手術前とほぼ変わらない日常が戻ってきています。
ホルモン療法の副作用が辛いとか、右手の感覚が今だにおかしい時があるとかいう、マイナートラブルはあるけれど。
生きていること、当たり前の日常があることに、これほど感謝した365日は無かったかもしれません。
365日終えてみてこれからを考える時、まずは、兎にも角にも再発なく10年間の経過観察を終えることが大きな目標です。
ホルモン療法も10年間の予定で、できれば中断して2人目を産みたいけれど・・・これはどうかな。
未来は良くも悪くも不透明。
でも、確実に未来がある幸せを噛みしめています。
半ば自分のメンタルを保つために書き始めた乳がん関連noteも、想像よりずっと多くのアクセスをいただくことになりました。
記憶はどんどん薄れていきますが、読み返すと当時のことがよくわかり、自分にとっても貴重な記録になっています。
文章を書くことが好きで本当は物書きになりたかった私が、こういう記録を書き続けることになるとは、これまた想像しなかった。
35歳未満で発症する若年性乳がん患者は、乳がん全体の2.7%程度と言われています。
加えて私の乳がんは、人口10万人あたり6例未満しか症例がないとされる希少がんに分類されている、浸潤性微小乳頭癌。
ムダにマイノリティを極めた私は、これから社会に対して何を為せるだろうか。
そんなことを考えながら、2年目を歩き始めています。
まだ再建も完了していないし、これまで余裕が無くて書けずにいることもたくさんあるし、引き続きnoteもコツコツ書き続けます。
乳がん以外のことも、もう少し書いていこうかな。
ちなみにちょうど今日で退院から1年!