再建途中だけど温泉行ってきた
2022年の初note。
2021年は手術目前で、そんな情緒も何もなかった。
すでに1月も中盤ですけれども、今年もマイペースに書いていこうと思います。
さて掲題のお話。
年末年始は、夫の地元の富山に帰省していました。
夫の実家、氷見温泉、越境して和倉温泉それぞれ1泊という3泊4日の行程。
元々、夫も私も温泉大好きで、コロナ禍以前は毎年どこかしらの温泉へ出かけていました。
早くまた気兼ねなく温泉に行きたいというのが、右胸の一次二期再建を決意した理由になったくらい。(わりと不純な動機)
私は2021年コロナ禍真っ只中で乳がん治療に突入したので、旅行だの温泉だのというのは二の次の状況でした。
温泉に行きにくくなったな…とかいう悲しみをあまり感じなくてよかったという点では、まぁタイミング良かったとも言えますが。。。
昨秋〜年末時点では社会的にも感染が落ち着いていたので、2年ぶりに帰省することになり、我が家的には自然と温泉へ行きたくなるわけです。
とはいえ、昨年8月にインプラント挿入まで済ませていたものの乳頭乳輪は未形成で、非常に中途半端な状態の胸を抱えている私。
どうしようかなー(何を?)と一瞬思いましたが、温泉欲に全く勝てず、深く考えずに温泉行き決定。
こうして、2022元旦から乳がん罹患後初の温泉へ繰り出したわけです。
宿泊したのは、以下の2ヶ所。
氷見温泉の永芳閣
和倉温泉の多田屋
私、かつて会社の上司からは「心臓に針金生えてるタイプ」と評され、且つ、己が思うほど他人は私のことなど気にしていないと考えてるタイプの人間ではあるのですが、それでもさすがに再建途中の右胸晒して大浴場に行く勇気はない・・・でも温泉入りたい・・・と、多少は思い悩んだ私の解決策は各旅館それぞれで以下の通りでした。
*永芳閣
夫が貸切風呂無料のプランで予約してくれたので、40分の短時間ですが気兼ねなく温泉入れました!
私は勝手に貸切風呂には家族3人で入るものと思ってたのですが(コロナ禍以前はいつもそうだったので)、夫の口から「1人でゆっくり入ってきていいよ」との言葉が・・・!
神が降臨した。
息子を夫に任せて、貸切風呂1人占めしました!!
それなりに歴史を感じるお風呂で、お湯は循環式でしたが、術後1年経たずに温泉に入れたことが本当に嬉しかった!
*多田屋
こちらは私が、抱月という露天風呂付客室を予約していました。
(お宿の予約・支払は夫婦分担制)
真冬の北陸で到底露天風呂には出来ず事実上の内風呂状態で、お湯も温泉では無かったのだけれど、ゆっくり贅沢な気分を味わえました!
ガラス越しでもわかる冷気が凄くてちょっと寒かったけど・・・
ぬくぬく優雅に1時間近く浸かっていて、夕食に間に合わないんじゃないかと不安視する夫と息子に急かされる始末。
こうして再建途中の胸を抱えた状態でも温泉旅館2泊を楽しめたのですが、いざ旅館に居たら、やっぱりどうしても気になるわけです・・・
・・・大浴場が。
大浴場行く勇気が無いとか言いながら結局、強欲な私は、2泊とも未だ外も真っ暗な早朝5時を狙って大浴場へ乗り込みました。
そうです、1番乗り&貸切状態を狙ったのです。
狙い通り、早朝の大浴場は私以外に1人いるかいないかレベル。
広い大浴場でわざわざ赤の他人に近づく人など無く距離は離れてるし、そもそも湯気でよく見えないしで、想像よりはるかにのびのびと大浴場を楽しめたのです。
内風呂のみならず、露天風呂まで制覇しました。
やっぱり、やっぱり、温泉最高!!
自分で書いてて、何の話だ…って気もしてきますが、工夫次第で意外と再建途中でも温泉行けちゃうんだなと思った次第です。
また行こう、と思えることの幸せを噛みしめて、今年も歩いていこうと思います。
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